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2022年10月12日 イイね!

『自分に還る 50代の仕事と暮らし』(石川理恵 著)

『自分に還る 50代の仕事と暮らし』(石川理恵 著)昨日『自分に還る 50代の暮らしと仕事』(石川理恵 PHP研究所)を購入、帰路と今朝の往路の通勤電車の中で、ざっと読みました。

 サブチャンネルでも触れましたが、ボクも含め50代から60代男性の給与生活者の多くは、終身雇用を前提としたシステムの下、競争に否応なく飲み込まれた方が多くいらっしゃるかと思います。ところが、バブルの崩壊やリーマンショックなどの影響から、始発駅(入社)から終着駅(定年)まで敷かれていたレールが突然外されたり、途中でポイントを切り替えられ予想もせぬ支線に導かれる例は、枚挙に暇のない状況になりました。かく申すぼくも、5回の転職を余儀なくされました。倒産、出向、給与カット、リストラ等に遭い、天を仰ぎ途方に暮れ言い知れぬ恐怖にさいなまれた(ている)人は、決して珍しくありません。また、前途を考えれば、不安しか浮かばない方も…。
 
ところが、女性の場合。
 
 日本型雇用にあっては、結婚や出産、その他の要因から、なかなか長期の就業が難しいのが実情。また男女雇用機会均等が叫ばれて久しいにも拘らず、現実は完全に後追い。「130万円の壁」もあり、短期での退職、非正規雇用、アルバイトの雇用に甘んじることは珍しくありません。しかし、そんな彼女たちは好むと好まざるに関わりなく、あちこちに頭をぶつけ瘤を作りながらも、実にしなやかに、したたかに生きています。
この本では6人の女性をピックアップ、紆余曲折、現在、そして未来ヴィジョンを紹介しています。

 彼女たちの頭の「回転」と「決断」の速さは尊敬に値します。やってみてダメと判断すれば、直ちに異なる道を選択します。男性と決定的に異なるのは、こと「雇用」「安定」「収入」などの面で、「諦め」ではなく「そういう社会だから、自ら強くなる!」との覚悟が、それまでの人生経験で据わったからのように思います。

 渡仏経験もありフランス語が堪能なミュージシャンの方は、30代で複数の病気に襲われます。体力も落ち、日々の支払いにも困り「落ちるところまで落ちた」ことを自覚します。長く付き合ったパートナーとも別れ、独りに。ここで発想の転換。定期収入があった方がいいと、お弁当屋さんでアルバイトを始めます。

『…パリで余計なものを捨てて来たつもりが、まだ何かに依存するような気持ちや慢心が残っていたんですね。ここでもう一回、ただの私に戻る必要がありました。演奏ができる、文章が書ける、フランス語が少しはできる、そんなスキルを一旦横に置いて、ひとりの人として手足を動かし、お弁当をつくる。毎日、毎日、朝から働いて、疲れ切って、何も考えずに寝る。合間に本業もしながら、そんなシンプルな生活サイクルを1年半くらい続けました。』

『…仕事の波が引いた時、膝を抱えて1カ月過ごしても更にお金がなくなるだけですが、アルバイトをして1日に2000円でも3000円でも稼いでいれば、積み重なるし、明るい気持ちも生まれてきます。本業じゃない仕事をやってみると、自分がいる世界と別の視点に触れられたり、いろいろな人の話が聞けたり収入面以外にもいいことがある。立ち止まっている時より、動きながら考えたほうが意外な突破口が開けたりもする』

 これ、膝を叩きました。
 男性が『蒸気機関車が牽引する貨物列車』なら、女性は『変幻自在、どこにでも入って行ける原付、たとえ袋小路でも、ターンは容易』との印象が浮かびました。

 突破口を開くには、まず「動く」こと!

 勇気を戴きました。
 素晴らしい書籍!
 ボクの薦めです。





 

2022年10月02日 イイね!

若松屋 vol.2 (埼玉県川越市)

若松屋 vol.2 (埼玉県川越市) 9月25日の祝日。
 午後。車検のためW1Sを川島町のファインテックフカイにお預けし、バスで川越に戻って来ました。
 時刻は丁度15時。クルマでもバイクでもないこの時間に川越に居れば、行くところは一つしかありません。



 西武新宿線の本川越駅から、東武東上線川越市に向かう道を少し歩いた左側。以前にご紹介した、2019年11月19日以来、ほぼ3年ぶりです。
 こちらはカシラの専門店。焼き上がると自動的に1本ずつ提供され、お客が「もう結構」と止めるまで続きます。



 メニューです。
 ウィスキーのダブル水割りと、煮込みをお願いしました。改めてカシラをお願いすることはしません。



 座ると同時に、「みそだれ」が入った容器が置かれます。



 水割りが到着。
 まだ外は明るい時間。何だか休日気分、贅沢なひととき…。



 焼き場では、大量の串が並びます。
 前回は、あの前に座り、散々「燻され」ました(笑)!



 先に「煮込み」が到着。
 ドギツイ色ですが、さほど辛くありません。どうやら、トマトを使っているような味。美味しいです。少し七味を掛けました。



 大根。
 芯まで柔らかくなっています。



 もつ
 トロントロン…!



 やがて、カシラが到着。
 適度に歯応えがありますが、肉質は柔らかく、脂分もあり「ウマー」!ネギとの相性はバツグン!



 水割りをお代わりしてグビグビやっていたら、次の串が届いてしまいました!



 ほんのりとした照明に照らされて、カウンターではお客さんが黙ってカシラをつまみに呑んでいます。ほぼ全員が独り客。女性の方もいらっしゃいます。
 ここは、店員が客と話すことはありません。酒とつまみだけの「昔ながらの」呑み屋。酎ハイなどの「お酒だけ」を指す「中」という昭和酒屋の符牒も健在。座ってグラスを傾け、モグモグしているだけで懐かしい気分になります。最近、いろいろと考えることが多くなりましたが、この時ばかりは頭の中からなくなり、ほっこり気分に…。
 こういうお店、絶滅危惧種になりました。



 食べ終えた串は、カウンターの竹製容器に入れます。お会計の時、店員さんが数えますので、



 伝票に記載はなし。



 水割り4杯、煮込み、カシラ6本で、3300円でした。

 コロナ禍となってから「外呑み」は、ほぼしなくなりました。
 たまにはいいものだな、と思いました。
 久し振りに外で自分を開放、精神的に「ゆったり」しました。

 皆様にも、こんな「独り呑み」、お薦めします!!


若松屋

埼玉県川越市中原町2-12-3
049-224-07777
Posted at 2022/10/02 11:18:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | 外呑み | グルメ/料理
2022年10月01日 イイね!

ENDLESS 130 COLLECTION vol.2 (長野県南佐久群佐久穂町)

ENDLESS 130 COLLECTION vol.2 (長野県南佐久群佐久穂町) 関東地方は、めっきり涼しくなりました。いよいよ秋本番、一年で最も美しい季節の到来に、ボクは胸を躍らせています。早朝に幌を開け、紅葉の中をゆっくりと走ると、それだけで「生きていてヨカッタ!」と思います。

 今週、堅苦しい記事を続けて3つも書いてしまいました。今日は「口直し」に、以前ご紹介したENDLESS 130 COLLECTION所蔵の名車をご紹介する、第2回目です。



 いやー、こんなクルマがありました!
 ボクはおそらく、初めて現車を見ました。
 インターネットや雑誌で目にしたものは、全てこの色。おそらく、この色以外には製造されなかったのでは…。



 日産の初代シルビア、CSP311。1965年から68年まで僅か4年間の製造。総台数は僅か554台。それもそのはず、継ぎ目を極度に減らしたボディは、何とハンドメイド!ドイツ人デザイナーのアドバイスを得たそうで、シャープな意匠はヨーロッパ的です。



 薄いけれど、丸味を帯びたミラー。鋭角的なボディに「隠し味」的存在。



 2シーターのコクピット。ホワイトの内装がエレガント!



 三角窓の開閉レバーも優雅!



 オリジナルと思われるハンドル。
 メーターパネルの中央に、アナログクロック。実用上、これは便利。



 薄いダッシュボードは、洗練された印象。
 きっと殆ど収納は出来ないと思いますが、実用性よりデザイン重視!



 センターコンソールは、完全に分離。
 コレはカッコイイ!
 トゥグルスイッチが並ぶのを見ると、つい「ガチャガチャ!」やりたくなりますネ!…それが、「オトコトノコ」の証!



 2シーターですが、背後には子供なら座れそうな、シート状の空間が設けられています。加えてヘッドレストがなく、狭いけれどゆったりとした印象の室内になっています。



 「おしり」の造形も優雅!
 テールは優しい表情で、ちょっと女性的印象。
 エンブレムも流麗。
 …つくづく思いますが、この時代のクルマ、どれを取っても印象的で大変美しいものを与えられています。



 お次はこちら。国産旧車では「エスハチ」と双肩、ポピュラーなクルマ。丸っこいボディが特徴。



 トヨタの「エスハチ」クン!
 確か、パブリカのエンジンとシャーシーを使用したと記憶しています。



 コクピットは、必要最小限のメカ類、簡素でスッキリとしたもの。「走り」を楽しんで下さい、と無言で進言しているみたい…。



 デタッチャブル・ルーフは、ネジ留め。



 ダッシュボード・ミラー!



 エンジを配したエンブレム。
 白いボディに生えます。



 ドアノブのヒンジは、穴から出たもの。
 中に「蝶番」部があるはずですが、外からは窺えません。
 ちょっと珍しいデザイン。



 丸いおしりがキュート!
 曲線ガラスを使用、コストが掛かっています。
 このクルマ、女性のオーナーも結構いらっしゃると聞いたことがあります。



 これまた凄いクルマがありました。
 一目でBMWと判る、シャーク(鮫)を思わせるデザイン!



 BMW 2000CS。
 輸入されたのは、ごく少数の模様。
 


 バイエルン・ミュンヘン。
 お馴染みの誇らしげなエンブレム。



 インパネ下部には、高級な木を奢ります。
 本革の内装がゴージャス!
 遥か後年の製造ですが、ユーノスコスモを思い出しました。



 贅を尽くしたセンターコンソール!
 T字型オートマチック・レバー。
 この時代、国産車にはFMバンド受信用ラジオは存在しません。
 当時、NHKは全国でFM放送を行っていましたが、民放は東京、名古屋、大阪、それに福岡にしか存在しませんでした。



 日本車の三角窓は、直角三角形に近いものが主流でしたが、細長いもの。
 レバーはなく、下の丸いダイヤルを廻します。



 リヤエンドは、モール下部が引っ込んだお馴染みのデザイン。
 まるで、後続車を睥睨するかのよう。
 いいなぁ…。

 撮影した写真はまだまだありますが、長くなってしまいましたので、今日はこのくらいにしておきます。機会があれば、第3回目を掲載させて戴きます。

 これまでご紹介して来ましたように、佐久穂町にはこちらの他にも、おいしいお店、ステキな本屋さんやジュエリー工房、アンティーク・ショップなどがあります。ご興味を抱かれた方は、是非一度訪れてみて下さい。




ENDLESS 130 COLLECTION

長野県南佐久群佐久穂町高野町1828-1
0267-88-7444

11:00-17:00 月休




 





Posted at 2022/10/01 07:44:29 | コメント(0) | トラックバック(0) | その他クルマ・バイク | クルマ

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何シテル?   09/28 15:34
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