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2022年08月28日 イイね!

喜劇駅前食堂(長野県南佐久郡佐久穂町)

喜劇駅前食堂(長野県南佐久郡佐久穂町) 8月20日、土曜日。
 小海線八千穂駅前の「たかとんぼ」さんで舌鼓を打った後、周辺を散策しました。



 「たかとんぼ」さんを出て閑静な高原の駅前通りを少し北に歩くと、こんな建物がありました。旧い白土の古民家。暖簾が出ているので、どうやらお店のよう…。



 小さな窓が2つだけのシルエット。脳裏に中のイメージが、あれこれ湧きます。



 玄関横に、屋号を記した表札。
 『喜劇駅前食堂』とありますが…、



 もうひとつ、こんな物も。
 「食堂」を名乗っていますが、どうもここは、雑貨屋さんのよう。

 ボクの勝手な想像ですが、この屋号は嘗て人気だった映画『喜劇駅前●▲』にヒントを得て命名したのでは、と思いました。
 このシリーズ、ウィキによれば東宝の『駅前シリーズ』として1958年から1969年まで制作されました。第一作は「喜劇」を冠さず『駅前旅館』。第二作の『喜劇 駅前団地』からも文字通り『喜劇』を名乗ります。キャストは森繁久彌、伴順三郎、フランキー堺。…この三人の名を連呼すれば、大体ハチャメチャでお涙ありと、容易に想像がつきます。ボクは小学校低学年の頃、母型の祖母に連れられて、浅草の映画街でそのうちの一作を見たことを、うっすらと覚えております。ちなみに『駅前シリーズ』には『飯店』はありますが、『食堂』は、最もありそうなのに存在しません。
 
 余談ですが、このシリーズの成功で、当時の邦画界は「喜劇モノ」に注力するようになりました。その第一人者が渥美清さん。「主役を張る顔ではない」とされ不遇に甘んじていた彼を抜擢したのが東映。東宝を模倣し、67年から『喜劇列車シリーズ』が3作作られました。『喜劇急行列車』、『喜劇団体列車』、『喜劇初詣列車』。いずれにも主演、車掌や駅員の役柄。これが大ヒットしたことで4作目が企画されましたが、佐久間良子さんが「ヤクザ映画」路線を重視する東映の方針に出演を拒否、空中分解に。その後、松竹から「列車シリーズはウチに向いている、渥美君を譲ってくれ」との申し入れがあり移籍。それが後日、連作映画としてギネスに認められた「男はつらいよ」シリーズに結実します。第一作は69年8月公開。まさしく『駅前シリーズ』から受け継いだ形となりました。

 閑話休題。
 暖簾を潜ります。

「いらっしゃいませー」

 白髪が混ざった清楚な女性が迎えてくれました。





 商品は女性向きが大半。着物やアクセサリー、陶器が中心。マダムによれば、リサイクル物と信州在住の作家による作品が中心とのこと。天井の低い古民家そのままの店舗に、商品ラインナップはうってつけでした。



 陶器の猫。
 手足を省いた丸いシルエット。
 信州の冬の厳しさを彷彿させられました。



 こんなディスプレイが…。
 地元の小学校が廃校になり、戴いて来たそう…。
 一体、どれ程の子供たちの声が沁み込んでいるのかなぁ…。
 ここに存在し続けていることが、一人の人間として嬉しくなりました。



 店の最深部に歩を進めると…。

 ヤヤッ!こんな光景が八千穂で見られるとは!

 売り物かとお訊きすると、ご主人のコレクションだとか。ご夫妻は嘗て東京で暮らしていたそうで、当時ご主人が常連だったジャズバーにあったもの。閉店が決まり、ご主人がマスターから譲られたそうです。なので販売は出来ないと言われました。
 許可を戴き、少しだけ拝見すると…
 左上段端からチェックを始め、僅か5枚目に…



 ウヒャー!!
 何と、ドラマーのチコ・ハミルトンのインパルス盤 "The Dealer" !ジャズとロックの融合サウンドで名高い銘盤! …これ以上見ると、喉から手が出そうな盤がワンサカ出て来るような気がして、此処までにしました。
 あー、ホシかった…。



 こんな物がありました。
 左上のトルソー、生地がとってもオシャレ!



 真鍮製の湯たんぽとは珍しい…。



 何故かネパールのコーヒーを販売していました。
 会社へのお土産に一つ買いました。



 自分用にはこれ、犬の箸置き。
 御代田在住の作家さんによるもの。
 優し気な表情、交差させた手がかわいい…。

 男のボクでも十分楽しめましたが、どちらかと言えば女性向きのラインナップ。奥様や彼女を連れて行ってあげると、きっと喜ばれると思います。


喜劇駅前食堂

長野県南佐久群佐久穂町穂積1422
090-8110-0316

11:00-17:00 金ー日、祝に営業 12月から4月中旬は冬季休業



Posted at 2022/08/28 16:09:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | インテリア・骨董 | 日記
2022年08月28日 イイね!

アール・エス・アイザワ(神奈川県座間市)でエンジン換装 その3

アール・エス・アイザワ(神奈川県座間市)でエンジン換装 その3 昨日8月27日、土曜日。  
 座間のアール・エス・アイザワさんを訪れました。エンジン換装後1000キロを走りましたので、オイル交換と点検をお願いしました。



 今日の担当はYさん。
 リフトスペースに入り、ボンネットが開けられます。



 ライトを使った目視で、裏の裏までチェック。
 各接合部は緩みはなく、「モレ」もありませんでした。



 プラグも全て外して点検。
 焼け具合に問題はありませんでした。



 リフトアップし、エンジン下部を点検。



 ドレンを抜くと、音もなくオイルが排出されます。



 まだ「アツアツ」のオイル。
 1000キロしか走っていませんので、色はそう変化なし。ただ見てお分かりのように、何だかドロンと淀んでいる部分があります。これが新品同士の擦り合わせで生じた鉄粉のスラッジ!…こんなに出るとは驚きました。同時に、たとえ「馴らし」が終わった後でも、定期的なオイル交換は重要だと、改めて気づかされました。



 ドレンボルトを締めます。



 エレメントを交換します。
 いつも思うのですが、この作業は大変!エンジン右側下部にあり、目視は不可能。作業は両手を隙間から潜らせての「勘」頼りです。



 オイルが入ります。



 ゲージをチェックし、



 始動、無事終了しました。

 換装後500キロは3000、1000キロまでは3500を指示されていました。きっちり順守しましたが、3000で碓氷峠を超えるのは、チョット大変でした。今後暫くは5000キープを指示されましたが、普段からそんなに廻しませんので、これは問題ないと思いました。

 「これでオーケー、安心です。これからも大事に、長く乗って下さい」

と、Yさんが仰りました。

 作業終了後、少し「世間話」的な会話をしました。
 昨今、旧車とされる車両の相場の高騰がすさまじく、GTRなどは新築マンション並になっているとか。NAも例外ではなく、定期的にきちんとメンテされた車両の価格は、アイザワさんのような専門店ですら驚く程だとか…。何かの事情でボクが手放し、その後にまた乗ろうと思って探した場合、きっと手が出せないだろう、と…。

 今回、換装を決めたのは「長く乗りたい」から。
 ボクと同様、懐を痛めながら乗り続けている方の大半は、同じ動機のはず…。  
 この構図が崩れない限り、状態の良い車両が売りに出る可能性は、限りなく低いと理解出来ました。

 一方、昨日ではありませんが、こんな事がありました。
 他店で買った白いNAが、不調を訴えアイザワさんに持ち込まれました。ボクも見ましたが、外装はとてもキレイ。…なのにエンジンと下回りを診たら、トンデモナイ状態!直すとなると凄い金額になるが、持ち込んだのはまだ20代とおぼしき男性だったとか…。

 若くても既に四半世紀を過ぎたNA。
 部品供給体制などの要因もあり、今後益々維持が大変になりそうです…。

【今日の「オマケ」!】



 ファクトリーから「ドン!カン!」の音。



 ありゃりゃ、「完バラ」だ…。



 作業中のNさんとお話ししました。
 ネジ1本まで新品にするレストアとか。カーペットも新品を張るそう。
 いやー、一体いくら掛かるのだろう…?
 世の中にはスゴイ人がいるナー…。

 貧乏人の感想デシタ(笑)!




 
 
Posted at 2022/08/28 06:20:54 | コメント(2) | トラックバック(0) | ロードスター | クルマ

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