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2022年07月24日

アール・エス・アイザワ(神奈川県座間市)でエンジン換装 その2

アール・エス・アイザワ(神奈川県座間市)でエンジン換装 その2  昨日23日。
 金曜日にエンジンの載せ替えが完了したとの連絡があり、アイザワさんへ行って参りました。代車のアルトから降りると、早速社長が、

「おー、見るかい?」



 先週、ファクトリーで吊るされていたエンジンが、見事に収まっていました。見慣れたヤレ姿ではなく、キリッとした見栄え。何だか、人様のクルマを眺めているような気分でした。



 それにしても、耐熱ブラックのヘッドが精悍…。
 ボクが特にお願いした訳ではありませんが、この仕上げ方、顧客の気持ちを手に取るように理解されています。さすが全国区の専門店。

 社長から「500キロまでは3000以内、その先1000キロまでは3500以内」との指示がありました。
 また今回、エンジンに繋がる全てのホース類を新調しましたが、接続部はただ締め上げれば良いというものではなく、「馴染み」は素材の硬軟度や張り合いの具合に左右される、場合によっては「漏れ」が発生する可能性がある、なので200キロ毎に目視チェックを行い、発生した場合はあれこれ弄らず直ぐに訪店するようにと言われました。
 …うーん、奥が深い。

 帰路の印象。
 3000以上は廻していませんが、明らかにトルクが強くなりました。発進時に従来のタッチでクラッチを繋ぐと、エンストに。昨日は3回ありました。振動は以前と変わらない印象でした。元々「飛ばし屋」ではありませんが、暫くは大人しく乗るつもりです。

 

 閑話休題。
 


 相応に距離が伸びたNAに乗られているオーナーの方で、この先どうしようかと考えていらっしゃる方は、結構多いと思います。今回、いろいろと勉強しましたので、過去にご紹介したことも含め、少し記してみます。

①NAのエンジンは、定期的にオイル交換を行っても、走行17万キロを境に下り坂に向かう。直ちに壊れることはないが、エンジンを構成するパッキン類、ホース類がヘタり、オイル滲みやモレが顕著になってゆく(注: まさしくボクのクルマがその状態でした)。

②マツダから新品エンジンの供給はない。「リビルトもの」は品番を設定せず、車体番号の併記を条件に受けていたが、それもなくなった。

③エンジンの載せ替えが必須の場合、中古やネットで「リビルド」を謳うものを使う方法もあるが、いずれも走行距離や、何処をどう「リビルド」したのかは不明。明日壊れる事態もあり得るので、オーナーの自己責任。

④マツダの部品供給体制の問題。頻繁な価格改定(値上げ)と「割り当て出荷」。オーバーホールのためバルブ16本を発注しても、未満数量しか入らないことは珍しくない(しかも数量は入ってみないと分らない)。

⑤旧いモノは「手が掛かる」。NAは最も若くても既に25歳。日頃から頻繁な点検とメンテが必要。定期的なオイルとエレメントの交換が不可欠。それを行ったとしても、①の事態は避けられない。

⑥「ご老体」には「労わり」が必要。日頃から丁寧に扱う(社長曰く: 乱暴にクラッチを扱う方のクルマでトラブルが発生。開けてみたら「板」がすっかり炭化していたとか)。

⑦避けて通れないのが「維持費」。今回、相応の金額になりました。退職間近のサラリーマンには正直、かなり「痛い」出費。でも、車齢25年、走行19万キロのNAで頻繁に須坂を往復する「酷使」。どうしても避けて通ることは出来ませんでした。実は過去に、治療を優先し軽への乗り換えを考えもしましたが、中古でも軽は結構なプライス。ゆくゆくは換装かなぁ、と、この時おぼろげながら思い始めたのでした。




 ボクの場合。
 若い頃からオートバイ派で、クルマ歴は息子が生まれてから。
 中古のカムリ、新車のミニカトッポ、新車のアトレーを乗り継ぎ、妻を亡くしました。亡くなり方が惨かったこともあり、当時高校生だった息子とサイド・バイ・サイドで話をすることを目的に買ったのが4万キロのNAでした。当時43歳、イイ歳をコイてからのNA。「ブン廻し」などとは無縁、ごくフツーに乗り続け、途中からアイザワさんに通うようになり今日に至りました。それでも社長の言葉通り「17万キロ」はやって来ました。

 このクルマを愛して止まぬ者の一人として、皆様が長く乗れることを願っております。

【きょうの「オマケ」①】



 ついでに、ドアモールをつけて貰いました。
 オールペンをしましたが、どうしてもココは痛みます…。

【きょうの「オマケ」②】



 純正のオーディオが半年前に壊れ、ラジオを受信しなくなりました。
 頻繁に長野県須坂市を往復するため、交通情報が聴けず、とても不便…。
 アイザワさんにあった中古のカロッツェリアを移植して貰いましたが、説明書がなくチンプンカンプン。ネットで調べるつもりです…(笑)。

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Posted at 2022/07/24 07:10:29

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この記事へのコメント

2022年7月24日 10:26
エンジン換装完了、おめでとうございます。
新たなステージの始まりですね。

初期型のロードスターは、相当数がまだ走っているのが現状で、維持にはあまりナーバスにならなくていい車種かと思っておりましたが、かなり酷な現実があるのだなと認識したところです。

 RSでの信州への通院は、それ自体が「治療」の一助にもなっているかと思います。ニッポンの四季を愉しめますでしょうし、各回の「寄り道」記事も楽しみにしているところです。だから「酷使」ではありませんね!。

 追伸、慣らしが完了したら、奥日光への「大ヒルクライム大会」を敢行しましょう(笑)。中宮祠の茶屋で、たくさんお饅頭を振舞わせていただきます!。
コメントへの返答
2022年7月31日 6:10
NAは製造中止から25年。確かに多くが残存していますが、今回の経験で、立派な「大古車」と痛感させられました。メーカーはレストアを手掛けてはいますが、対象の年式は限定され、しかも受け付けている台数はごく僅か。ユーザーありきのプロジェクトではなく、メーカーのコーポレート・アイデンティティを宣伝するための一戦略のように感じます。なので、このクルマに乗り続けたいボクのような一般ユーザーは、アイザワさんのような専門店に頼っているのが現実…。カワサキのW1とほぼ同じ状況と感じます。

昨日、新しいエンジンで、初めて須坂を往復しました。盛夏の信州は碧が眩しく、平日の東京を忘れさせてくれました。別途、ご報告しますネ!
2022年7月25日 11:49
何ともお美しい姿で、別の車種みたいですね。
Wをオーバーホールした時に、ピストンの動きがとても硬い気がしましたが、似たような感じでしょうか?
これで暫くは安心できますね。
私は今回の故障で久々に安心の大切さを知らされました。

先程主治医から連絡がありました。
4番シリンダーにオイルが入っているとの事で、バルブ廻りは問題なし、圧縮も正常なのでピストンリングではないらしいとの事です。

残るはヘッド部のガスケットにクラックが入ってそこからオイルが漏れる可能性があるので、ヘッドを外して確認するそうです。
ガスケット交換で済めばいいのですが… さて。
コメントへの返答
2022年7月31日 6:23
その後、ホワイトリミテッドは如何でしょうか?

普段は何ともなくても、現実は25年生。定期的なメンテは大切ですよねー。ボクは車齢20年を過ぎてから須坂通いが始まり、急激に距離が伸び始めました。さすがにこの年式をここまで酷使するのは不安で、これまでアイザワさんで細かく面倒を看て貰いました。おかげで高速で停まる事態はありませんでしたが、遂にエンジンが限界との診断を受けました。

Wと同様、旧いモノに乗り続けるには、定期的なチェックと労わりが大事ですねー。

昨日、新エンジンで須坂を往復しました。別途、ご報告致します。
2022年7月31日 19:42
>A.B.やY.H.で機関内の洗浄を行っているけれど、あれはやらないで、とのこと。
>確かにスラッジは落ちるけれど、それがピストンリングに落ちて固着してしまうのだそうです。

↑は、ArtBlakeyさんの記事(2021年12月19日 クランク角センサー Oリング交換)で、私の書き込みに対して貰ったコメントです。

今回の症状はまさにこれの様で、
「ピストンリングがスラッジによって縮んだ状態で固着し、隙間が出来てオイルが入ったと思われる。」との事です。
白号はATなので、ほとんど回転を上げて走らないことも原因になるそうです。
余計な事はするもんじゃないと実感。

で、只今スラッジを落とすべくカーボンクリーナーで漬け置き状態で、これで直ればいいのですが。

ヘッドまで外したついでに、バルブシールと手持ちのクランクアングルセンサーの交換を行う予定です。
ですが、あるはずのセンサーが何処にも見当たらなくて捜索中…。
どこにもないんです…。😢
コメントへの返答
2022年8月13日 12:26
oota2kさん。

返信が大変遅くなり、ごめんなさい。ご承知の通り、猛暑のお盆前で、仕事が大変なことになっておりました。今日からやっと三連休、少しだけゆっくり出来そうです。

それにしても、アイザワさんの指摘は的を得ていると実感しました。やはり餅は餅屋、さすがですね。

ところでホワイトリミテッド号は回復しましたか?後学のためにお聞かせいただければ幸いです。
2022年8月13日 13:57
昨日、白号無事に戻って参りました。
無事と言ってもエンジンが暖まるとまだ少し白煙が出る状態です。
始動時は正常なので、ピストンリングの固着は直っていてエキパイから触媒やマフラーにかけて残ったオイルが燃えているようです。

バーダル社のリングイーズというカーボン除去用のオイル添加剤を明日入れる予定で、3千キロ程走行するとかなり強力にカーボンが取れる見たいです。
取り敢えずエンジン交換は免れたので、良しとします。

今回の作業では、ヘッドまで下ろしてシリンダー内の確認やカーボン除去を行いましたが、もしピストンリング固着の情報を知っていたなら、初めからカーボン除去だけで済んだ可能性もありました。
念のためオイル下がりに備えてバルブスリーブを交換してもらい、工賃も結構値引きしてくれましたが総額12万円超でした。
中々判断が難しい部分があり、特に最初に圧縮を計った際標準の圧縮があるのに、オイル上がりはすると言う症状が未だに???です。
まあ、対応としては納得しています。

主治医からは、これでもしエンジン交換になった場合は、今回の工賃分も含めて考えてくれるとの話が貰えたので、感謝です。
 
と言うことで暫く様子見的な感じですね😅
コメントへの返答
2022年8月21日 7:13
oota2kさん。

いやはや、大変な目に遭われましたね。心中お察し申し上げます。修理費も結構なもの、それでいて完治とは判断が不能とは、不安がつきまといますね。

エンジン換装時の「お勉強」の約束は有難いけれど、そうならないことを祈っております。

閑話休題。

昨日、ボクは須坂を往復しました。記事にしましたが、佐久穂のENDRESS 130 COLLECTIONを訪れ、食事と博物館、古道具屋などを詣でました。141号線を南下。16時に須玉インターから中央道に乗ると、何と談合坂から先はずっと渋滞…。おまけに圏央道は事故と落下物による2か所渋滞との情報が!諦めて上野原で降り、雨の中をクネクネ細い山道を登り、五日市と青梅を経由し帰宅したのが20時!クタクタになりました。

プロフィール

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