
昨日、ボクが暮らす埼玉県南西部は霙。
先週、洗車をしましたが、すっかり汚れてしまいました。
実は昨日は、午前と午後に歯科を「はしご」しました。
何と、左顔面の帯状疱疹になってしまったのでした。
という訳で、今日は外には出ず、懸案のレコード整理をしました。
今日の「お久しぶり!」は、50枚入りダンボール2つを開けた中からのコレです。
イギリスのプログレッシヴ・ロック・グループ、ムーディー・ブルース(Moody Bluce)のサキソフォン奏者、レイ・トーマスのソロアルバム、「樫の木ファンタジー」です。
(原題:"From Mighty Oaks")
タイトル写真は、表ジャケットです。
ムーディー・ブルースは、クラシック的センスをベースに、ブリティッシュ・ロックのエッセンスを載せた音楽性。今となっては古典的な音ですが、大変「優しい」サウンドは、今も魅力です。
余談ですが、このグループのギタリスト、ジャスティン・ヘイワードと、ベーシストのジョン・ロッジがデュオ・アルバムを発表したのが、ボクが中3か高1の時。ニッポン放送の「日立ミュージック・イン・ハイフォニック」で録音しましたが、アルバムを漸く買えたのは大学入学後でした。
「Moody Bluce」と聞くと「ムードに富んだブルース」と勘違いしがちですが、「moody」の本来の意味は「陰鬱な」、「気分次第」、更には「取るに足らない」の意味。その被修飾語たる「 Bluce」は、まさしく虐げられたアメリカ南部の黒人がルーツ。そんなグループ名の彼らは、ロマンティック、スゥイートな音楽を創造、今年還暦のボクを捉えて離しません。
今日の目的の一つは、この「ブルー・ジェイズ」の発見でしたが、妙なことに「樫の木…」が出て来ました…!
これは、ボクが所有する数少ないイギリス盤。
「レコード・コレクターズ」誌でも特集が組まれるほど、イギリス盤の支持者は熱心です。基本的に、その対象はブリティッシュ・ロック・グループ。イギリス盤の魅力は、いろいろと言われておりますが、大したオーディオを持っていないボクにとっては「耽美的なジャケット印刷」の世界!同じ盤なのに、イギリス盤、アメリカ盤、日本盤を比べると、ジャケット印刷の美しさはダントツでイギリス盤!色合いと言い深見と言い、米・日のそれと比べて「工芸品」の面持ちです。
何とも繊細で牧歌的な裏ジャケットです。
中に詰まった「ミュージック」は、如何にもイギリス的・ケルト的な、陰翳とロマンティズムに満ちたもので、我々日本人の感性に共通する「侘び・寂び」が存在します。
中袋です。
この時代のイギリス盤には、必ず左下に「made in Great Britain」か、若しくは「---England」のクレジットがあります。
インナースリーブの表紙。
…巨大なオークの木の根元の芝生に、アーティスト名が刻まれています。
インナースリーブの裏表紙。
…写真がヘタクソなボクですが、素晴らしい色合いの写真をデジカメで撮りましたが、少しでも伝わることを願います。
瓢箪から駒でしたが、久し振りに針を落としました。
懐かしさが、胸中に満ちました。
あの当時。
精一杯心を込めて告白し、「思いっきり」振られたことも(!笑!笑)
【今日の「オマケ」!】
今日は50枚箱を2つ開けました。
一番の収穫はご紹介した「樫の木…」でしたが、どういう訳か、ブラック・ミュージックがイロイロ出て来ました。
ちょっとだけ、ご紹介します。
今日は、どういう訳か、ソウルミュージックが沢山出て来ました。
ボクにとり「永遠の美女、永遠の美声」、ダイアナ・ロスのベストです。
「Touch in the Morning」の甘い声を聴くと、今も心ときめきます。
スタイリスティックスのベストです。
チャンスがあればもっとお話ししますが、ボクが若い当時のソウルはシングル主義で、アルバムにあまり良いものがありませんでした。それで、ソウル系のレコードは、ベストを買うようになったのでした。
フィラデルフェアを代表する黒人ヴォーカル・グループ、インペリアルズ。
はっきり申し上げますと、これもシングル盤の「寄せ集め」です。
しかし「星に願いを」、「慕情」等、当時のスタンダードを黒人的に歌った録音がイイ!!
…お先に休ませていただきます。
…おやすみなさい(笑)。
Posted at 2020/01/19 19:23:39 | |
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