
先週4月10日、土曜日。
半年ぶりにかかりつけの歯科を訪れた帰路、およそ10年振りに訪れました。
宮原駅西口からすぐの「麺屋 六文銭」さん。
嘗ては駅南の踏切東側角にありましたが移転、こちらのお店は初めてです。
引き戸を開けて入ります。
左側に券売機が鎮座しています。
「もりチャー麺少なめ(1050円)」、「青ねぎ(110円)」、「のり(60円)」を買いました。
「もり」と聞いてピンと来た方、きっといらっしゃると思います。
そう、「大勝軒」を名乗ってはいませんが、こちらのご主人は東池袋で山岸さんの下で修業された方。
入口上に、写真と色紙が掲げられています。
お店はカウンターのみ。
感染対策で席が間引かれ、現在7席での営業です。
ご主人と女性(奥様かもしれません)でのオペレーション。
麺の茹で時間は12分。
暫く待ちます。
「お待ちどうさまでした」
女性が手渡してくれました。
麺はかなり太いものですが、「ゴワゴワ」や「ワシワシ」ではなく、程よい茹で加減で食感も嚥下感もグー。嘗て味わった山岸さんのものを彷彿させられます。上には、巨大な1枚肉のチャーシューが載ります。
スープは甘・辛・酸の割合は「3:1:6」くらい。
酸味が前面に立ちますが、「…スッパー!」ではなく、魚介と動物の出汁と融合したおいしいもの。現在、大勝軒の多くはさらりとした醤油ベースが基本ですが、こちらは「嫌味」ではない動物系のコッテリ感があります。40年前に東池袋で食べていた当時、山岸さんのスープはこれに近かったと記憶しています。ボクが味わった中では、伊勢原のお店に近く感じました。
少し辛味が欲しくて、
カウンター上の調味料から、
七味を少し掛けました。
…ボクの好みの「ドンピシャ!」になりました。
スープの具は、小ぶりなチャーシューが2枚。それにトッピングした青ねぎ。
麺を啜るのに夢中で最初は気付かなかったのですが、昔食べた時はメンマやキャベツが入っていた記憶が…。途中で申告するのは「後出しジャンケン」にも等しいですし、還暦の白髪おぢさんが欠食児童が如き振る舞いをすることに抵抗があり、何も言いませんでした。まあ、前回とは具材が変わったのかもしれません。
デフォルトの2枚も巨大なトッピングも、チャーシューは「トロントロン」の状態!これがまた、麺とスープにピッタンコ!!大変おいしく戴きました。欲を言えば「お土産」として買い求め、家でこれを「つまみ」にビールを飲みたくなりました。
啜ってはスープを含んで「もぐもぐ」を繰り返していたら、あっと言う間に食べ終えてしまいました。血圧130前後、後ろ髪を引かれましたが、これ以上は我慢しました。
こちらのご主人は、東池袋の他でも修業を積んだとか。
「のれん会」にも「守る会」にも属さず、大看板にも頼らず、腕一本で頑張っていらっしゃいます。この真摯な姿勢、素晴らしく思いました。
こちらのご主人が修業時代のこと、大勝軒の看板を掲げなかった理由、分裂騒動への想い等を語ったページを読みました。ご興味のある方は下記を訪れてみて下さい。
ttps://www.tenpo.biz/tentsu/consumer/cate_food/2019-11-19-100000
麺屋 六文銭
埼玉県さいたま市北区宮原町3-512
048-729-6100
11:00-15:00 / 18:00-23:00
日休
Posted at 2021/04/17 09:02:08 | |
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ラーメン(丸長・東池袋系) | グルメ/料理