
20日の日曜日。
座間のR.S.アイザワさんを出ると、丁度お昼でした。
ちょっと離れていますが、こちら伊勢原市の「○鈴大勝軒」さんを訪れました。
13時ジャストでしたが、営業中の札が出ていました。
こちらは「味と心を守る会」の所属です。
ピークタイムを過ぎていたからか、お客さんはボクだけでした。
メニューです。
もちろん、「特製もりそば 麺少な目」をお願いしました。
大勝軒のお店では、どちらにもご主人が修業時代に山岸さんと一緒に撮った写真が飾られています。こちらで「おやっ?」と思ったのは右下の写真。今は亡き江古田大勝軒です。
「おまちー」
ご主人がカウンターの中から渡してくれました。
おー、いい眺めです。
麺は中太。柔らか過ぎず、そこそこ締まったもの。
茹で上げた麺をざるに入れて洗い、さらにボウルに入れて手で丼に入れてくれました。持ち上げると麺から水滴が「ポタリ、ポタリ」。山岸さんの遣り方そのものでした。
スープは、「甘・辛・酸」が33.3ずつですが、醤油や魚介の塩味がかなり強いものです。更に豚の脂分がかなり含まれています。うまい表現が思いつきませんが、所沢のスープをさらに煮詰めたような印象です。
40年前。
ボクが大学入学直後。まだ東池袋は山岸さんと奥様、それに妹さんの三人で切り盛りされていました。この頃の味は今と比べて遥かに荒々しく、ダイナミックなものでした。こちらのスープの味は、あの頃のものにかなり近いと感じました。
メンマは薄味でコリコリとした歯応え。
デフォルトで茹で玉子半分が入るのは、山岸流を継承しています。
お弟子さんのお店では、何故かデフォルトの玉子半分を入れないお店が多く見受けられます。例えば二代目の東池袋本店では入りますが、同じ経営なのに南池袋では入りません。デフォルトでは入れず、トッピングで1個を別料金で販売する手法で、こういう商売のお店に行くと、何だか寝覚めの悪い思いがします。
チャーシューは固いもも肉ではなく、柔らかいバラっぽいもの。こちらは素直においしく感じました。
という訳で、残さず食べました。
麺の丼には、水が残っています。
東池袋やお茶ノ水が洗練されたスタイルとすれば、こちらは本当に初期の東池袋の味です。
神奈川県でもかなり西のロケーションですが、ボクはまた行こうと思いました。
ごちそうさまでした。
○鈴大勝軒 伊勢原店
神奈川県伊勢原市東大竹945-3
0463-93-9905
11:00~15:00、17:30~20:00
水曜休
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ラーメン(丸長・東池袋系) | グルメ/料理
Posted at
2020/09/22 08:49:28