
昨日10月30日、土曜日。
今回、難聴よりもストレート・ネックが原因の首筋の痛みの治療が目的で、二週間振りに長野県須坂市の鍼灸院を訪れました。
帰路、今回も安曇野市の「ギャラリー・シュタイネ」さんを訪れました。
少し紅葉が進んでいました。
毎回、この玄関扉を開ける時、胸が躍ります。
「いらっしゃいませ」
マダムが声を掛けて下さりました。
今回の訪問目的は、ギャラリー最深部のディスプレイ。
この灯り。
こちらを訪れる度、このほんわかとしたイエローの灯りが心に沁み、癒されておりました。脚は馬蹄、ネックは農機具部品を再利用したもの。ただ、それなりの価格。…毎回躊躇しておりましたが、先々週に訪れた帰路、どうしても欲しく次回の訪問で購入すると決めたのでした。
ご主人が、丁寧に説明して下さりました。
作家は、笠井秀郎(しゅうろう)さん、71歳。長野県松本市の工房で吹きガラスを製作されており、オリンピック開会式の和太鼓演奏の際の照明を製作された、著名な方だとか。シュタイネさんでは、幾つも作品を展示しています。
こちらは炭火を入れる旧いアイロン。
何かの配管でしょうか。
コーヒー・ミル。
鮮やかな「赤」は、顕微鏡。
笠井さんの製作コンセプトは、「廃物の再利用」。
無価値と決められ、捨てられた物を利用することで、人と空間に優しい灯りをプロデュースすることを生業とされているそうです。確かに、時代を経た旧い物品には、現代の工業産品が喪失した美しい意匠のものが珍しくありません。SPレコードや蓄音機もそうですし、ボクが探している3号式黒電話もそう…。ご主人の説明に、心から同意しました。
裏の窓にも、素晴らしい紅葉。
「ありがとうございました」
ご主人とマダムにご挨拶をして辞去、ギャラリー裏に回り撮影しました。
おそらく、この樹は今が真っ盛り!
出遇えたことに感激し、同時に感謝しました。
帰宅後。
片付けの最中で家はグチャグチャですが、テーブルに置いて灯してみました。
おー、自宅が少しだけ「シュタイネっぽく」なりました。
左は先々週に購入した、有吉亙さんの作品。中身はバーボンの水割り。
中央奥は、諏訪のリビセンで買い求めた、旧式のアイロン。
その右は「安曇野バザール」さんでゲットした、エスプレッソ・コーヒーを淹れる道具。
お皿の上は、ガーリック・トーストにレバー・ペーストを塗ったもの。
昨夜はこんな様子で、蓄音機の音に耳を傾けました。
カウント・ベイシー・オーケストラ、
ビル・ヘイリー、
フランク・シナトラ、
フレッチャー・ヘンダーソン・オーケストラ、
落語「支那蕎麦屋」!
……。
充実したウィーク・エンドになりました(笑)!!
ギャラリー・シュタイネ
長野県安曇野市穂高有明7360-17
0263-83-5164
10:00-17:00
Posted at 2021/10/31 13:15:05 | |
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