
昨日の5日土曜日。
「LAID BACK」さんに向かう前、こちらで腹ごしらえしました。
道路沿いに大きな山岸さんの写真入り看板。
甲府大勝軒さんです。
いい雰囲気。
暖簾は一枚一枚が小さなもので、ちょっとお洒落な印象。
中へ入ります。
「いらっしゃーい」
カウンターの中から、東池袋系の「制服」、紺色のシャツに頭に巻きタオル姿、短髪で初老のご主人が声を掛けて下さいました。勿論、マスク着用。スタッフは他に女性2名。
のれん会の会員証が飾られていました。
ちょっと斜めだけれど、いいデスネー。
メニューです。
こちらでは「もりそば」ではなく「つけめん」と呼んでいます。
例によって小食のボクは、つけめん小(750円)に、ネギ(110円)をお願いしました。トッピングに「チャーシュー」や「メンマ」はありません。
味変用の調味料も揃っていましたが、ボクはデフォルトで戴きました。
茹で時間は8分。
「おまちー」
おー、「東池袋の顔」を、甲府で拝めるとは幸せの極致!
麺は「ツルモチ」!
店内に製麺機は見当たりませんが、おそらく自家製。この食感は、所沢やお茶の水にとても似ています。
スープです。
「甘・辛・酸」のバランスは33.3ずつ!
大変に美味しい!
お茶の水の味に近いと感じました。
特筆すべきはチャーシュー!
こちらでミチッとしたもも肉ではなく、柔らかく煮込んだバラ肉。これが大変おいしく、しかもサイズは小さいながら5枚も入っていました。伊勢原のお店のものに似ています。山岸さんのオリジナルとは異なりますが、発展進化型と思いました。
メンマは細いものが7、8本。
甘辛に醤油や味醂で味付けがされ、スープと似てて非なる味わいでした。太いものも歯応えがあって美味しいけれど、こういう細く味が沁み込んだものはボクの好み。
固ゆで卵半分が入っていました。
これこそ、「山岸御大の具」!
スープの味を吸い、メチャクチャ「おいしーーい」!
厨房前のカウンターで食べていたのは、コロナ対策もあり、中央にボクの3人だけでしたが、ご主人との会話から常連さんと思われる2人が先に帰ってから食べ終えました。すると、ご主人が声を掛けて来ました。
「お客さん、どちらから?」
「所沢の近くです」
ご主人、途端に目が笑いました。
「所沢のお店、行かれたことありますか?」
「ええ、勿論。近くですから長く通っています」
何でも、所沢のご主人とは、東池袋での修業で同期なのだとか。
当時のエピソードを、いろいろ伺いました。
同じ釜の飯を食い、一緒に同じ夢を見て互いに切磋琢磨した「仲間」。年齢は離れていますが、呼び捨てではなく「ちゃん」付け!大変当時を懐かしんでいらっしゃいました。
ボクが「『固茹で玉子』を入れないお店が多い」ことを言うと
「うちは『味玉』にした時もあったけれど、『この味には固茹での方が合う』とのお客さんが圧倒的だった、御大はそこまで分っていたのだと納得しました」
と仰りました。
「LAID BACK」さんとの組み合わせで通うことになりそうです。
甲府大勝軒
山梨県中央市浅利3583
11:00-21:30 水曜休
Posted at 2020/12/06 16:16:12 | |
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ラーメン(丸長・東池袋系) | グルメ/料理