次の車を選ぶ(前編)

車選びは楽しいものだ。
新車の場合はグレードやオプション、色や予算で悩んだり、値引きを交渉したりするのも醍醐味である。
中古車では同じ車種でも1台1台状態が違うので、掘り出し物が見つかるかも知れないという楽しみがある。
前車カペラCGは中古車ファンと言う雑誌で見つけて仙台から松戸市まで買いに行った。
当時はインターネットがなく、広告のたった一枚の小さい写真で判断していたのである。
不便を楽しめた時代と言えるかも知れない。

しかしながら今回の車選びは楽しくない。
正直に言うと未練を断ち切るため、後戻りできなくするための車選びなのだ。
条件は以下の通り。
①幅は1700ミリ以下。これは車庫の都合で、これ以上だと横を通って車両後部に行けない。
②助手席と運転席間を容易に移動できること。これも車庫の狭さゆえ、前向きに停めると運転席側ドアからの乗降ができない。タイトル画像の通りだ。
③車検が切れる前、9月中に乗り換え可能なこと。
④できるだけ費用は抑えたい。

③を除けばナディアがベストなのだ、と言う冗談はさておき、今回は必要に迫られての車選び。
積極的に欲しい車種はないので、繋ぎの足車で、新車は対象外。
強いて言えば新型フリードはなかなか好きなデザインだけど……乗り出しに350万は必要だろう。
高すぎるし、納期も掛かりそうだ。
話は逸れるが、みんな車の支払はどうしているんだろ。
今話題！の残価設定ローンや月賦(古い)では、途中で車が無くなっても支払だけが残る。
なので、私は家以外は現金一括払いをモットーとしている。

リーズナブルなところで、オーリスのスタイリングは魅力的。しかし、車高が低いうえに全幅1760mmであり、フロアシフトのため助手席から運転席側への移動は無理。


サイズ的にはパッソセッテは好適だ。マイナーチェンジすらされずに終了した車で、希少価値もありそうだが、希少過ぎてタマがなさ過ぎた。

本家ダイハツのブーンルミナスも同様。ハズシの美学とも言うべきクリーンなスタイルはもっと評価されても良かったのに。

ただし、路線バスみたいな3列目の平坦なシートはいただけない。



次の候補はラクティス。
シフトレバーの出っ張りが邪魔だが、なんとか前席ウォークスルーは行けそうな感じ。

これのパノラマルーフが近くにあったら決めていたと思う。


同様にＹＲＶにも心惹かれるが、こちらもタマ数がなく生産終了から20年も経過していることを考えると維持は困難だろう。
ウォークスルーは問題ないのに残念ではある。


ポルテとスペイド。
高さは良いのだが、ちょっと小さすぎるのと、なんかとっつきにくさを感じてしまう。
左右でドアの数もことなり、ドアミラーの位置も非対称だからだろうか？


実は大本命はラウムだったのだが、これも近場には選べるほどなかった。これも生産終了から14年も経っているので仕方ない。


ウイッシュもとても魅力的。
だけど長さが4590ミリと、ナディアよりも長いので狭い車庫ではバックドアが開けられない懸念がある。


となると、足車に徹してソリオかルーミー。
デザインはソリオの方が好みで、高さは良いが幅が狭いのがネック。


ルーミーはソリオよりも幅があり、ウォークスルーには一番適していそうだ。
顔が何種類かあるが、このギンギラギングリルや大口開けた顔はちょっとやだな。


このトールと同じ顔のルーミーもあるのか。

と言うことで、1000ccのルーミーで77万円のディーラー車を見るだけ見よう、となった。

次の車を選ぶ(中編)に続きますが、次回更新は週末の予定です。