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2025年08月03日 イイね!

寿々喜屋 (東京都青梅市)

寿々喜屋 (東京都青梅市) 全国的に猛暑が続いておりますが、皆様お元気でお過ごしでしょうか?
 ボクは65歳が目前、今年の夏はかなり体力を奪われていると実感しております。気持ちだけは若いつもりでも、肉体は正直なものと、身を持って実感させられるこの頃です。

 そんな今日8月3日、日曜日。この猛暑を乗り切るための「願掛け」も兼ね、遅い「丑の日」にすることに決めました。開店前の10時半に電話で2名で予約を入れ、彼女に「11時に家を出る」旨を伝えると、何も言わず身支度を始めました。考えていることが、すっかりお見通しでした(笑)!



 という訳で、自宅から車で40分、青梅市のこちらに到着。
 今では珍しくなった、木造三階建て、うなぎのお店「寿々喜屋」さん。
 嘗ては料亭だったそうで、創業何と120年!

 我々庶民は、そう頻繁にうなぎ屋さんの暖簾を潜ることは出来ませんから、どうしても何かの「ついで」になりがち。ボクが最も通っているのは、川越の「いちのや」さん。亡き両親を連れての初詣の際、毎年舌鼓を打ったものでした。
 こちらの寿々喜屋さんには、思い出せないほど昔に一度訪れたことがあります。なので、まるっきり初訪問と同様。

 暖簾を潜る前から、辺りには「あのいい香り」が立ち込めていました。
 彼女、満面の微笑みで頷きました。



 畳敷きの小上がりに椅子とテーブル席が4つ。うち1つは4人席で、残りは2人。奥にお座敷もあり、其処から子供たちのはしゃぎ声が聞こえて来ました。ボクたちは予約済で席を空けておいてくれましたが、それで小上がりは満席。なので店内の撮影は見送りました。

 メニューはこれ。
 「特上」と肝焼き4本、ボクはノンアル、彼女は「生」(シッカリ、オカワリ、シテイマシタ!)をオーダー。



 嘗てお店で配っていた、お年賀用の手拭と、マッチが額に入れて掲げられていました。どちらも「絶滅危惧種」。若かった頃、ジャズ喫茶のマッチを蒐集していたことを思い出しました。渋谷「音楽館」、「スイング」、神保町「響」、代々木「NARU」、高田馬場「イントロ」と「マイルストーン」、吉祥寺は何故かロック喫茶「赤毛とソバカス」!

 最も思い出深いのは新宿・戸山町にあった「某店」。
 ここはジャズ喫茶を標榜していない、普通の「喫茶店兼スナック」のようなお店でしたが、常にディキシーランド・ジャズのレコードがかかっていました。名クラリネット奏者、ジョージ・ルイスを知ったのは此処。訪れる度に、カウンター越にマスターから黒人音楽の講釈を受けました。最も印象に残っているのは、黒人にとっての「葬送行進曲」!ジョージ・ルイスが普段持たないBクラリネットで、明るいとも暗いともつかぬ、ミディアムテンポの曲を奏でる盤を再生してくれました。

 ボクは当時、第一志望は早稲田。
 タモリさんも居た「モダンジャズ研究会」に入るのが夢でした。
 でも、結果は「轟沈」…。
 マスターに結果を伝えると、こう仰ってくれました。

「俺はな、お前が落ちたワセダのジャズ研出身だ。
 でもな、いっぱしの会社に就職も出来なかったし、いっぱしの
 ミュージシャンにもなれなかった。
 たまたま親がこの土地に住んでいて、亡くなってからこの店を開いた。

 路地を挟んだ隣のすし屋の親父、知っているだろう?
 …そう、その通り。俺と殆ど挨拶も会話もせず、レジスターの横に
 硬貨を積んで帰るあいつさ。
 ありゃ、俺の兄貴。
 兄貴もいろいろあったが、お互い親が遺してくれたもので生きている。
 お互い、「ダメ兄」「ダメ弟」と、変にわかり合っているのさ。

 飯田橋、受かったと言ってたよな。
 ワセダに行くために二年目の浪人はヤメロ!
 この俺を見てみろ。
 大学なんて、ただの通過点なんだ。
 飯田橋に行き、まず浪人根性を一掃しろ。
 まだ若いから、「ワセダ」とは違う目標が出来ると思う。
 それは、お前次第だが…」



 ごめんなさい、話が逸れてしまいました…。

 閑話休題。


 

 ノンアルが届きました。
 彼女は「生ジョッキ」(笑)!



 お新香。
 こんなに種類があります。
 キュウリは浅漬けでしたが、おいしく戴きました。



 肝焼き。
 ボクも彼女も大好物!
 プリプリの処とヤワヤワ部分があり、焼き立てのアツアツ!



 さて、メインディッシュが到着しました。
 彼女と手を合わせて

「いただきまーす」!



 ごかいちょー。

 お重はかなり大きく横長。
 色艶の良い「うなぎ」が、ごはんを覆っています。



 山椒を掛けました。
 
 ホクホクでヤワヤワ、口に入れると溶けてしまいそう…。
 ご飯は、そのものズバリ!の語彙が見つかりませんが、「鰻重にうってつけの、少し固目に炊いた」もの。マッチングがピッタンコでした。



 きもすい。
 椎茸の味が沁み出て、大変「おいしい」!

 …湯気、見えますか?




 あー、おいしかったー!




 








Posted at 2025/08/03 18:13:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | うなぎ | グルメ/料理
2025年06月08日 イイね!

東屋 (埼玉県秩父郡皆野町)

東屋 (埼玉県秩父郡皆野町) 昨日7日。ボクも彼女も揃って休みでした。
 月末月初の多忙から解放されたボクは、何処かへ行こうと誘いました。

 彼女は連直明けで眠そうな声。
 最初は乗り気ではなさそうでしたが「おいしい鰻を食べに行かない?」と水を向けると、「行く!行く!」ダッテ(笑)!

 というわけで12時30分に予約、ドライブを兼ねて向かったのはこちら。



 秩父鉄道の親鼻駅の北側に、こじんまりした商店街があります。
 其処に、知る人ぞ知る「うなぎの名店」が佇んでいます。

 皆野町は「うなぎ」で知られています。
 皆野駅前には、週末はなかなか予約が出来ない大箱が二軒。
 かつて何度か、バイクでぶらりと寄ったことがありましたが、いつも「予約で一杯、ゴメンナサイ!」でした。

 前に勤めていた会社で、秩父出身の新入社員を迎えたことがありました。
 彼の実家は皆野駅至近の自営。それを聞いた瞬間、「いつも断られ未食だけど、あの二軒、美味しいんだよね?」と訊きました。すると彼は「子供の頃から、我が家では少し離れたお店に行っていました」と、こちらを教えてくれました。



 藍色の暖簾、毛筆体の「東屋」の行灯、営業時間の掲示に使われたレタリングと色彩、盆栽の如き松の植栽、数多の方が手を掛け擦り切れた引き戸の取っ手…。コレハ、コレハ、…期待が昂じます。

 玄関を潜ります。
 うなぎ屋さん特有の、食欲をそそる「嬉しい焦げの香」が!



 外観とは全く異なる、こんな渋い土壁と仄かな照明。



 4人掛けの座敷が縦に3つ。
 黒いタペストリーで区切られています。
 ボクたちが案内されたのは真ん中で、掘り炬燵になっていました。


 


 メニュー。
 うなぎだけではなく、いろいろな定食があります。
 メインは鰻重の「松」と「きもすい」をお願いしました。肝焼きは残念ながら、今日はなしとのこと。まあ、次回への楽しみとしました!



 ボクはノンアル、彼女は中ジョッキ。
 おつまみに玉葱サラダと蛸のから揚げをお願いしました。



 予約を入れていたので、10分ほどで登場。
 お重にお椀、中が見えないけれど、鼻腔には「あの香」が、遠慮なく侵入します。

「ごかいちょー!」(笑)



 ウワー、ご飯が殆ど見えません!
 思わず彼女と、幸せな目線の交換をしてしまいました。

「いただきまーす!」

 身を口に入れた途端、とってもオドロキました。
 とにかく「熱い」!
 唇に触れた途端、思わず離してしまいました。



 フーフーして、「アツアツ!」の「ふっくら!」を堪能しました。
 こんなに熱いうなぎを食べたのは、人生初。
 タレはちょっと甘め、焼き加減は皮が「パリパリ!」



 
 あれよあれよと箸が進み、



 あっと言う間に完食でした。



 お支払いの時にふと仰ぐと、立派な屋号の横に「おやはな」駅のプレートが。駅がリニューアルされた際に、秩父鉄道から戴いたそう。地域に根差したお店と実感しました。

東屋

埼玉県秩父郡皆野町2403
0494-62-0275

11:30-14:00 / 16:30-20:00
木休

※小さなお店、予約は必須と思います。











Posted at 2025/06/09 02:16:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | うなぎ | グルメ/料理
2024年08月10日 イイね!

駒弥 (埼玉県入間市)

駒弥 (埼玉県入間市) 相変わらず暑い毎日ですが、お越しの皆様、お元気でしょうか?
 ボクは13年間、夏場が稼ぎ時の会社に勤めていたため、久し振りの「夏休み」。ところが寄る年波のせいか、この暑さにタメイキの毎日…。

 退職から3か月間、自宅に籠り試験勉強に没頭していたこともあり、小食に拍車が掛かり体重は52キロに減少。このままではいけないと思っていたところ、この夏は丑の日が2回で5日がそうだったと知りました。失業者の身ですが、好物を食べようと決めました。 

 昨日8月9日、金曜日。
 隣の青梅市に所用があり、十数年ぶりに「寿々喜屋」さんへ。ところが丑の日後の平日昼ですが、何と「予約で一杯」の掲示にガッカリ…!青梅にはもう一軒、踏切端に有名なお店がありますが、こちらは蒸さない「関西風」。関東・東北育ちなのに「お好み焼き」や「タコ焼き」など、関西の食文化は好物。でも、うなぎだけは、絶対に関東風!なのでした。

 すっかり「うなぎモード」になっていたため、時々訪れる日高の「越後屋」へ向かいましたが、自宅の至近にまだ訪れたことのない有名店があることを思い出しました。予約優先のようで未訪問だったのですが、ダメ元で寄りました。すると女将さんがにこやかな笑顔で「30分後に来れますか?」。勿論、お願いしました。



 「駒弥」さん。
 閑静な住宅街の立地。
 丁寧に剪定された松の樹が、料亭を彷彿させます。



 玄関を潜ると、真っすぐに廊下が伸びます。
 右側が厨房兼レジ、左側が客席。
 二階はお座敷とのこと。
 ボクは一番奥に通されました。



 和室ですが、ローテーブルが置かれています。
 右側には、巨大な空気清浄機が!



 およそ20分後。女将さんがお重を届けてくれました。
 お願いしたのは「うな重」の「中」。

「大きい鰻が残っていたので、それを使いました。今度いらっしゃった時に今日と比べて『小さいなー』と思わないでくださいね」

 何とも丁寧な仰り方。インテリジェンスが垣間見えます。

「いただきまーす!」



 ごかいちょー!

 おー、これはオイシソー!
 きもすいとお新香、こんにゃくがつきます。



 お重の開口部にほぼ一杯のうなぎ!
 色はそんなに濃くなく、見るからに「ふっくら」とした印象!



 

 きもすいには、2つ入っていました。



 箸を入れるとスッと通りました。
 こんなに分厚いけれど、とっても柔らか!

 口に入れると、噛みながら溶けてしまうような印象。
 味は醤油ベースで、さほど甘くはなく、ボクの好みのど真ん中。
 全くの余談ですが、もう20年程前。母を連れて川越のある有名店に行きましたが、あまりにも甘いタレで、二人とも閉口したことがありましたっけ…。



 驚いたのは、ご飯の量!
 うなぎ屋さんのご飯は、何処も少な目ですが、こちらではこんなに入ります。



 かなり頑張りましたが、これが限度。少し残してしまいました。

 お店を出る際に、お詫びしました。ご主人と女将さんは揃って「いいんですよ」と仰りました。お人柄に心を打たれました。

 そうそう頻繁には行けませんが、再訪問決定です。
 ボクは近所に住んでいますが、遠くからでも訪れる価値があると思います。その際は、予約されて下さい。


駒弥

埼玉県入間市小谷田大字1536-35
04-2963-5464

11:00-14:00 / 16:30-20:00
木休

Posted at 2024/08/10 13:33:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | うなぎ | グルメ/料理
2024年07月27日 イイね!

越後屋 総本店 (埼玉県日高市)

越後屋 総本店 (埼玉県日高市) 相変わらず暑い日々が続いていますが、皆様お変わりありませんか。

 ボクはこの13日で試験が終わり、今週からやっと家の片づけを再開しました。現在、63歳7か月の失業者。6月末の給与が最後で、今月末は無収入。8月から漸く、一部雇用保険が支給されます。

 この3か月間に、ハローワークの案件2件に応募しました。いずれも「年齢不問」とありましたが、ハローワークから問い合わせて貰うと、共に「60歳まで」との返答…。還暦を過ぎた求職者を取り巻く現実は、大変厳しいと実感しました。

 まあ、考えてみれば、これは至極当然のこと。どんな企業でも、体力と吸収力に富む、発展途上の若手を少しでも多く雇い、将来を支える人材を育成したいのが常。逆に所謂「ロートル」には、早くに出て行って貰いたいのが本音。なのに年金財政の破綻が原因で、65歳までの雇用が義務付けられてしまったため、事実上「戦力外」要員の高齢労働者に、5年も余計に給与を支払わざるを得なくなったのが企業側の現実。そんな状況で、外部から63歳7か月を採用する訳がありません。つまり、再雇用は雇用を継続せざるを得ない企業、年金支給開始までは生活の糧が必要な再雇用労働者、そして再雇用を潔しとせず新天地を求めて退職した者、これら三者のいずれにとっても不本意な制度であると、ボクは経験から感じています。

 その一方。
 再雇用生活で3年5か月を過ごし退職しましたが、去年6月21日の支店長の突然の「馘首事件」が発生するまで、ボクは幸か不幸か「60歳になり退職した」との認識がゼロでした。ボクが勤めていた会社の特性を考えた上での、全くの個人論ですが、「遅くとも58歳までに還暦過ぎの人生をじっくり計画し、実行すべきだった」と思っています。このことを書くと長くなりますので、機会があれば別途ご紹介したいと思います。

 閑話休題。

 冒頭から堅苦しいことを書いてしまい、ごめんなさい。お詫びに「口直し」の記事です。
 24日が「土用の丑の日」だったこともあり、今朝は目覚めた瞬間から「うなぎ」モード!!トースト1枚の朝食後、洗濯と簡単な片付けを終え、ロードスターで向かいました。
 こちらは「越後屋総本店」さん。以前にご紹介した、小手指にある高名な越後屋さんのご主人が修行されたお店。圏央道狭山日高インターから至近です。



 開店は11時。11時10分頃に着きましたが、既に何組か入店済でした。
 カウンターは配膳と会計に使われており、独り客でもテーブル席に案内されます。



 開店直後でこんな状態でしたが、あっと言う間に埋まってしまいました。
 右奥には、(入ったことはありませんが)多くの個室席があります。



 あまりにも暑かったので、ノンアルをお願いしました。
 


 およそ20分ほどで、お重が届きました。
 一般的にうなぎ屋さんでは、オーダーから配膳まで、かなり待ちますよね。生きた鰻を裂き、蒸して焼いてだから。ところが、こちらや以前にご紹介した川越の「いちのや」さんは、比較的短時間。共通するのは「お客さんの多さ!」。揃って広い駐車場を擁し、ひっきりなしに扉が開きます。事前に仕込んでおかないと、とてもお店は廻りません。

 こちらで特筆すべきなのが、蓋から覗いた「紙」。



 蓋を取ります。
 何処のうなぎ屋さんを訪れても、蓋を取る瞬間って、ワクワクしますよネ!?
 こちらでは、「二度味わえ」マス(笑)!



 ごかいちょー!(笑)



 味は、川越などこのエリアのお店にあっては、比較的薄いもの。山椒との相性が良く、毎回こんなに振りかけて味わいます。



 肝吸いとお漬物。
 箸休めに絶妙…!



 食前に断面を撮りました。
 ふっくら…、ヤワヤワ…!!!!!!

 至福のひと時でした。



 あー、オイシカッター…!





 王さん、腰が抜け立ち上がれなかった山田さん。

 野村さん、夢に出るほど嫌われた福本さん。

 江夏さん、「辞めるなら俺も一緒だ」と耳元で囁いた衣笠さん…。



 どんなに偉大な人物にも、一線を退く時が訪れます。



 煩悩だらけのボクですが、大好物を堪能し、素直に「生きていてヨカッタ!これからもガンバロウ!」と思いました。


越後屋 総本店

埼玉県日高市田木509-4
042-985-3486

11:00-21:00


Posted at 2024/07/27 17:29:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | うなぎ | グルメ/料理
2023年01月29日 イイね!

いちのや(埼玉県川越市) その弐

いちのや(埼玉県川越市) その弐 昨日1月28日、土曜日。
 昼12時に、川越の整形外科にリハビリの予約をしておりました。
 
 実は去年の10月。
 W1Sを伸縮式の車庫に入れるため、ハンドルを左右に動かしながら取り回しをした結果、左肘を痛めてしまいました。ちょっと動かすだけで鈍い痛みが走り、わが迷犬「ぶれいきー」を、だっこするのに躊躇してしまう有様…。そのうち治るだろうと放置していましたが、悪くこそならないものの、痛みは一向に退きません。
 
 年が明け、職場近くの整形外科に行きました。
 70代後半と思われるドクターから「テニス肘」と告げられました。これは治りが大変遅く、飲み薬は殆ど効かない、アマゾンで専用のサポーターを買い、肘に着用しなさい、とのこと。ボクも62歳、70代後半の医師が悪いとは思いませんが、病名(ケガ名)を告げた以外はまったくの放置。怒りではなく、ドリフのチョーサンの名言、「…ダメだこりゃ」の心境でした。

 土曜日の朝。
 
 「テニス肘」の「整形外科」、後に「入間」、「所沢」、「川越」をそれぞれ付けて検索すると、川越で良さげな病院を見つけました。ただ、基本予約制。ためらわず「善は急げ」と早速向かいました。

 案の定、10時に到着で診察は12時半。
 肘の他に、かなり酷いストレートネックに苦しんでいる旨を告げました。
 院長はレントゲンを見て、肘よりも頸椎が深刻、肘には今から注射をするが、それでかなり痛みは軽減するはず。頸椎は月に2度リハビリ、翌月の診察で経過をその都度判断する、と告げられました。

 そのリハの1回目でした。
 終わってみれば、背骨に「つっかえ棒」が入ったような感覚!長年、あちこちに通って来ましたが、この感覚は初めて。暫く通院すると決めました。

 終わった時は13時。
 体調が回復、お腹もペコペコだったので、迷わずこちらへ向かいました。



 川越のうなぎ屋、「いちのや」さん。
 喜多院に近く、元旦から満員の名店。
 親父が亡くなるまで、初詣の後に三人で舌鼓を打ちました。
 8年前からはお袋と。それは一昨年で途絶えてしまい、去年は訪れませんでした。12月決算の追い込み、新年度準備で追われていましたが、先週木曜日までに落ち着きました。ひとりの初詣の後、2年ぶりに訪れました。
 ただ、お昼の佳境は過ぎた時刻でしたが、駐車場に空きがあるのか、たとえ駐めることが出来ても、中の待ち客数によっては諦めようとの選択肢も浮かんでいました。



 駐車場は、1台目前で出たので滑り込みセーフ!
 久し振り、紫の行灯…。
 玄関を潜ります。



 あちゃー、待ちは目見当で30人以上!
 ただ、このお店は「大箱」、ご家族やお友達で訪れるかたが多く、回転は速い方。それでも、夕方に所用があり、諦めて踵を返した途端、飛び込んで来たのがこのポスター!



 おまけに、板場は待合客スペースの目の前!
 かば焼きの香が、板場から「ぷんぷん」…!
 これ、完全に「企業戦略」のレイアウト(笑)!

 結局、呼ばれるまで30分待ちマシタ(笑)!



 この間に、こちらを訪れた著名な方の写真を楽しみました。
 
 言わずもがなの王貞治さん。
 現役時代、読売で全国民が認める大選手でしたが、監督になり臍を噛みました…。心無い輩に、バスを降りた直後に玉子を投げつけられたことも。
 読売の「ドン」に馘首されましたが、新天地を福岡に求め、監督として、今や経営者として実績を積み上げました。王さんがグリーンの復刻南海ユニフォームを着た姿に、転職(クビを含む)を重ねざるを得なかったボクは、勇気を戴いたものでした。伴侶を亡くしたのも、ボクとおなじ…。
 確か胃ガンを患われ、かなり切除されたと記憶しています。この写真がその前後いずれかは判りませんが、独りのボクはこれから尊敬する王さんと食事する(出来る)ような気分になりました。これは、過去にご紹介したアルトマンにご馳走して戴いた記憶が蘇ったからでした。



 こちらも言わずもがなのアントニオ猪木さん。
 去年、鬼籍に入られてしまいました…。

 ボクが子供の頃、馬場さんと最強のタッグでした。
 勿論、お会いしたことはありません。

 子供の頃のエピソード。

 亡くなられた先代か先々代の林家三平さんが、紋付袴で近所にお葬式の参列にいらっしゃりました。

 テレビの寄席中継で、今も覚えているお客さんを巻き込んだ話芸。

 パーマのリーゼント、楽屋にお客さんの「笑い」を計測するメーターがある、途中から入場するお客さんを見つけると「お待ちしておりました!いま、あなたがいらっしゃると予感していましたので、これからあなたのために、これまでをかい摘まんでお伝えします!」、退場する女性に「帰っちゃダメ、これからがいいところ!トイレだったら、戻っていらっしゃった時に、再び口上申し上げます。本当にお帰りになると、楽屋のメーターが下がり、ここのケチンボな席亭がギャラを減らすンですヨ!お願いですから、戻って来て!」

 お葬式に訪れた三平さん。
 ボクも含めたガキンチョの取り囲み。

 「サンペー、サンペー!」
 「握手、握手!」、
 
 一切動じず、

 「…今日は、オレなんかより、スゴい人も来るゾー!」

 「ダレー、ダレー!?…ウルトラマンーーーー??」

 三平さん

 「イノキが来るよ」

 ずっと猪木さんをガキンチョ達は待っていましたが、陽が沈むまではいらっしゃいませんでしたっけ!ただ、社宅の方から猪木さんと並んでお焼香したと、数日後に聞きました。

 ご冥福をお祈りします…。



 30分。
 呼ばれて1階の窓際に案内されました。

「菊」とノンアルビールをお願いしました。



 このイラスト、家に飾りたいナァ…。



 ノンアルから。



 骨せんべい、「パリパリ」!



 着席から25分、到着。



 ご開帳!



トロントロンのヤワヤワ!



 うなぎ屋さんの「ごはん」のお手本!
 東京の下町育ちですが、ふっくらではない炊き加減を「こわいご飯」と言っていました。「こわく」はないけれど、焼いて蒸した関東流のかば焼きに「ピッタンコ!」
 


 …おいしい!




 完食。
 小食のボクですが、お代わりが欲しくなりました。

 親父が亡くなり8年。
 母は施設。
 
 いっしょに味わった過去を噛み締め、ひとり感謝しました。


 皆様も、どうぞご両親、兄弟姉妹、お子様、お孫様を大切になさって下さい。





 
 












 









Posted at 2023/01/29 16:39:50 | コメント(1) | トラックバック(0) | うなぎ | グルメ/料理

プロフィール

「お知らせ http://cvw.jp/b/2970161/46422054/
何シテル?   09/28 15:34
 妻はアルコール依存と摂食障害を患い、主治医の勧めで調停離婚しました。その1年後、彼女は突然世を去りました。一年に2回の母親との別れを経験した一人息子と、ドライ...
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