
昨日2月5日、土曜日。
以前にも触れましたが、この冬の北信地方は雪が凄く、難聴治療の須坂詣では暖かくなるまで諦めました。またこの第6波で、母がお世話になっている施設も面会謝絶。必然的にこの週末も家の片付けになりますが、さすがに毎週続いており、少しイヤになりました。そんなこんなで、近場に気晴らしに出掛けました。
こちらは『珈琲 地球屋』さん。
国道16号線から多摩橋通りに入り、その名の橋を渡り右折。やがて道路は行き止まりになります。そのどん詰まりの右側。閑静な住宅街に、こんなお洒落な建物があります。
車を停め、玄関へのつづれ織りのアプローチを歩きます。
こんなオブジェたちが迎えてくれます。
玄関脇には、こんなに大きなコーヒーミル!
靴を脱いでスリッパに履き替え、重厚な扉を開けます。
「いらっしゃいませ!」
30代とおぼしき柔和なご主人が迎えてくれました。
正面カウンター左には、クラシカルな巨大ミルが。
重厚な手廻しハンドルの駆動を、ラック&ピニオンのギヤがバーチカルに換え、本体に伝える構造。コレはシブい!
右にはこれまた時代物のレジスターが!
それとは逆に、厨房の奥には、2台近代的なロースト・マシンが並びます。
こちらでは、ご主人自らローストされた豆を販売していますが、店内で味わうことも出来ます。ご主人お薦めの「地球屋ブレンド」を2つ、ペーパーフィルター用でお願いし、同じものをお店で飲んで帰る旨をお伝えしました。
ご主人が、直ちにローストを始めました。
カウンターの背後、玄関扉脇には、何と蓄音機が!
コロンビア製の手廻し!!
美しい筐体が素晴らしい!!!
ターンテーブルに載っていたのは、何とウッディ・ハーマン楽団。
ご主人にお願いし、再生して戴きました。
高い吹き抜けの天井に、何とも長閑で大時代的なサウンドが響き渡りました。何とも羨ましい空間。
傾斜のある天井の採光窓には、コーヒーの麻袋が。
シックな空間にアンティークな家具が並びますが、こんなきらびやかなガラスが優しい光を放ちます。
ココ、特等席!(笑)
テーブルの上には、
バロンのフィギュアが!
店内のあちこちに、ジブリのキャラが置かれています。
個人的に、このスツールが欲しくなりました。
ご主人が淹れたての「地球屋ブレンド」を出して下さいました。
…うん、スッキリとした癖のない味わい!
所謂「アメリカン」ほど薄くはなく、上品なコクと香りを味わいました。
この頃合いには、ボクがお願いしたローストが佳境に入り、店内に薄く紫煙が漂っていました。その焦がし香は何とも豊饒で、大変贅沢なひとときを楽しむことが出来ました。
こんな素敵なお店ですが、開店は土曜日のみ。
販売の主体はネット通販のようですが、ボクが居る間に2組のお客様がいらっしゃいました。ともに電話かネットでオーダーしたものを、引き取りに来た様子でした。
で、持ち帰ったものがこちら。
紙袋の繊維を突き抜けて、かぐわしい香が鼻腔に届きます。
一つは自分で楽しみ、もう一つは会社へのお土産です。
全て飲んでしまったら、また伺うつもり。
コーヒー好きの方には、お薦めのお店です。
珈琲 地球屋
東京都あきる野市草花3719-1
080-7135-3298
土曜のみ営業 11:00-18:00
※今回、カメラの操作を誤り、「甘ピン」の写真が多くなってしまいました。ごめんなさい。
お店のホームページはこちら。よりリアルな雰囲気を味わってみて下さい。
Posted at 2022/02/06 11:02:34 | |
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