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2020年12月06日 イイね!

LAID BACK (山梨県甲府市)

LAID BACK (山梨県甲府市) 昨日5日土曜日。
 二週間ぶりに難聴の治療のため、長野県須坂市を訪れました。
 その帰路。
 安曇野市の「ギャラリー・シュタイネ」さんで長谷川正浩さんの四角い皿を買い求めるつもりでしたが、念のためホームページを見ると、特集展示の入れ替えのためお休みとのこと。仕方なく手帳の「行きたい処リスト」を捲り、未訪問のこちらを訪れることにしました。



 山梨県甲府市のレコード店「LAID BACK」さん。
 60年代から70年代初頭のアメリカン・ロックを彷彿させる店名ですが、



 中に入るとオール・ジャンルと言うに相応しい在庫でした。クラシックからロック、ジャズ、歌謡曲まで「何でもアリ」のラインナップです。



 LPの在庫は実に膨大、おそらく1万枚はありそうでした。
 ジャズの棚をゴソゴソすると、ボクの好みのものばかり!中でも、ラルス・ギューリンやボブ・ゴードンといったマイナーなバリトンサックス奏者のものが豊富!「アレモ、コレモ」と抜き出していたら、あっと言う間に20枚を超えてしまいました。仕方なく15枚を棚に戻しました。



 カウンターに持って行きました。
 上にはドナルド・フェイゲンと山下達郎さんの「名盤」が並んでいました。



 で、これら6枚を購入しました。
 10インチが4枚、12インチが2枚。
 手前のジェリー・マリガンとワーディル・グレイの10インチはプレステッジのもの。1枚1200円、再発モノですが、同レーベルの10インチは1枚も持っていませんので胸が小躍りしました。6枚で8100円でした。



 12インチの1枚目はこれ、下世話なホーンカーとして名を馳せるテナー奏者、キング・カーチスのatocoの輸入盤。全くスクラッチがなく、盤面も綺麗。おそらくヴァージン盤。しかし演奏は例によって、良い意味でコキタナく、ボクの好みのドストライク!中でも名曲「ホンキー・トーク」がカッチョイイ!



 こちらは女性オルガン奏者シャリー・スコットとハイ・トーンで知られるトランペッター、クラーク・テリーの共演盤。オルガンを前面に押し出したアーシーな演奏で、終始ブルージーな雰囲気!ちなみに、シャリー・スコットはテナー奏者スタンリー・タレンティンと結婚していたことがありました。


 5桁のオリジナル盤の在庫もありましたが、総じてリーズナブルな価格設定。これならば、2,3カ月に一度は訪れてみようかと思いました。
 オール・ジャンルなので、好きなアーティストのアナログを集めている方にはお薦めのお店です。


LAID BACK

山梨県甲府市中央5-3-21
055-235-5157

13:00-19:00 水曜休

※駐車スペース有


Posted at 2020/12/06 15:09:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | レコード店 | 音楽/映画/テレビ
2020年10月11日 イイね!

芽瑠璃堂(埼玉県坂戸市)

芽瑠璃堂(埼玉県坂戸市) 先月のことです。
 坂戸の名店「丸長」さんに朝7時20分に到着、既に13人が行列する後尾に加わり、食べ終わったのが9時過ぎ。至近のコインパーキングに停めたロードスターに向かいながら、何気なく見たビルの2階の窓の内側に、縦に

『芽瑠璃堂』

の文字が。

 俄かには信じ難かったのですが、携帯を取り出して調べると、やはりそうでした。

 芽瑠璃堂さんはボクが学生の時代、吉祥寺の西の商店街に存在した小さなレコード屋さんでした。当時のメインストリームと言える洋楽グループ、例えばマイケル・ジャクソン、カーズ、プリンス、マドンナなどは一切扱わず、マニアックなアーティストのアナログを販売していました。ボクはここでフェアポート・コンヴェンションを初めて買い、バート・ヤンシュを揃え、ジョン・サイモンやジェシ・ウィンチェスターなど、『某社』が販売していた『ロック名盤復活シリーズ』を少しずつ買い足したものでした。余談ですが、ボクは卒業と同時に、その『某社』に就職したのでした。
 
 さすがに朝9時には開いておらず、改めて昨日、訪れました。



 階段から見上げた入口です。
 何ともヒップでファンキーなイラストがお出迎え。
 これを近くで撮ろうと思っていたのですが、折り畳み傘を仕舞うのに気を取られ、すっかり忘れてしまいました。



 店内です。
 土曜日の14時30分でしたが、客はボクだけ。
 今はネット販売が主ですし、それを念頭に置いての坂戸出店なのだと思いました。



 LPは、2枚以上購入すると半額!
 これは率直に嬉しく思いました。

 

 シングルもLPも、ジャンル毎の区分けは一切ありません。
 ジョン・コルトレーンの裏にフランク永井、その裏にミッシェル・ポルナレフがありました(笑)!特定のジャンルしか聴かない人は嫌がると思いますが、ボクのように「クラシックと演歌以外は守備範囲」の者には、次に『ナニガデテクル』かわからない期待感が生じ、わくわくしました。

 3枚を選び、70代とおぼしきご主人が立つカウンターへ。

「検盤と試聴、こちらで出来ますよ」

「吉祥寺の芽瑠璃堂さんで、キズモノを掴まされたことはありませんから」

 ご主人、一気に「お懐かしい」モードに!
 おまけに、ボクが『某社』に20年勤めたこと、業績不振で繰り返されたリストラで、遂に一本釣りされたことをお話ししました。長年、マニアックなレコード店を営んで来られたご主人、当時の『某社』の洋楽スタッフとも交流があり、今はボクと同じ事情で『某社』を去った先輩や同僚社員の話しで盛り上がりました。
 『某社』時代もそうでしたが、音楽好きは基本的に『優しく』、『平等』、『自由尊重』、『ロマンティスト』、『ドリーマー』!!…こういうボクと同じ匂いのする方とお会いすると、たちまち20代の感性が甦ります。

 会員登録をし、あるシングル盤を探して下さいとお願いし、帰途につきました。

 今日の購入レコードです。
 全て手書きのキャプションをつけたまま、持たせて下さいました。
 ただ「売れればイイ」ではなく、こういう「感性の共有」は、この時代ではとても貴重ですし、持ち帰って見た時に口元が緩みました。




 モータウンの男女混声グループの雄、グラディス・ナイト&ヒップスのベスト。彼らの代表作は「夜汽車よ、ジョージアへ」ですが、通じる情緒が溢れる曲ばかり。一曲毎に納得の頷きで聴きました。



 ジャズ3大レーベルの一つ、リバーサイドのジョニー・グリフィンです。
 アート・ブレイキー&ジャズメッセンジャーズ張りのフロント3管!!典型的なハード・バップに、アーリータイムスをつい飲み過ぎてしまいました!



 コレは、キャプションだけで購入しました。全く無知のアーティストですが、どうもスペインはバルセロナのレコード会社によるリリースで、アーティスト名とタイトルは

"Pony Poindexter / En Barcelona"



 針を落とした途端に「…!」

「ナンダカ、キイタコト、アルヨウナ、キガスル…」

 よーく考えていたらわかりました。
 アニメ「秘密のアッこちゃん」のエンデイング・テーマと瓜二つ!

 2曲目は典型的なロックン・ロールのベースに載せて、ジャズやスカ、所謂ブラスバンドなどが融合したような、不思議なサウンド!



 プレスリーの「監獄ロック」モドキもありました。
 いやー、これは明言しますが「ヘンタイレコード・ヘンタイアーティスト」!
 でも、メチャクチャおもしろかったです。

 こちらは『宝の山』!
 また伺います。
Posted at 2020/10/11 17:38:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | レコード店 | 音楽/映画/テレビ

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