
相変わらず猛暑が続いていますが、皆様お元気でしょうか。
ボクは3月末で退職。以来ある国家資格取得を目指し、7月13日の試験終了まで、家に籠り勉強の日々でした。おかげで「退職ショック」は比較的軽かったと思いますが、終了後は「もぬけの殻」状態に。家でいろいろな方の「退職体験」ブログや動画を見る毎日。「…ボクだけではないのだなぁ」と、しみじみ実感しております。
これからの「人生第二幕」をどう生きるか、毎日模索しています。
ただ、従来のように「働く」第一主義から、少しずつ変わり始めています。一般的に、男性の健康寿命は72歳とされています。ボクはあと8年。残された時間を、これ迄と同じ生き方をしたら、何だか勿体ないとも思い始めています。そう、人生の最終章を「どう生きる」かと「いつこの世を去るか」は、表裏一体の関係にあると確信するに至りました。
幸い、ボクは35年12月生まれで、最後の特別支給の年金が支給される年代。この12月から開始で、9月には年金機構から申請書類が届くはず。8月からは失業手当も出ますので、あまり焦らず今後の生き方を模索しようと思い始めました。
閑話休題。
去る3日、土曜日。
矢鱈と暑かったけれど、水面が見たくなり、奥多摩へ。お昼が近づき空腹を覚えた時、以前にネットで知ったお店の存在を思い出し、早速向かいました。
此処は山梨県小菅村。奥多摩の大麦代駐車場から30分くらい。「道の駅小菅村」のすぐ下にある「麺処 梅ノ木」さん。当地産の味噌を使用した、味噌ラーメン専門店です。
小さなお店。こんな山奥の立地なのに、到着すると3人待ち状態。撮影はのれんだけに止めました。
店の外に、メニューがありました。
チャーシューと角煮には、ご当地産の「富士桜ポーク」を使っているとの蘊蓄が。チャーシューと角煮が大好物のボクは嬉しくなりました。
15分ほど外で待ち、店内に案内されました。
カウンター6席、4人テーブル2つの、こじんまりとした空間。開店から2年。まるで和食のお店のような雰囲気です。
券売機で「特製味噌」を買い求めました。
器は一般的な陶器の「丼」ではなく、漆器。
高級感があります。
味噌専門だからでしょうか、カウンター上には七味と山椒。
やがて到着しました。
ウワー、これはオイシソー!
スープは緩い粘度があります。
一口、含みます。
一般的な味噌ラーメンとは異なり、かなり淡麗で上品な味わい。まるで酒粕を入れているかのよう。特に「札幌ラーメン」のように、濃厚で炒めた挽肉が入ったタイプとは、真逆の方向性。このタイプは初体験!
麺は、ほぼストレート。啜るとスルスル口に入ります。これまた独特。何でも、甲府市の製麺所に特注で作ってもらっているそう。
チャーシューは大きく厚いものが2枚。提供直前に厨房で炙っていました。そのため、表面が締まり硬い食感。香ばしくておいしい!
小松菜の緑色がアクセント。
メンマは角材状で歯応えがあります。
ネギは一般的な刻んだ生ではなく、少し厚目に切ったものを湯通ししたようなもの。「ねぎぬた」に使うものに似ています。
角煮は「トロットロ」!
敢えてチャーシューとは真逆のコンセプトを狙ったのではと思いました。
味玉。
割る前に箸で持つと「ポヨンポヨン」!
割ると黄身は粘液状!
という訳で、美味しく完食しました。
いろいろと考えることが多いこの頃ですが、おいしい物を食べている時は、全て忘れている自分がいます。
山奥の立地ですが、奥多摩を訪れる方でラーメン好きの方にお勧めします。
麺処 梅ノ木
山梨県北都留郡小菅村大久保3337
050-3823-6956
11:00-18:30
※無休のようですが、ボクは未確認。平日に訪れる際には確認されて下さい。
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Posted at
2024/08/05 10:38:33