
ちょっとご無沙汰してしまいましたが、皆様お元気でいらっしゃいますでしょうか?ボクは3月16日に腰を痛めてしまい、暫くぴょこぴょことした足取りで会社に通いました。全く身に覚えがなく、朝起き上がった瞬間に激痛が走りました。整形外科に行くと、就寝中に寝返り等が原因で「ギックリ腰」になることは、そんなに珍しくはないとのこと…。こんな事ってあるんですネ!
さて、痛みが少し落ち着いた23日、こちらに立ち寄りました。
仕事で群馬県を訪れた途中、午前10時25分に到着です。埼玉県加須市の熊本ラーメンのお店「みち丸」さん。県道46号線を北上、埼玉大橋で利根川を越え暫く走った右側にあります。この辺りは嘗ては北葛飾郡北川辺町でしたが、加須市に吸収合併されました。有名な埼玉・栃木・群馬の「三県境」に近く、まさしく埼玉県の最北。辺りは田畑と物流倉庫が殆ど。都心では有名な「桂花」で熊本ラーメンを堪能できますが、こんなロケーションに存在するのは、ちょっと驚きです。
開店は10時30分。到着とほぼ同時に扉が開き、ご主人が暖簾と旗、幟を掲げました。何も出ていなければ、全く普通の民家…。
こちらを訪れるのは、ほぼ10年ぶり。前回はファインテックフカイのツーリング時。仕事で集合時刻に間に合わず、単独で宿に向かった時に立ち寄りました。この時、ここの味に感動した直後に東北道に入りましたが、宇都宮インター手前500メートルの処で漏電が発生、バッテリー周辺のハーネスが焼けて立ち往生、あえなくドナドナとなったのでした…。
カウンター席に座り、壁のメニューを眺めます。
ラーメンの並、大、特の他、めんたいと梅のおにぎりだけ!チャーシュー麺のメニューは、黒マジックで潰されています。
そんなに沢山は無理なので、並をお願いしました。
その直後。
扉が開き体格の良い男性が入店、特盛とめんたいおにぎり2個をオーダーしました。この方の来店から入店客が相次ぎ、カウンター3席と奥の4人掛けテーブルは、あっと言う間に埋まってしまいました。
営業は何と12時45分までの、たった2時間15分。みんな狙いを定めて訪れているように思いました。極端に短い営業時間の上、かなり辺鄙な立地。まさしく「幻の店」という表現が相応しく思います。
カウンター上には箸とコショウだけ。爪楊枝すらない潔さ。
奥様が麺を茹でてスープを注いだ丼に入れると、ご主人が具材を盛り付けて出してくれました。
…どうですか?この表情!
これが、おいしくない訳はありません。
大量の青葱の下には、チャーシュー、キクラゲが潜んでいます。
麺は熊本ラーメンそのもの。太さはさほどでもありませんが、ストレートで硬い食感。啜るとどんどん口に入ります。
スープは白いトンコツ。浮いた脂にはニンニクの風味がありますが、桂花などの所謂「マーユ」と呼ばれるものに比べれば、遥かに軽いもの。女性によるプロデュースらしい、優しい味わい。
チャーシューは二枚かと思い撮影しましたが、もう一枚、スープに潜んでいました。小さな薄切りですが、脂分を含んだ柔らかいもので、優しいスープとベストマッチ!コリコリとしたキクラゲを箸休めに戴きました。
半分に切った煮卵。醤油が沁みた固茹でで、これはホントにおいしい!トッピング・メニューがあれば、絶対に頼む逸品でした。
という訳で、スープまで飲み干してしまいました。普段は血圧を憂慮して残しますが、この「幻の店」の逸品の誘惑には勝てませんデシタ(笑)!
皆様も、チャンスがあれば是非訪れてみて下さい。
きっと、また行きたくなると思いますヨ!
みち丸
埼玉県加須市麦倉1700-8
0280-62-4366
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熊本ラーメン | グルメ/料理
Posted at
2023/04/02 07:42:31