
去る5月30日。
勤めていた会社から、漸く離職票が届いたので、ハローワークへ行きました。
3月一杯までの出社で有休を消化していたため、漸く「無職」となりました。大学を卒業以来、初めての経験。
午前9時、おっかなビックリの心境で玄関を潜りました。
作業そのものはベルトコンベア式に進み、2時間ほどで終わりました。
ボクも含め、多くの「求職者」が訪れていました。
老若男女との表現が相応しく、年齢や性別はバラバラ。まだ大学生のような若い方、お子さんを連れて訪れたママ、ボクのようなシニア。中には明らかに70代と思われる方もいらっしゃいました。街中を歩いていたり電車に乗っている時、周囲の人たちは皆、仕事に追われているのだろうと想像しておりましたが、ボクのように仕事を求めている方がこれ程いることを、初めて知りました。と、同時に、勇気づけられましたが、この国の雇用の現状を、初めて思い知らされもしました。
登録を済ませて番号を貰い、画面で少し職探しをしました。
予想はしていましたが、やはり60代の求人はなかなかありません。ボクが長年積んだ総務管理職は皆無。多いのは警備、清掃、介護の仕事。どれも全く経験がありません。やはり60代ともなると、「環境」が激変すると認識しました。この歳になると「引退」して年金生活に入る方が多数派で、働き続けたいと思う人が少なくなることも作用しているように思いました。
さて、これからどうしようか、と思いましたが、不思議と悲壮感はありませんでした。そう簡単には行かないと覚悟していた事もありますが、これまでの5回の転職とは異なり、正規雇用にこだわっていない自身がいるからだと思います。2ヶ月後から失業手当が支給されること、それが切れる頃には特別支給の年金受給が始まる予定であることから、非正規や派遣、アルバイトでもよいと考えています。
ボクが働き続けたい最大の理由は、「独居老人」であること。
社会との繋がりはキープしたいと思っていることです。
これから年を重ねるに従い、体力も覇気も確実に衰えて行きます。そんな自身を嘆くのではなく、「受容」しながら、無理なく働きたいと思っております。
Posted at 2024/06/04 05:13:30 | |
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セカンドステージに向けて | 日記