
昨日はあきる野の小机邸を訪れ、144年を経た白亜の邸宅に圧倒され、感銘を受けました。想像を超えたスケールの建築を目の当たりにすると、自身の存在の小ささに自ずと気づかさせられます。きっと、それを『感動』と呼ぶのだと思いました。
今日は「家事の日」。
リビングルーム、2か所のトイレット、バスルームを掃除。次いで母に頼まれて包丁3本を研ぎました。最後は愛犬の風呂入れ。我が家の迷犬「ぶれいきー」は大の風呂好き。ボクも裸になり、ブリキの盥にお湯を入れて洗ってやると、喉をグフグフ鳴らして喜びます。結構長風呂になるので、毎回のぼせてしまいます。それで今、ビールを飲みながらパソコンを打っています。
閑話休題。
ボクは常にカメラを携えていますが、ここをアップデート出来るのは基本的に週末だけ。写真のストックが、どんどん溜まってしまいます。
今日はそんな中から、ボクのお気に入りの喫茶店をご紹介します。
こちらは「コーヒーの店 ドゥー」さんです。
訪問日は今年2月21日。
目黒駅東口を出た処に建つ雑居ビルにあります。
こんな素敵なランプが、入口の横で優しい光で迎えてくれます。
創業は1973年、歴史あるお店です。
こんなお洒落な出窓があります。
入口から短い階段を上がり、右にこの扉があります。
「中2階」的なポジションです。
扉を開けると
「いらっしゃいませー」
還暦過ぎと思われるマスターが迎えてくれます。
ボクは普通に「ブレンド」をお願いしました。
お店の内装は、木と赤を基調としたもの。よく計算されたデザインで、どの席に座っても、ボクはこちらの居心地がお気に入りです。
初めて訪れたのは、まだレコード会社に勤めていた独身時代。
西口には今も「目黒シネマ」という小さな映画館があります。川越スカラ座と同様、たとえ有名な作品ではなくても、選りすぐりの秀作を上映してくれます。目黒シネマを出てこちらに入り、コーヒーを飲みながら感動の余韻に耽溺したのでした。以来、目黒で映画を観た後には必ず寄るようになってしまいましたが、夕方に会社を出て帰宅する途中、読み掛けの小説に浸りたい時なども、途中下車して立ち寄っております。
カウンターの端には、水出しコーヒーの機材が置かれています。
出窓の席は、こうなっています。
手作り感のあるクッションがイイ!
カウンターの中には、こんな素敵なコースターが並んでいます。
以前、マスターにお聞きしたら、ロートレックだとか。
海外出張がまだ珍しかった時代に、お客さんからお土産で戴いたそうです。
お願いしたブレンドが出て来ました。
ひとつひとつ、お客さんの前で、サイフォンで丁寧に淹れてくれます。
苦みの中にも、優しい味わいがあります。
客層は、やはり中高年が大半。
独り客が多いですが、男性同士、女性同士のグループもいらっしゃいます。大きな声で喋る人は殆どおらず、こちらでの過ごし方をわきまえている方ばかりです。
また、ここでは喫煙が可能です。
たばこが苦手の人にはあまりお薦め出来ないかも。かく申すボクは、嘗てはこちらで吸いながら本を読んだもの。スッパリ止めて久しくなりますが、元スモーカーなので、殆ど気になりません。「大人のスモーカー」の方には、うってつけのお店です。
こういう「味のある」喫茶店、本当に少なくなりました。
「昭和モダン」好きな方にお薦めします。
ドゥー
東京都品川区上大崎2-15-14
03-3444-6609
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Posted at
2020/05/31 15:42:20