
昨日7日。ボクも彼女も揃って休みでした。
月末月初の多忙から解放されたボクは、何処かへ行こうと誘いました。
彼女は連直明けで眠そうな声。
最初は乗り気ではなさそうでしたが「おいしい鰻を食べに行かない?」と水を向けると、「行く!行く!」ダッテ(笑)!
というわけで12時30分に予約、ドライブを兼ねて向かったのはこちら。
秩父鉄道の親鼻駅の北側に、こじんまりした商店街があります。
其処に、知る人ぞ知る「うなぎの名店」が佇んでいます。
皆野町は「うなぎ」で知られています。
皆野駅前には、週末はなかなか予約が出来ない大箱が二軒。
かつて何度か、バイクでぶらりと寄ったことがありましたが、いつも「予約で一杯、ゴメンナサイ!」でした。
前に勤めていた会社で、秩父出身の新入社員を迎えたことがありました。
彼の実家は皆野駅至近の自営。それを聞いた瞬間、「いつも断られ未食だけど、あの二軒、美味しいんだよね?」と訊きました。すると彼は「子供の頃から、我が家では少し離れたお店に行っていました」と、こちらを教えてくれました。
藍色の暖簾、毛筆体の「東屋」の行灯、営業時間の掲示に使われたレタリングと色彩、盆栽の如き松の植栽、数多の方が手を掛け擦り切れた引き戸の取っ手…。コレハ、コレハ、…期待が昂じます。
玄関を潜ります。
うなぎ屋さん特有の、食欲をそそる「嬉しい焦げの香」が!
外観とは全く異なる、こんな渋い土壁と仄かな照明。
4人掛けの座敷が縦に3つ。
黒いタペストリーで区切られています。
ボクたちが案内されたのは真ん中で、掘り炬燵になっていました。
メニュー。
うなぎだけではなく、いろいろな定食があります。
メインは鰻重の「松」と「きもすい」をお願いしました。肝焼きは残念ながら、今日はなしとのこと。まあ、次回への楽しみとしました!
ボクはノンアル、彼女は中ジョッキ。
おつまみに玉葱サラダと蛸のから揚げをお願いしました。
予約を入れていたので、10分ほどで登場。
お重にお椀、中が見えないけれど、鼻腔には「あの香」が、遠慮なく侵入します。
「ごかいちょー!」(笑)
ウワー、ご飯が殆ど見えません!
思わず彼女と、幸せな目線の交換をしてしまいました。
「いただきまーす!」
身を口に入れた途端、とってもオドロキました。
とにかく「熱い」!
唇に触れた途端、思わず離してしまいました。
フーフーして、「アツアツ!」の「ふっくら!」を堪能しました。
こんなに熱いうなぎを食べたのは、人生初。
タレはちょっと甘め、焼き加減は皮が「パリパリ!」
あれよあれよと箸が進み、
あっと言う間に完食でした。
お支払いの時にふと仰ぐと、立派な屋号の横に「おやはな」駅のプレートが。駅がリニューアルされた際に、秩父鉄道から戴いたそう。地域に根差したお店と実感しました。
東屋
埼玉県秩父郡皆野町2403
0494-62-0275
11:30-14:00 / 16:30-20:00
木休
※小さなお店、予約は必須と思います。
Posted at 2025/06/09 02:16:36 | |
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