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2025年12月17日 イイね!

アンティーク ムーンチャイルド (群馬県伊勢崎市)

アンティーク ムーンチャイルド (群馬県伊勢崎市) 12月17日、水曜日。
 午前4時。わが迷犬ぶれいきーが階下のリビングで、「お腹が空いた」と鳴き出しました。暫く無視して布団を被っていましたが、一向に止みません。このままでは近所迷惑この上なく、根負けして階段を降り、ごはんを与えてストーブに点火しました。
 コーヒーを淹れ、まだ寝ぼけ眼でネットを見始めましたが、画面に映った写真に、一気に目が覚めました。

「これはスゴイ!善は急げ!今日、行ってみよう!」

 という訳で9時過ぎ。
 一目散に、群馬県伊勢崎市を目指して出発しました。



 開店時間の11時30分に着きました。
 ステキな建物、ステキな玄関!
 気が急いたあまり、玄関の写真を撮り忘れて入店してしまいました。



 ウオー!これはスゴイ!
 和洋中のアンティークが、溢れんばかりに並びます。
 この種の店には随分通いましたが、レベルが違います。



 お洒落なトルソーが。



 可愛らしい電蓄が。
 後で江利チエミのSPレコードを聴かせて戴きました。



「電話一七番」と書かれたガラスの扉が!
 周囲の文様ガラスの意匠は、全て異なります。
 もう、この種のガラスは製造されておらず、大変貴重なもの。







 クルマ関連の品物が、沢山ありました。
 これらは、ほんの一部。



 さて、ありました。
 今日のターゲット!
 米軍の潜水艦で使われていたクロック!
 ネットで見た途端、心奪われました。
 無職の65歳は「清水の舞台」から飛び降りました。



 コーヒーを淹れて戴き、おそらく70代と思われるご主人、奥様とお話ししました。お二人とも大変穏やかで優しい話し方。この種のお店には「偏屈親父」は珍しくありませんが、こちらのご夫婦は「素晴らしい」!人生の先輩として、尊敬できると確信しました。

 お店に流れるのは、エリック・クラプトン。ご主人は大のビートルズ・フリーク。どうしてもメンバーに会いたくて渡英を繰り返すようになり、その度に現地でアンティークを買って帰るようになったのが、このお仕事を始めたきっかけ。確かに、多くのレコードがありましたが、今日は一点狙いのためチェックはしませんでした。

 因みに店名の由来は「キング・クリムゾンの曲ですか?」と問うと、まさしくその通りとのこと。ビートルズ関連の名にすると、客層を限定してしまいそうで、敢えて避けたそう。それで「アビィ・ロード」のチャートを上回った「クリムゾン・キングの宮殿」で、最も好きな曲名を戴いたと、屈託なく仰りました。

 そんなこんなで音楽話から、先ほどのように江利チエミのSPを掛けて戴きました。するとご主人、その下にある大きな筐体を見せてくれました。



 コレ、一体何だと思いますか?
 正解は「B29の無線機」!
 今でもラジオの受信が可能とか。







 さらに、無線機を下ろして乗っていた大きな箱を開けると…
 何と、ターンテーブル、その下には真空管アンプが収まっていました。

 これはやはりアメリカ軍のもの。
 占領地のキャンプに、上空からパラシュートで下ろし、地上の兵員は束の間の休息を音楽で楽しんだそう。ご主人がスピーカーを持って来て繋ぎ、プレスリーのシングルを再生してくれました。それが素晴らしいったらありません!この装置もさることながら、繋いだスピーカーが「ウェスタン・エレクトリック」製とお聞きし、二度ビックリしました。

 二時間も滞在してしまいました。
 再訪をお約束してお暇しました。



 駐車場の片隅には、旧いルノーが。
 ご主人は嘗て、この他にベンツなど、数台を所有されていたそう。



 ヤヤッ、トラです。
 こちらは息子さんの愛車とお聞きしました。



 さて、帰宅後。
 梱包を開けて取り出しました。

 盤の直径は165ミリと小型ですが、重量は「ズッシリ」!
 ヘルスメーターが壊れて以来、我が家には重量を測るツールがありません。見当ですが、おそらく5キロ前後はありそう。筐体は鉄製ですが、文字盤の丸い縁はベークライト製。潜水中は投下された爆雷により、かなりの衝撃を受けます。その際、乗組員がぶつかっても怪我をしないように使われたと、ご主人が仰りました。



 裏側。
 "CHELSEA CLOCK CO. BOSTON" の刻印。
 上には針で引っ搔いたように"583571"のシリアル。

 かなりの重量、我が家の石膏ボード製の壁に直付けする気にはなれません。
 しっかりとした台を作る必要があります。
 さて、どうしようカナ…


アンティーク ムーンチャイルド

群馬県伊勢崎市宮子町3470-10
0270-30-3535

11:30-20:00
金・第3日曜休









Posted at 2025/12/17 19:27:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | インテリア・骨董 | 日記
2025年11月20日 イイね!

古道具屋enco (東京都小平市)

古道具屋enco (東京都小平市) 季節が進み、ボクが暮らす埼玉県南部でも冷え込みが厳しくなりました。築44年になる我が家は断熱性能が劣り、「夏は暑くて冬は寒い」の典型。それもありペレットストーブを入れました。特に昨日と今日は朝の冷え込みが厳しく、ストーブが点火するまで室内でジャンパーを着ていました。幸い今はフル運転になり、少し暑い程になりました。

 閑話休題。

 無職生活に入り、ほぼ40日が過ぎました。
 毎日、家の片づけをする一方、思いつくまま行きたい処を訪れています。仕事を離れることを恐怖と感じていたのに、今は全くありません。64歳10か月まで働いたことで、間もなく65歳になる現実を精神的に受け容れることが出来たからのように思います。

 そんな毎日ですが、去る8日にこちらを訪れました。
 東京都小平市の「古道具屋enco」さん。
 横を西武国分寺線が走る踏切端のロケーションです。



 三階建ての建物で、一階が店舗。



 ガレージとして設計されたと思われる部分にも、沢山のアンティークが。
 こちらは製麺機。小野式や田中式が有名ですが、こちらは「高階」と記されております。ボクは初めて知りました。



 試験管やビーカー。
 実験用のガラス器具は一見、冷たい印象がありますが、こうして他のアンティークに囲まれると妙に馴染みます。

 右の入口から店内に入ります。



 和と洋が並びますが、違和感はありません。
 傘の無い電気スタンドが、柔らかな灯りを放ちます。



 棚上の油彩画がイイ!



 振子時計も欲しいアイテムの一つ。
 子供の頃、家にありました。
 カッチン、コッチンと常に小さく鳴り、丁度の時刻には「ボォーン!…」と、時刻の回数鳴りました。また30分には一回でした。相模原に時計専門のお店があると知りましたので、訪れてみようと思っております。



 少し甘ピンになってしまいましたが、お許し下さい。
 椅子、テーブル、トルソーが醸し出す雰囲気がステキ!
 昔の洋裁店のようです。



 ボクが一目で心を奪われたのが、この電気スタンド!
 造形もさることながら、この錆具合がイイ!!
 プライスのタグを確かめる前に、購入を決めていました。



 という訳で、今はボクの机にあり、仄かな灯りを放っています。

 実は来月から、また働くことになりそうです。
 ボクの退職を知った知人から「来てくれないか?」と誘われたのでした。さすがにもう、フルタイムはやりたくない旨を伝えると、時給制で週三日程度との提案をされたのでした。これが通れば、週に四日は家で過ごすことになります。残された「人生の晩秋期」を実り多いものにするには、自分の「居場所」を充実させることが大切と思っております。


古道具屋enco
 
東京都東村山市栄町3-19-12
080-3093-6867

※金、土、日の12:00-18:00にオープンですが、イベントへの出店の場合あり
Posted at 2025/11/20 07:17:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | インテリア・骨董 | 日記
2025年04月27日 イイね!

ギャラリー シュタイネ 最終章

ギャラリー シュタイネ 最終章 3月下旬のこと。
 帰宅すると、郵便受けに封書が届いていました。
 安曇野のギャラリー・シュタイネから。
 この春の開館は、3月から4月に延期されていました。しかも、企画展の案内は毎回、カラー印刷の私製ハガキ。訝しい気分で開封しました。


お客様 各位

 春爛漫の候、みなさま、おかわりなく、お元気にお過ごしでしょうか。
 当館は昨年、開館20周年の節目の年を迎え、7つの企画展と2つの特別展を無事に開催することができました。お陰様で、たくさんの方々に作品をご覧いただくことが叶い、ご贔屓くださるお客様方のご厚意と、傑作を出展した作家の尽力に、心より感謝申し上げます。

ギャラリーシュタイネ「閉館」のご挨拶

 卒爾ながら、ギャラリーシュタイネは、2025年3月31日をもちまして閉館(廃業)しましたことを、茲に謹んでお知らせ申し上げます。
 当館は、作家とその作品を介して、生きる勇気や希望、ささやかな幸福感や安心感など、お客様の生き方や暮らしに共感を届けられる存在、謂わば「劇場のようなギャラリー」を理念に掲げて粛々と企画展を開催して参りました。しかし近年、館主もスタッフも老境に入り、日々感じている身体の老化と感性の鈍化は思っていた以上で、既に企画立案や展示演出、接遇など、様々な場面で影響が表れています。このまま頑なに続けても、数年後に理念は形骸化し、お客様にドラマチックな企画展をご覧いただけなくなることは確実です。そこで私たちは冬期休館中に進退を熟慮した結果、20周年を終えたことに深く感謝し、今こそ「シュタイネ劇場の幕を閉じる好機」という結論に至りました。今後はギャラリーシュタイネを超越した方々のクリエイティブな事業の場として、有意義に活用されることが期待されます。突然の閉館をお詫びいたしますと共に、これまでのご愛顧に暑く御礼申し上げます。
 シュタイネ劇場の主役は作家とその作品です。私たちは裏方に徹してきましたので、カーテンコールは致しません。後ろ髪を引かれることなく潔く退きたいと、切に願っております。既にギャラリー店舗と駐車場を閉鎖しましたこと、ご留意ください。本来ならお客様お一人お一人と対面してご挨拶を申し上げるべきところですが、非礼の段、何卒ご容赦くださいませ。
 毎々お客様の優しい笑顔をお迎えできたこと、ステキな作家と作品に恵まれたことは誇らしく、ギャラリー冥利に尽きます。ご紹介してきた作家は人品骨柄よろしく、安心してオススメできる作品を制作する方々です。引き続き応援いただければ幸いに存じます。
 末筆ながら、みなさまのご健康とご多幸をお祈りして、閉館の挨拶に代えさせていただきます。

 万感の思いを胸に 館主・スタッフ一同


 何度も読み返してしまいました…。

 もう、あの優しさと温もりに満ちた空間に、足を踏み入れることが叶わない現実を咄嗟には理解出来ず、呆然としてしまいました。ただ、「身体の老化と感性の鈍化」が閉館理由との記述に、約半年後に「前期高齢者」を迎える身として、大きく頷きはせずとも、共感を覚えました。

 同時に、ある種の羨望を抱きました。

 サラリーマンの世界は、人事、給与を筆頭に、数多の権謀と矛盾が横行、大多数の者がそれを甘受し、日々耐えながら生きています。にもかかわらず、定年や再雇用終了によりお役御免を通達されます。
 一方、館主さんは長年に渡りギャラリーを運営、そのプロセスにはサラリーマンが想像出来ないような苦労が存在したはず。その甲斐あり作家、顧客の両者から大きな信頼を得たけれども、寄る年波の現実を前に、自ら出処進退の時期を決められたから…。これはボクの想像ですが、「やるだけやり切った」との想いが胸に満ちていらっしゃるような気がします。

 この先をどう生きるべきかを、再び考えさせられました。

 ハローワークの求人票には明記されていませんでしたが、事実上年金受給者が対象の求人でした。今の仕事は、過去40年間のサラリーマンとしてのキャリアでは未経験。好き好んで選んだ訳でもありません。入社から半年が経ちましたが、今もわからないことだらけ、あちこち頭をぶつけ、たん瘤を作っています。振り返って見れば、総務系管理職として長年のキャリアを積みましたが、それとて自ら好んで選んだ結果ではありません。

 「俺にはこれだ!」と心の底から思えること、自分が没頭できることを、能動的に選んだ人生ではありませんでした。収入の有無はともかくとして、残された時間を「何」に「どう」使うべきかを、館主さんからの閉館の挨拶状に触れ、再考させられました。

 年金との併走による「ダブルインカム」実現を目指しての再就職でしたが、館主さんが仰る「身体の老化と感性の鈍化」による引退の日が、ボクにも必ず訪れます。それまでの時間を、好きでもない仕事に費やすのは、あまりにも勿体ないと思い始めております…。



Posted at 2025/04/27 07:23:37 | コメント(1) | トラックバック(0) | インテリア・骨董 | 趣味
2025年04月26日 イイね!

NEMUNOKI (神奈川県足柄下郡箱根町)

NEMUNOKI (神奈川県足柄下郡箱根町) 太源での食事中のこと。
 店員さんの中に、見覚えのある若い女性がいらっしゃり、彼女と頷き合いました。

 去年7月24日の投稿、「その他クルマ・バイク」のスレッドでMGAをご紹介しました。太源の駐車場奥のガレージに、に英国車特有のおしりを発見。いざ訪れたら太源のオーナーのお嬢様が、お父様のガレージを使ってシルバー・アクセサリーの工房を開いていたとの記事でした。その時、彼女はリングを購入、肌身離さず身に着けるほどのお気に入りとなりました。

 昨日金曜日、彼女も休みだったので行きたい処を問うと、即座に「NEMUNOKI」との返答、いそいそと向かいました。ところが太源の駐車場に車を停め奥を見遣ると、果たしてガレージのシャッターは閉じていました。

 まあ、太源でランチを楽しみ、ガラスの森美術館に行こうかと話しましたが、店員さんの中に見覚えのある方が!お店の方に「NEMUNOKIはお休みですか?」と問うと、「お食事後に訪れて下さい、大丈夫です」との返答。数分後、あの店員さんが店を出て、奥へと向かいました。

 食事を終えて向かうと、果たして…



 ご覧の通り!
 彼女は嬌声を上げて速足に!!

 ボクも安堵しましたが、それよりも黄色いクルマに目が釘付けに!今ではなかなか見ることがないBbオープンデッキが!





 不動になって久しいお父様のMGAは運び出され、ガレージ全体が工房になっていました。数々の手製シルバーが陳列され、輝きを放っていました。
 彼女は暫く、あれこれ手にしたり身に着けたりしながら選び、リングとブレスレットを一つずつ選びました。



 これは、リングの採寸器。
 男のボクは初めて見ました。物珍しさに写真を撮ろうとすると、彼女が「そこに興味が行きつくのか、珍しいオトコ!」と、すっかり馬鹿にされてしまいました(笑)!それを聞いたお嬢様にウケてしまい、女性二人はすっかり打ち解け、あーでもない、こーでもないと、話に花が咲きました。

 その間、手持無沙汰なボクは、店内を巡りました。



 此処は元々、お父様のガレージなので、その事実を彷彿させる男性的なものもあります。こちらは壁に掛けられた鹿の角。何故かガスマスクが掛けられ、横にはシルバーが。何ともシュールな演出です。



 キャノンのデジタルカメラ。



 これはイイ!
 コカ・コーラのロゴ入りミラー。
 一目で欲しくなりました。



 一方、お嬢様は美術の専門学校に通われたとのことで、「作品」とおもわれるものも。こちらは軍鶏でしょうか。まだ制作途上ですが、リアルな描写に感動です。



 仏像画のデッサン。色塗り前なのに、この腕前!



 人差し指の木彫り。
 芸術とは仰々しいものではなく、身の回りに普通に存在するオブジェクトや、この作品のように自身の体のパーツですら題材になることを、改めて教えられました。



 ガレージ前のBbは、やはりお父様の愛車だそう。
 今は亡きラブラドールの愛犬「ハッピー」を載せるために購入したのだとか。ただ、あちこち傷んでおり、要修理だそうです。
 ハッピーとの思い出は尽きず、「作品」を造り、太源の前に置いてあるそう。早速見に行きました。



 左の黒いワンちゃんが「ハッピー」。赤い首輪は実際に身に着けていたもの。
 右の白い子は、お店のスタッフさんの愛犬だったそうです。

 とってもステキで、優しさに満ちた女性でした。幼い頃にはお父様のMGAで送迎されるのが、ちょっと恥ずかしかったと、はにかんで仰いました。
 これまでは各地で催されるイベントへの出店が多かったそうですが、現在、太源のお手伝いをしながら、6月の本格オープンを目指して準備中です。

 クルマやバイクにのめり込むあまり、奥様や彼女から「ブーブー」言われている方には、絶対のお薦めです。お昼においしい中華料理を楽しみ、食後にNEMUNOKIでリングをプレゼントすれば、必ず喜ばれます!


NEMUNOKI
Instagram nemunoki_silver925

Posted at 2025/04/26 09:32:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | インテリア・骨董 | 趣味
2024年09月05日 イイね!

飯能窯 (埼玉県飯能市)

飯能窯 (埼玉県飯能市) 9月1日、日曜日。
 台風10号の影響で関東地方は雨。
 家でパソコンを見ていると、地元に素敵な場所があることを知りました。生憎の天気でしたが、いそいそと出掛けました。





 ここは、埼玉県南西部、飯能市。
 東京で幼少期を過ごされた方には、小中期に林間学校で訪れた方が多くいらっしゃると思います。山林と川に恵まれた場所ですが、陶器窯が存在するとは初めて知りました。
 東京都青梅市に近い鄙びた場所に、こんな素敵な建物が佇んでいました。こちらは本棟で、事務所兼陶芸教室として使われているよう。



 本棟とは逆L字の配置で、こちらの棟が接しています。ギャラリーと窯を擁する工房があります。



 扉のガラス越しに、焼き前の陶器が見えます。



 ギャラリーへの案内板が。
 お、コーヒーも飲めるよう…。



 扉から。
 何だか、ワクワクします。

●飯能焼について

 天保元年(1830年)からおよそ50年間、江戸時代から明治初期まで飯能焼は日常使いを目的とした器として焼き続けられていました。明治時代になって交通の発達や瀬戸物の流通などの理由により、飯能焼の歴史は一度、幕を閉じます。現在の飯能焼窯先代の窯元である虎澤英雄はこの幻となった飯能焼に魅せられ、再び飯能に窯を開くことを志します。
 そして昭和50年、約100年ぶりに飯能窯を開き、飯能焼を復活させました。

●飯能焼の特徴

 飯能焼は鉄分の多い土に白い化粧土による装飾、「イッチン」が特徴です。虎澤英雄が江戸時代の飯能焼に惹かれた理由はその独特な技法でした。イッチンとは化粧土と呼ばれる液状の粘度を金具のついたスポイトなどに入れて押し出しながら模様を描くものです。
 現在の飯能窯でもその技法を受け継いでおります。また、伝統とモダンの融合としてイッチンだけでなく窯元が開発した釉薬によるブルーを代表とした見事な色彩も現在の飯能焼として親しまれております。

(※戴いたパンフレットより)



 窓際のコーナー。
 親しみ易く、かわいらしい作品が並びます。



 野菜や、



 きのこ。
 大上段に「陶芸」と、構えていない姿勢が庶民的。



 コーヒーカップ。



 器。



 全体に低い位置による展示。
 作品を見下ろす視線になり、立体的に鑑賞できます。



 お内裏様とお雛様。
 お嬢さんをお持ちの方にお薦め!



 こちらは、喫茶のカウンター。
 此処でコーヒーなどを準備、



 奥のテーブルで戴きます。



 窓の外、下には清流が流れ、絶えず水音が轟きます。



 生憎の雨でしたが、この山奥のロケーションには良い相性…。



 逆方向を臨むと、別棟が。
 


 早速、向かいました。



 玄関。
 こちらでは靴を脱ぎ、スリッパに履き替えます。







 こちらは、かなり「芸術性」を前面に打ち出した作品と演出です。



 個人的に、これが欲しいと思いました。
 後で本棟でお訊きすると、別棟の作品は全て「非売品」とのこと。
 ウーン、残念…。

 自宅から車で30分程の地に、こんなに素敵な窯があると知り、少なからず感銘を受けました。窓の外の木々は、大半が紅葉。11月は、それこそ「燃える」ような光景になると、お店の女性が仰っていました。その頃には絶対、行くと決めました。



 という訳で、本日の「お持ち帰り」がこちら。
 コーヒーカップとスプーンを買い求めました。
 ちょっと斜めのシルエットが気に入りました。

 地元でも、あまり知られていない素敵な場所。
 こうして記事を書いていても、また訪れたくなります。
 今度は、せせらぎを聞きながら、コーヒーを味わうと決めました。


飯能窯

埼玉県飯能市苅生28-1
042-973-9099

9:00-17:00 火休




Posted at 2024/09/06 06:10:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | インテリア・骨董 | 日記

プロフィール

「お知らせ http://cvw.jp/b/2970161/46422054/
何シテル?   09/28 15:34
 妻はアルコール依存と摂食障害を患い、主治医の勧めで調停離婚しました。その1年後、彼女は突然世を去りました。一年に2回の母親との別れを経験した一人息子と、ドライ...
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