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ArtBlakeyのブログ一覧

2022年05月29日 イイね!

Bottega Glicine (山梨県笛吹市)

Bottega Glicine (山梨県笛吹市) 去る5月14日、土曜日。
 諏訪のリビセンで足踏みミシンの抽斗6個を求めた後、もう一箇所、かねてから行きたかった処を訪れました。

 笛吹八代スマートインターで降り、ナビに行先をインプットしましたが、きちんと認識してくれません。どうやら近くまでは来ているようでしたが、暫く右往左往。農作業をされていた男性に伺い、やっと到着しました。



 田畑と住宅ばかりの長閑な場所に、こんな素敵な建物が!まるで御伽噺に出て来るかのような、小さく可愛らしい佇まい。発見した時、思わず「あった!」と呟いてしまいました。クルマが停まったのを認めた奥様が左側の家から出て来ました。来訪目的を告げると、「勿論、大丈夫ですヨ!」と仰り、建物の裏に行きました。
 やがて中から扉が開き、白人の男性が「どうぞ!」と誘ってくれました。



 吹き抜けの三角屋根。
 柱には、ピノキオを思わせる木の人形が…。
 その背後には、大きな木製のピンセットのようなものが。これを見て、ピンと来た方もいらっしゃるのでは…。



 色とサイズ違いのバッグ。
 カップルで揃えるといいかも。



 ミシンが並びます。



 窓の上には、重厚な革カバン。



 おそらくこれは「漉き機」。



 窓の上には、整然とツールが掛けられています。



 奥の作業台の上には、製作中のお財布が。
 突然のボクの訪問で、中断させてしまったようでした。
 ゴメンナサイ…。

 ここは、革製品を製作・販売されている工房 "Bottega Glicine" さん。カタカナで表記すれば「ボッテガ・グリーチネ」。イタリア語で「藤の花工房」の意味だとか。イタリア出身のご主人ランドリシナ・ダニエレさんと、日本人の奥様が営まれています。ご主人の一族は、長くローマとミラノで革工房を営んで来られたのだとか。





 カメラやギター用のストラップが並びます。



 この日のボクの目的物がありました。
 そんなに高価なものではありませんが、ご主人は「ここまで来て下さり、有難う!」と仰ってくれました。





 さて、購入したのはこちら。アイホンでの撮影。
 カメラのレンズキャップ・ケースです。
 ボクは何度も紛失しており、こちらのホームページを見て膝を叩きました。使ってみると、撮影の邪魔に全くならず、とても気に入りました。

 ボクもレザークラフトをたしなみますが、平成25年に親父が亡くなり、今ひとりで暮らすこの実家に転居して以降、道具は仕舞いっ放し。ロードスターの内装をしつらえた程度です。家の片付けを早く終え、ボッテガ・グリーチネさんのようなアトリエを作りたいとの思いを抱きました。

 長閑な立地の小さな工房。
 とても素敵で、夢がギッシリ詰まっていました。



 店名のロゴが、外壁に掛けられていました。
 藤の花をあしらった、お洒落なもの。
 千葉県在住の、鉄芸術家の方に一品メイクをお願いしたそう。

 カメラ用品は、この他にも沢山製作されています。
 お好きな方は、一度訪れてみる価値は十分ありますヨ!


Bottega Glicine (ボッテガ・グリーチネ)

山梨県笛吹市境川町前間田631-2
090-5768-0597

9:00-18:00 日休

※「ボッテガ・グリーチネ」さんのホームページはこちらです。









Posted at 2022/05/29 12:49:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | レザークラフト | 日記
2022年05月22日 イイね!

耕心館 (東京都西多摩郡瑞穂町)

耕心館 (東京都西多摩郡瑞穂町) 昨日5月21日、土曜日。
 朝から家の片付けを始め、土曜は半日だけ開いている市のクリーンセンターを2往復、ガラクタを持ち込みました。1階トイレ前、半間の収納を開けると、あるわ、あるわ…。鉄アレイやら、海外でも使える変圧式の湯沸かし、未開封のチャイナガウンや壁かけのソーラー時計…etc。いい加減、嫌になっておりますが、布団、親父が遺した大量の本、お袋が棚に「飾っていた」だけの食器類を除けば、ほぼ6割の処分が済みました。
 という訳でクリーンセンターからの帰路、ランチを兼ねて至近の名所を訪ねました。



 東京の西、西多摩郡瑞穂町にある「耕心館」。最寄り駅は八高線の箱根ヶ崎ですが、徒歩だと30分以上かかると思います。

 こちらは嘗ての豪商、細渕家の屋敷。竣工は江戸末期から明治初期とされておりますが、どうも定かではない模様。現在は瑞穂町が買い取り、非営利の催事に使われています。キャプションにあるように、社会教育施設としてのスタンスで運営されています。



 門を潜ります。
 正面が母屋。イベントスペースやレストランがあります。
 右側は事務所として使われていますが、嘗ては細渕家が製造した醤油の販売所だったとか。長野県須坂市の旧小田切家住宅にも、同様のものが存在したことを思い出しました。



 玄関ホール。
 剥きだしの無骨な梁と白い漆喰の対比が目に染みます。
 正面の階段は、まるでフランスの宮殿のような意匠。江戸から明治の建築なのに、和洋折衷の不思議な空間です。
 階段右奥は展示スペースで、展覧会などに使われます。この日は催しがなく、入ることは出来ませんでした。



 嘗てはおそらく、上がり框だったのかも。大理石の段差を上がります。



 シャンデリアが優しい光を放ちます。



 ロココ調のカラフルなドレスを纏ったご婦人が、裾を持つ従者とともに降りて来そうな階段。ここで新郎新婦が記念写真を撮ると、一生ものになりそう…。



 後ピンになってしまいましたが、手摺の先端。実に凝ったデザイン。製作はさぞ手が掛かったと思います。



 右はレストラン。
 こちらは後回しにし、先に2階を見学します。



 2階から見下ろしたところ。
 階段スペースの意匠は1階からここまで続きますが、



 一転して「和」の空間が広がります。
 天井は低く、三角屋根の構造。
 嘗て細渕家はここで、養蚕を営んでいたのだとか。
 窓際の正面は、所謂「バンドスタンド」、右端にはグランドピアノがあります。ここではコンサートや詩の朗読会が催されるのだとか。



 大きな窓から庭が見えます。



 その上には、こんなステンドグラスが。
 細かなデザイン、ガラスの切削と嵌め込みに、とてつもない手間と時間が掛かったはず、と思いました。



 窓際から階段の方向を振り返ったところ。
 これはおそらく「大黒柱」。
 1階の玄関スペースには見えなかったので、壁裏などに存在すると想像しました。



 さて、1階へ降りレストランへ。
 欧風カレーセット(1180円)に、食後のコーヒー(200円)をお願いしました。



 食事が届くまで、見学しました。
 庭を隔てる大ガラス窓の手前には、立派な鴨居。
 嘗てここに障子があり、その向こうは廊下だった模様。



 カーテンは、分厚く瀟洒なもの。まるで「緞帳」!
 束ねる房も、実にゴージャス。



 廊下の突き当りは「電話室」。
 ガラスには特注で「電話七番」の文字。
 当時、交換手に「7」を告げるだけで、こちらに掛かった時代…。携帯電話が消耗品となった現代とは、隔世の感があります。



 電話機は昭和27年製ですが、寄贈とありますので、当時ここで使われていたものではなさそう。


 
 ここにもステンドグラス。



 電話室上の柱頭。洋風建築の味わい。
 ガラスには樹木のようなデザインが施されています。



 電話室扉の握り。
 マイナス螺子が使われています。



 廊下のカーテンレールは、太い金属パイプ製。あのカーテンはかなりの重量、こんなにしっかりとした真鍮の支えが必要と想像しました。



 このレストラン空間には幾つもの鴨居が存在、和室として区切られていたものを改装、広い空間にした模様。昭和の末期にフランス料理店として開業したそうです。玄関周りや階段も、その頃に改装したと思われます。
 各鴨居には、その金属製の飾りがあしらわれています。お店の方に何かをお訊きしましたが、わからないとの返答でした。



 この鴨居だけは色合いが異なり、罅割れもありません。飾りもなし。
 老朽化などのため、改装時にリプレイスした可能性があります。



 個室がありました。
 予約客などを通すのでしょうか。



 個室裏には、離れの「書院」に繋がる廊下が。
 靴を脱いで上がります。



 突き当りには、風流な丸窓が。



 書院の内部全景。
 こうして見ると特段変わったことがなさそうですが、



 これには驚かされました。
 …これ、何と「障子」!
 二枚に渡る木の細工、実に素晴らしい作品です。
 こんなに手の込んだ障子、初めて見ました。



 もう一つが「採光窓」!
 八角形の開口部に、蜘蛛の巣状に切り嵌められた曇り硝子。
 所謂ステンドグラスを、単色で作ったもののよう。
 幾何学的なデザインは、和の雰囲気を壊さず、却って溶け込んでいます。
 ここだけ切り取り、持ち帰りたくなりました。



 さて、食事です。
 カレー、サラダ、スープのセットで1180円。プラス200円でコーヒーもお願いしました。お味はごく普通。公共施設のレストランとしてはお高いとも言えますが、この建築物の維持管理には相当の経費がかかるのは明らか。文句は一つもありませんでした。



 食後、外を見学しました。
 庭から見たレストラン。
 出桁造り的な様式。
 1階の改装前の姿を見てみたかったナァ…。



 小雨に、大きな花がしっとりの姿…。



 土蔵がありました。





 残念ながら、非公開でした。



 酒造りに使われた釜とのこと。
 細渕家とは、直接関係がないようです。





 駐車場の隅には、煉瓦の煙突が残っています。
 細渕家は戦後、煉瓦も製造していた時がありましたが、その名残とか。



 日光街道沿いに、白い漆喰と下目張りの外壁。
 のどかなこの地にあって、嘗ての栄華が偲ばれます。

 細渕家が養蚕、醤油、煉瓦を生業としていたことは分かりましたが、その栄枯盛衰を時系列に紹介した展示や解説がないのが、唯一残念でした。
 でも、ボクのように旧い建築に心惹かれる方には、お薦めの場所です。


耕心館

東京都西多摩郡瑞穂町大字駒形富士山317−1
042-568-1505

10:00〜21:00
休館は、第3月曜日(国民の祝日にあたるときは翌日休館)、年末年始




 



 
 




 
Posted at 2022/05/22 09:26:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | 旧き良き建築 | 日記
2022年05月16日 イイね!

ReBuilding Center JAPAN vol.5(長野県諏訪市)

ReBuilding Center JAPAN vol.5(長野県諏訪市) 今日5月16日、月曜日。
 先月29日に休日出勤したため、代休をとりました。

 一昨日、14日の土曜日。
 難聴治療の須坂からの帰路、久し振りに諏訪のリビセンに立ち寄りました。家の片付けはなかなか終わりませんが、何となく空間に対する「夢」が描けるようになって来ました。リビセンに行けば、何かヒントが得られるかも、と思ったのでした。



 東海から関東は雨でしたが、諏訪は何とか降らずでした。ただ、神社の大祭の日で、市内には交通規制が敷かれており、岡谷インターから45分も掛かってしまいました。



 こんな告知が。
 


 玄関正面のカフェは、改装工事の真っただ中。
 奥にヘルメットの作業員の方が見えます。



 玄関右では、古書の企画販売が行われていました。



 こんな本がありました。
 銀塩カメラのイラストと、各機についての解説。ボクが初めて手にした、ミノルタオートコード、親父に強請った末に買って貰ったニコマートFTNも載っていました。



 これはテナーサックスの大金字塔、ジョン・コルトレーンの生涯を描いたノンフィクション・コミック。敢えて微細を描かぬタッチが気に入りました。
 上のフロアで収穫がなければ、この2冊を買おうと思いました。



 2階には、相変わらず凄い量の商品が並んでいます。


 
 この棚、何処となく水屋箪笥的な風情。
 いいなぁ…。



 医療機器を収める棚。
 無機質なステンや透明ガラス製の品々を並べることが目的ですが、此処にウィスキーをズラッと並べてみたいと思いました。…これが本当の「アルコール消毒」(笑)!!



 重厚な造作の机。天板の真ん中にぽっかり「穴」が…。



 前オーナーによるキャプション。
 手放したくはないけれど、事情があったに違いありません…。



 重厚な革製のトランク。
 程度は申し分なく、欲しい物がありましたが、懐具合とのお見合いは成立しませんでした。…ちょっと残念。



 3階に上がると…。

「ヤヤッ!」

 何と、大量のSPレコードが!
 今まで何度も足を運んでいますが、SP盤との邂逅は初めて!
 おそらく300枚はあったと思いますが、床に腰を下ろし、じっくり全てを見分しました。いつものように、大半は歌謡曲、をどり、軍歌、民謡など。洋楽は殆どありませんでしたが、



 4枚を選びました。
 残念ながらジャズやヴォーカルものはなし。
 唯一、ドリス・デイを発見して喜びましたが束の間、「割れ盤」でした。
 なので、全てルンバ。山下達郎さんもカヴァーした「アマポーラ」が秀逸。ただ、達郎さんのヴァージョンのようにロマンティックではなく、やっぱりダンス・ミュージックなのでした。それでもボク、ご満悦でした。



 さて。
 2階へ降り最後に一回りしていると、こんな物が目に入りました。
 スプーンやフォークが、木製の箱に収められていました。
 ボクが気付いたのは、箱に貼付された値札。
 カウンターに持って行き、値札は箱のものなのか、中身は要らないので箱だけ販売が可能かを訊きました。すると答えは「イエス」!売り場中を隈なく探すと、…あります、あります!まさしく「発掘」作業!



 これは途中経過、4つ見つけた段階。



 結局、見つかったのは6個。
 持ち帰ってリビングの床に並べて「パチリ」!



 色が判別できるように、立てて撮りました。
 微妙に色とサイズが異なりますが、まるで親戚が並んだみたい!
 微妙な違い、キズの具合が相乗効果となり、何とも不思議なアトムスフェアを醸し出します。おそらくこれらは、足踏み式ミシンの抽斗。糸や針、鋏などを収納していたと思われます。
 これらが収まる「外箱」を自作しようと思います。

 ちょっと目線を替えると、意外な発見があります。
 それも中古品、リサイクル品の魅力…。 



ReBuilding Center JAPAN

長野県諏訪市小和田3-8
0266-78-8967

11時-18時
水・木 休
 
 
Posted at 2022/05/16 16:43:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | インテリア・骨董 | 趣味
2022年05月07日 イイね!

W1S磨き その4

W1S磨き その4 今日5月7日、土曜日の午前。
 3日に突然帰省した息子と、カーネーションを携えて施設の母を訪れました。母は大分アルツハイマーが進行した様子。ボクの顔を見るなり、とうの昔に亡くなった弟の名前を呼びました。息子の顔を見ると変化はありません。


「どうした?●●が浜松から帰ってきたんだよ」

「…何だい、改まって。…あたしゃ毎日、この子と此処で一緒に暮らしているよ!」


 母にとり息子の存在が「生き甲斐」の様子。
 喜ぶべきか悲しむべきか、ボクも息子も分からないという点で意見が一致しましたが、事故がなく健やかで居てくれる環境に感謝しました。

 閑話休題。

 ここへ定期的にいらっしゃって下さる皆様はご存じかと思いますが、母は去年6月20日の深夜、トイレに起きて転倒、腰を骨折してしまいました。それが発端で紆余曲折の末、8月に現在の施設に入居しました。

 ロードスターは去年6月に車検。
 アイザワさんでバッチリ面倒を看て戴き、その後何度か手を入れて貰いましたが、月に1、2度の長野往復500キロも問題なし。ところが、ずっと「放置」になってしまったのがW1S…。去年の今頃、昔勤めていたレコード会社時代の上司と、秩父を訪れたのが最後。今日、久し振りに手を入れました。



 スライド式の保管テントを開けて撮影しました。
 一見、よさげに見えますが…、



 右シリンダーのフィン…。



 Yカバー…。



 左フィン…。



 一次チェーンケース…。

 何だか、wクンに申し訳なくなりました。
 実は1日に現状を確認、久し振りにキーを捻りましたが、ニュートラランプは「ホンノリ」…。数回キックをしましたが、案の定ダメ。バッテリーを買いに行きました。



 錆と埃、それに「蜘蛛の巣」が纏わり着いた彼女の、お掃除に取り掛かります。

 これは二輪旧車オーナーなら、誰でもご存じ。
 缶に入った綿状の研磨剤。千切ってはせっせと磨きます。



 これまた定番「メタコン」。
 今日は「ネバダル」で「メタコン」を使う作戦!
 


 単調な手磨きを、せっせと続けます。
 たちまち、ネバダルは、こんな状態に…。
 爪の中はマックロ!
 作業に夢中なこともあり、写真は撮れませんでした。



 作業時間は3時間弱。
 午後になり雲行きが怪しくなったこと、息子が渋滞回避のため帰ると突然言い出したため、今日の作業はここまで。右側だけとなりました。

 短時間の割には、まあまあの見栄えとなりました。



 クローズアップ。
 鱗状の「モアレ」は根絶していませんが、輝きが戻り嬉しくなりました。



 点錆が浮かんでいたタンクもキレイに。



 「2りんかん」で充電済で渡されましたが、念のため「追加充電」。
 チョークを使わず、キック3回で

『バゥン!…バゥン!…』

 彼女の雄叫びが蘇りました。
 ボク、思わず『ニタニタ…!』

 ロードスター同様、おそらく現役ラストの大型二輪になりそう。
 転職を強いられ、最初のW1Sを売却し、息子の4年生後期の授業料に充当したこともありました。極めて短期間だけ所有したXS-1を除けば、ボクの大型二輪の履歴はSR400(中免時代)、SR500、そしてW1S2台の、計4台。wでは大事故も経験しましたが、決して手放せない存在です。

 「ネバダル」と「メタコン」の合わせ技、お薦めです。
 両方とも多目に取り、色が変わり始めたら次を使うのが効果的です。
 ウェスは使い古したタオル系がベスト。
 
 二輪、四輪を問わず、『磨き』をなさる方にお薦めします。








Posted at 2022/05/07 15:38:48 | コメント(2) | トラックバック(0) | W1S | クルマ
2022年05月04日 イイね!

家で「アンクルトム」の再現に挑戦!その2

家で「アンクルトム」の再現に挑戦!その2 そんなに多くはいらっしゃらないと思いますが、定期的にお越し下さる皆様、お元気でいらっしゃいますか?ボクはこの数週間、仕事が忙しく、更新が滞ってしまいました。特に先週は29日の祝日に終日出勤して仕事、土曜日は元々が年に数日ある出勤日で、4月度の営業報告書の作成に追われておりました。昨日5月3日から、やっと三連休になりましたが、6日金曜日は4月度の営業報告会議…。今から頭が痛い有様です。

 閑話休題。

 昨日、朝から近所のイオンに買い出しに行き、食材を求めて来ました。目的は東京・恵比寿にあるハシヤ系スパゲティの名店「アンクルトム」さんの「たらこ・うに・納豆スパゲティ」の再現。



 前回触れましたが、トムさんでは乾麺を使用、底の浅い大鍋できっかり10分茹でています。出来上がりは「もちもち」の食感!これを真似て自宅でトライしましたが、茹で加減が難しく、あの歯応えになりません。どうしたものかとあれこれ考えましたが、乾麺ではなく生麺を使うことにしました。
 




 あの「クリーム状」のバターを、どう作るのか、あちこちのホームページを見たり、プロの料理人に訊くなどしました。するとおぼろげながら、答えが見えて来ました。

 上はバター。ニュージーランド製の無塩。たらこもうにも塩分が強いので、この選択となりました。
 下はマーガリン。独特の「臭み」をさけるため、ちょっと高級なものを求めました。



 バターをレンジで温めて溶かし、マーガリンを少し温めて練ります。



 これは生クリーム。小さな牛乳パック状の紙ケース入りのもので、糖分はなし。これをホイップして「とろーり」状になったところで練ったバターとマーガリンに入れ、更にマヨネーズを加えて攪拌します。作業後の写真を撮り忘れてしまいましたが、狙い通りのものが出来ました。



 続いて「たらこ」。
 薄皮から削ぎ取った中身に、お酒を入れて練ります。





 うにのソースを作ります。
 瓶入りの塩うにに、お酒、オリーブオイルを含ませて練ります。
 なかなかペースト状になってくれませんが、スプーンの腹で潰して引っ張るようにするのがコツ。これも完了後の写真を撮り忘れました。





 納豆を仕込みます。
 市販のひきわり納豆に卵黄を加え、よく掻き混ぜます。





 さあ、麺を茹でます。
 製品の袋に「茹でて麺が表面に浮いてから120秒」とありましたので、それに従いました。



 麺を上げ、



 皿にいれます。
 この木皿は「無印良品」で買い求めました。値段は1400円程度でした。



 最初にクリーム状のバターソースを入れて混ぜ合わせ、次にタラコとウニを加え、更に攪拌。



 納豆をかけ、



 刻み海苔と青葱をかけて完成です。

 さて、どんな出来かなぁ…。

「いただーきまーす!」

 …、うん、こりゃ「まいうー!」
 味も食感も、トムさんの近似値です!
 ネット情報の正確さに驚きました。同時に、某洋食店のシェフのアドバイスが効きました。彼にバターソースの作り方をお訊きした際、「スパゲティダン」さんにバターとマーガリンがほぼ同量配達されたのを見たエピソードを話しました。その際に言われたのは、

1 バターは硬いからレンジで温め、マーガリンを馴染ませるように練る。 
2 マーガリンに引っ張られ、常温で柔らな化合物になる。
3 そこに無糖生クリームとマヨネーズを加え、更に練る。
4 生クリームはケーキに使われるように、バターとの相性が抜群。
5 マヨネーズの酸味は消え、味の主張をせず「半練り」状態の助っ人となる。
6 分量比は、バター1、マヨ1、生クリーム1、マヨ1が基本。

 なるほど…。
 出来栄えに満足して食べ進め、



 あっと言う間に半分。



 キレイになくなってしまいました。

 「トム」さんはソースの量がかなりですが、ボクは今回、「ダン」さん並としました。理由は「高カロリー・高塩分」のため。実際、作るとしみじみ分かりますが、これを毎日食べれば「痛風」が確実!…でも、おいしいから困ります(笑)。

 乾麺を諦め、生麺を使ったのもポイントでした。

 ご興味のある方は、是非「真似」してみて下さい。
 その美味しさに、きっと感動されると思います。
 
 でも「食べ過ぎ」は禁物デスゾ(笑)!






Posted at 2022/05/04 16:13:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | 男の料理 | グルメ/料理

プロフィール

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何シテル?   09/28 15:34
 妻はアルコール依存と摂食障害を患い、主治医の勧めで調停離婚しました。その1年後、彼女は突然世を去りました。一年に2回の母親との別れを経験した一人息子と、ドライ...
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