
昨日、すっかりクタクタになってしまい、バーボンを呑み早くに休みました。
なので今朝も習性で4時に起きてしまいました。昨日、洗濯と掃除を済ませたので、早朝から「片付け」を始めました。
階段下の納戸に取り掛かりました。
…まるで「ガラクタの巣窟」!
今更驚きはしませんが、一つ一つ出して確認。大半は粗大ごみとして、市のクリーンセンターへ運ばなければならない物ばかり。また、レンタカーを手配しなければと思いながら、最後の箱を引っ張り出しました。
そんなに重くはないけれど、結構な大きさ。
ダンボールには「アラジンのブルーフレーム」とありますが、お袋は何でもダンボールに入れて貯め込んでおり、正直「今度は何かな、…どうせ今となってはガラクタだろうけれど」、と思いながら開けました。
出て来たのは、正真正銘のアラジン「ブルーフレーム」!
これには驚きました。
しかも、多少汚れてはいるものの、「新古品」状態。
トップの皿にも焼けや剥がれはありません。
ボクは、ストーブが好き。
室内で燈る焔には、自ずと目が吸い込まれてしまいます。
リビングの片づけが少し進展、寝起きしていた二階の自室から幅160センチのテーブルと、載せていたパソコンを下ろして設置したばかり。ガスヒーターから少し離れた場所に置かざるを得ず、これから迎える冬を前に、「さて、どうしたものか」と思っていた矢先でした。
灯油と火を使う以上、きちんとしたメンテが必須。
アラジンのホームページを閲覧し、至近の代理店を見つけ、電話しました。
「今から持ち込んで戴いてももいいですよ、まず診せて下さい!」
との快諾を戴きました。
助手席に納まりました。
…うーん、間違いなく「珍妙」ですが、結構「美人」!
改めて、ノスタルジックで完成された意匠に、敬意が浮かびました。
さて、到着したのはこちら。
まるで「普通の一軒家」!
ホントにここかなぁ、と訝しがっていたら、扉が開きました。
「わかりましたかぁ?」
セーター姿の、とてもジェントルな男性。
ボクのクルマを一見し、ロードスターの話題で盛り上がりました。
嘗てオーナーだったそう。
ストーブは「そっちのけ」でした(笑)!
上がり框に載せました。
ご主人の検分開始…。
「芯が固着していますが、オーバーホールすれば大丈夫。購入されてから、あまり使わず仕舞ったようですね」
両親がこの家を建てたのは、ボクが大学生だった昭和59年。
親父はまだ地方の工場に勤務していました。ゆくゆくは関東に帰り家を建てるつもりで、土地だけは確保していました。そのあと、妹の大学進学が決まり、この家を建てました。新築なのに、何しろ「夏は暑く、冬は寒い!」。
妹と暮らし始めましたが、夏の暑さが半端ではありませんでした。そんな時、ひょんな縁で旧型の水冷式クーラーを、タダで譲り受けました。これは効果覿面でしたが、騒音(モーターの回転音と、ラジエター配管に常に水が流れ落ちる音)が酷く、夜間つけっ放しの場合は、最低2度の給水が必要でした。
フローリングの床に、妹と布団を並べて休んでいました。体育大学の学生。毎日疲れ果てていた彼女が、給水でドタバタしても決して起きなかったことを、今も鮮明に覚えています。
冬はフローリングに敷布団を敷き、上に炬燵。横には2つ、石油ストーブを置き、二人とも「どてら」を着ていました!
おそらく両親は、この家で暮らし始めて初の冬に買ったように思います。ところが、これだけでは「暖かく」はならないことに気付いたはず。今もあるガス暖房を設置、そのまま納戸の奥に眠り続けたように思います。
さて、ブルーフレームは復活するのでしょうか?
また、ご報告させて戴きます。
Posted at 2022/11/20 16:29:20 | |
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