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2020年11月08日 イイね!

安曇野ジャンセン美術館(長野県安曇野市)

安曇野ジャンセン美術館(長野県安曇野市) 昨日7日。
 「ギャラリー・シュタイネ」の次に立ち寄ったのがこちら「安曇野ジャンセン美術館」です。

 ジャン・ジャンセンはアルメニア出身で、フランス画壇で活躍した画家。日本語で言うところの「侘び・寂び」に溢れる作品が最大の特徴で、我々日本人の感性に符合する作風で知られています。
 ボクはテレビのニュース番組の特集コーナーで画家ジャンセンと博物館の存在を知り、4、5年ほど前に安曇野を訪れました。例えばロートレックのような知的でお洒落な作風とは真逆、細く歪んだ輪郭に灰色を多用した冷たく荒涼とした描写が、何故か心に強く刻み込まれました。
 今回、久し振りに再訪問しました。



 美術館の全景。
 紅葉の樹林の中に佇み、ちょっと幻想的でした。



 丸いドーム状の玄関を潜ります。
 直ぐ右に受付があり、入場料を支払います。観賞のみで850円、喫茶コーナー利用付で1100円です。ボクは後者にしました。



 館内は撮影禁止ですが、この一角だけ記念撮影用でオーケーとの事でした。



 これらの2枚だけ撮影しました。



 「写真集Ⅰ」を1000円で購入しました。
 著作権に触れてしまいますが、帰宅後に撮影した三点だけご紹介します。



 ヴェニス「ゴンドラ」。



 ヴェニス「浅瀬の網」。



 「あざみのある静物」。

 ジャンセンは風景画とバレリーナの人物画で知られますが、静物やバレリーナ以外の人物画も沢山遺しています。この安曇野の美術館は、館長の塚原章夫さんが長年かけて蒐集した作品を公開したもの、世界で唯一のジャンセン作品のみの美術館です。

 ホームページに、収蔵作品の紹介コーナーがあります。ご興味のある方はご覧になってみて下さい。個人的に印象的なのは「闘牛の後」。敗者に訪れる残酷な運命を描き、母国アルメニアの状況を無言で語ったように思えてなりません。

ttp://www.musee-de-jansem.jp/  (※頭にhをつけて下さい)

 紅葉を愛でながらコーヒーを味わいました。











 美しき日本の秋、安曇野の秋に感動して帰途に就きました。


安曇野ジャンセン美術館

長野県安曇野市穂高有明4018-6

0263-83-6584

Posted at 2020/11/08 14:01:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | 美術館 | 趣味
2020年11月08日 イイね!

ギャラリー・シュタイネ(長野県安曇野市)

ギャラリー・シュタイネ(長野県安曇野市) 徐々に秋が深まって来ましたが、皆様如何お過ごしでいらっしゃいますか?
 昨日ボクは、三週間振りに難聴の治療で須坂市に行きました。
 帰路。「秋の安曇野」に立ち寄りました。

 ボクがよく閲覧するブログの一つに、長野県安曇野市にご在住の方によるものがあります。そちらで紹介されていた、魅力的な場所を訪れました。

 こちらは「ギャラリー・シュタイネ」さん。
 全国のアーティストによる作品を、ギャラリー内で展示販売しています。



 安曇野市は街中は何処にでも存在する地方都市ですが、北西部は奥日光や那須に似たロケーション。美術館やギャラリー、家具工房などクリエイティヴな施設やお店が点在します。昨日は紅葉の真っ盛り!有明山通りから細い道に入り、舗装がなくなった少し先に、こんな素敵な光景がボクを待っていてくれました。



 玄関前、「作品」が迎えてくれました。
 何やら「石の列車」的なものです。



 キャプションです。



 こちらは、船の残骸のような作品。



 作品名を「難破船」と想像しましたが、何と「泥舟」デシタ!



 玄関です。
 紅葉と積み上げられた薪が、秋の深まりと間も無い冬の到来を告げていました。



 青い作品が置かれていました。
 逆U字型に窪み白い漆喰を施したこのスペース、何処かロマネスク様式的。ここに聖母マリア像を置いたら、違和感なく収まる気がしました。





 中に入ります。
 何と、早速今日の目的、長谷川正浩さんの作品のコーナーです。
 ボクは陶器については全くの浅学。先ほど触れた安曇野在住の方によるブログで、こちらで作品を購入された旨の記事を読み、ボクも欲しくなったのでした。

 

 長谷川さんからのメッセージです。

 年配のご夫人に「いらっしゃいませ」とお声掛けされました。こちらのマダムでした。埼玉県から初めての訪問、地元の方によるブログでこちらと長谷川さんを知り訪れた旨をお伝えしました。ご丁寧にお礼を仰って下さり、玄関外の青い作品も長谷川さんによるものとご教示戴きました。





 マグカップをふたつお渡しし、購入を伝えました。

 上は時計、下はブック型のプレート。
 独特の色遣いと宇宙観が魅力です。
 何故か谷川俊太郎さんのデビュー作『二十億光年の孤独』が思い起されました。



 左奥の北側のスペースで、秋冬の特別展が開催中でした。



 陶器が整然と並びます。



 特別展のキャプション。
 有吉亙さん、松浦唱子さん、渡辺キエさん、三人の作品です。



 こちらは、松浦唱子さんの作品。
 普段使い用の「お鍋」類が並びます。
 マダムから「松浦さんと長谷川さんはご夫婦」と教えて戴きました。



 松浦さんからのメッセージです。





 丸みを帯びた形に、優しく淡い色遣いが特徴。
 女性に大変人気なのだそうです。



 この照明も松浦さんの作品。
 軸と脚は、船のスクリューです。







 こちらは有吉亙さんの作品。
 花をモチーフとしたお皿や茶碗が目を惹きます。
 個人的に、お皿には梅干しやスモモを入れたら映えるように思いました。





 こちらは、渡辺キエさんの作品。
 白いシンプルなデザインが特徴。
 下の平皿には、サンマの塩焼きに大根おろしを入れ、親指ほどの辛子明太子を添えたくなりました。



 南側は、おそらく常設作品のためのスペース。

「たたずむ人」

 枠だけの額の中心に人物像。背景は壁。
 面白い発想です。



 「NAVAS陶板」とありました。
 ちょっとアメリカンな「ヘタウマ」デザイン!
 端正な意匠が殆どのこちらでは、目を惹きました。



 タイルのスツール。



 こんな物がありました。
 このテーブル、どうやら船舶の扉のよう…。

「いらっしゃい」

 目を奪われて見つめていると、年配の男性が脇に佇んでいらっしゃいました。
 おそらく、マダムの旦那さんと思います。

「これは、船の扉を模して創作された現代アートです」

 …うーむ、ボクの心を全て読まれていました!



 題して『五穀豊穣』!
 一目で「恵比寿様」を連想しました。



 『天使のほほえみ』。
 「森三中」の人に似ていると思いました(笑)。



 動物をモチーフにした作品もありました。

 『仔猫』。



 『羊頭部C』。



 『天使猫』。

 写真は全てお許しを得て撮影しましたが、半分もご紹介出来ませんでした。こちらの品々の素晴らしさに頷いて戴けたら幸いです。また、ご主人もマダムも物静かで、インテリジェンスが漂うお人柄。プライスの設定も良心的で、ボクのような典型的『庶民』でも、充分手が届きます。

 長谷川さんの作品を求めに、また訪問する旨をお伝えして辞去しました。





 安曇野の秋の素晴らしさを、体で味わいました。

 長野県はよく「教育の県」と言われます。
 
 が、単に結果論に根差した「学校教育」の観点に過ぎず、ボクには何だか「貧相な物言い」に思えてなりません。今日に至るまでの歴史、自然、生活、文化、伝承などが、長い時間を掛けてミックスチャーされて発酵した結果こそが、『信州』最大の魅力に思えてなりません。
 
 ボクは東京で生まれて東北の田舎町で中高を過ごし、東京で大学を出ました。現住所は埼玉県。『信州』に親戚や知己はいません。そんなボクですが、信州の豊穣さに嵌っております。
 
 この地に暮らす人々を、大変に羨ましく思い、同時に尊敬して止みません。



 さて、マグカップを2つ、買って帰りました。





 手に取り両側から眺め、ニタニタしてしまいました。

 展示品を販売する「お店」ですが、博物館的な存在。
 時間を忘れて見入ってしまいました。
 こういうオブジェがお好きな方には、絶体にお薦めです。


ギャラリー・シュタイネ

長野県安曇野市穂高有明7360-17

0263-83-5164

10:00-17:00







Posted at 2020/11/08 12:17:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | インテリア・骨董 | 趣味

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何シテル?   09/28 15:34
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