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2022年04月03日 イイね!

Lucky Market (埼玉県狭山市)

Lucky Market (埼玉県狭山市) 相変わらず、休日は自宅の片付けに追われています。
 これまでに大量の不用品を、市のクリーンセンターに持ち込みましたが、それでも目見当で4割程度。これらを処分しないことには、残った物の収納が出来ないため、リビングルームと1階の和室は「グッチャグチャ!」の状態…。まるで空き巣に入られたような有様ですが、ここを越えないと次のステップに入れません。

 ですが…。
 次なる空間の構想が、少しずつ進んでもいます。
 落ち着きのある居場所を作り、レコードを楽しんだり読書に耽るのが夢。
 あれこれ考えていると、部屋に置きたいものをセレクトしたくなるのが人情。青梅のランデブーさんでフランス製の照明具を求めたり、安曇野の閤さんでタイプライターをゲットするなどしました。
 そんなある時。過去に訪れたお店を思い出し、クルマを走らせました。



 埼玉県狭山市の「Lucky Market」さん。
 センスの良いアンティークを、比較的求め易い価格で並べている、極めて良心的なショップ。親父が入院し亡くなった旧石心会狭山病院に近く、当時は頻繁に訪れていました。数年前に病院は同じ市内に移転しましたが、近くを通ると親父のことが思い出され、何となく足が向かなくなっていました。ところが片付けを始め、自分の青写真が具体的なイメージになって来て、「あそこなら何かあるかも!」と思ったのでした。人間には「理想」や「夢」が如何に大切かを、改めて身をもって知りました。



 扉を開けると、目の前にこんなモノが!
 木製のアイロン台。ボクが使っているものと形状はほぼ同じ。でも、ウッディなシルエットは遥かに美しい!



 琺瑯製の小麦粉容れ。
 アメリカン・テイストが溢れます。



 時節柄、名前を書いたり呼んだりすることが躊躇されますが、コロナ社製のタイプライター。アルファベットの丸いキーが絢爛豪華!見ているだけで耽溺していまいます。



 木製の靴型。
 これに合わせて革靴を作ります。
 一般家庭で使用することはほぼありませんが、職人仕事の現場を垣間見ることが出来ます。



 手廻しのミシン。
 現代では出番はほぼありませんが、雰囲気はタップリ…。



 カードケース。
 図書館の蔵書カードを収めるようなものですが、収納として使用出来ます。
 これ、いいナァ…。



 ウォー!これはイイ!
 喇叭式の蓄音機。
 ですが、お値段もイイ!!



 SPレコードも少しありました。
 大半がオペラとクラシックの12インチでした。



 こちらは、旧式の冷蔵庫。
 電気ではなく、デカい氷を入れて冷やすもの。ボクが子供の頃、まだこれを使っている家庭もありました。荷台に保冷庫を載せた氷屋さんの軽トラが、子供の身丈ほどもある巨大な氷を積んで巡回、声が掛かると購入量を「貫目」単位で訊き、その場で鋸で切っていたものでした。懐かしき昭和の光景…。

 

 大きなリボンマイク。
 学校や役所などの放送室には、必ずこれがありました。
 どうやら、アイワ製のよう。



 素敵なステンドグラス。
 枠付きで、そのまま飾れるのがイイ!

 さて、見た途端に購入を決めたものがあります。



 こちら、4号式自動電話機。
 実は長い間、3号式を探しておりました。
 霊岸島の祖母宅にあったのが理由ですが、レアで値段が高いこと、ダイヤル回線でも音質が悪いこと、ひかり電話回線等では事実上使用が難しいことを知り、ターゲットを4号式に替えたのでした。
 しかもこれ、受話器コードはカールではなく、長いゴム引き。おそらく、4号式の初期のものと思われます。
 カウンターで支払いをする時に撮影しました。



 持ち帰り、テーブルに載せて撮りました。
 うん、イイ。
 背後にちょっとだけオリベッティが映っていますが、シルエットの相性は抜群!



 丸いこれは「ベル」ではなく、ローゼット。
 電柱の本線から屋内に引き込んだ局線を、この中で電話機に繋ぐものです。



 今では絶滅種のマイナスねじを取りました。
 緑青だらけの先端部が、経年の長さを物語ります。
 …この状態、本体の内部が想像できます。



 ダメ元でこれを購入しました。



 さあ、準備完了!



 玄関にあるT.A.に繋ぎました。
 重いベークライト製の受話器を上げ、耳に当てると…

 発信音がしません。
 (ヤッパリ…)

 気を取り直して携帯からかけると。

「ジリリリリーン!」

 懐かしいベルの音が、玄関に轟きました。
 ちょっと感激、内蔵された2つのベルが奏でる合奏を、暫く聞き入ってしまいました。祖母宅にあった3号式に似ているような気がし、可愛がってくれた「バアチャン」が横に座ってニコニコしているような、ほっこりとした気持ちになりました。



 本体下に貼付された検査票です。
 沖電気製、昭和35年10月との表記。61歳と3カ月のボクが生まれる2ヶ月前の製造。昔の製品はかくも頑丈かと、改めて実感しました。マイナスネジばかりの電話機、消滅したオートバイメーカーで断トツの残存台数のメグロを思い出しました。
 
 少し4号式について、インターネットで調べました。
 着信は出来ても発信はNGということは、この型式ではあるとのこと。
 対処方法を勉強し、完全復活を目指すことにしました。


Lucky Market

埼玉県狭山市入間川4-16-26

0120-940-956
10:00-18:00 木休

Posted at 2022/04/03 15:19:12 | コメント(2) | トラックバック(0) | インテリア・骨董 | 趣味

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