
1月中旬の土曜日。
須坂からの帰路。いつもは下仁田の日昇軒でお昼を戴き、南牧村から上野村、志賀坂峠を越え秩父経由で帰ります。この日は夕方に北本市の歯科に予約をしており、ずっと254号線を南下しました。
玉淀大橋北の交差点を右折、橋を越えると左側に、「アリャ!?」と思うお店が。
向かいはセブンイレブン、ロードスターを駐車場に入れました。
要はバイク屋さんですが、その店外に並んだものが、何とも珍しかったのでした。
外装を外されたコレが、最もアヤシく感じました。
さて、正体は…。
アレマァ!
何とブリジストンです。
もう今では、ブリジストンがバイクを作っていた事を知る人は少なくなりました。
右側です。
後ピンになってごめんなさい。
キャブレターが見えます。
何と、ボクのKМ同様、ロータリーディスクバルブです!
こんなにアヤシいヤマハが。
サイドカバーには「305」の文字。
テール付きの大きなサイドバックを纏いますが…。
前後ともウィンカーはなし。
ひょっとして…。
やっぱりです。
マイルメーター、帰国子女です。
興味津々に見ていたら、中から初老の男性が出て来ました。
「寒いからお入り下さい。コーヒーを飲んで行って下さい」
お言葉に甘えました。
店内に並ぶラインナップです。
全て250CC以下の軽量車です。
「スゲー!」
窓際はスズキのウルフ。
自宅至近のバイク屋さんの2階ウィンドに飾ってありますが、こんなに至近で見たのはいつ以来か覚えていません。
ご主人が言いました。
「一番奥に、とっても珍しいのがありますよ」
コレもブリジストン。しかもツインエンジンです!
右側。
やっぱりロータリーディスクバルブです。
「うわ!ロータリーだ!」
「そーなんです」
左右からフレームを挟み込み、後方へ流れるカーブラインがセクシー!
左側。
ロータリーのツインは、とっても珍しいなぁ…。
英語の型式プレートです。
「BS-100GP」とあります。
とっても美しくレストアされています。
ブリジストンのバイクに出会うことは滅多になく、乗ったこともありません。
「好き・嫌い」ではありません。
16歳で免許を取った時、既に製造中止からかなり経っており、街中で見掛けることもありませんでした。なので全く知識がありませんが、「ホシイ病」が始まってしまいました。
これもマイルメーター、ウィンカーなしです。
ご主人によれば、心情的に小型車が好きなのだとか。
乗って楽しく、弄って楽しく、構えることなく乗れるから、だそうです。
ボクと全く同じです。
年に何回か買付に行き、こうして直しては販売しているのだそうです。
値段をお聴きしましたが、「●×▲」トンネルとか、「■◆」マツのプライスからすれば、破格です。もっとも、そういうお店では。この種のバイクは販売していませんが(笑)。
小一時間ほど、コーヒーを飲みながら軽量車の魅力をご主人とお話しさせて戴きました。
買う、買わないは関係なく、それ以前に一人の「バイク好き」として訪問客と接して下さりました。
外にはこんなモノも。
何故、「125」なのか、質問しました。
…正解は「一つあたり」だそうです(笑)
奥に見えるジョグは、全くの「新古車」。
オドメーターは2キロ程度でした!
こちらのお店、ホント目の毒です。
でも、軽量クラスがお好きな方には、お薦めです。
珍しいバイクを目前に、ご主人との楽しい語らいを楽しめます。
テクニカルスポーツワン
369-1221
埼玉県大里郡寄居町保田原185-4
048-580-0120
※お店が開くのは土曜と日曜だけ。
それ以外は、バックヤード作業だそうです。
ブログ一覧 |
お出掛け | その他
Posted at
2019/02/17 15:26:14