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還暦過ぎの鈴鹿アタッカーのブログ一覧

2022年04月22日 イイね!

新装開店、南コース初走行!しかし鈴鹿は甘くない……

新装開店、南コース初走行!しかし鈴鹿は甘くない…… 先日(4/19)、遅ればせながら、先月全面改修を終えた鈴鹿南コース、初走行して来ました。

 今回の改修、舗装&縁石、およびその外側部分の全面張替で、グリップが破格に上がり縁石乗りも安心して出来るようになった様です。

 先に走行を終えた人たちからぞくぞくBest大幅更新の報告(1~2秒短縮)も各種SNSを通して入ってました。その為、僕自身もかなり期待して現地入りをしました。

 ここだけの話『まあ2秒短縮(57秒台)は固く、上手く行けば56秒台入りも可能では?』なんて、走行前には考えていたんですよ。今ではその時の自分を思いっきり殴ってやりたい気分です。『南と言えど、鈴要舐めんじゃねぇ~ぞ!』ってね。(^◇^;)


 さて、改修後の南コース人気は凄くて、改修前の平日なら当日直前申し込みでも余裕だったのですが、改修後はすでに数週間前から枠によっては『キャンセル待ち』状態になる有様、当時早朝には午前中枠ほぼ全部が『満員御礼』状態。

 この日も屋根付きピットは、9時ちょっと回った時に到着した時点ですでにすべて満車状態!露天の駐車スペース使っての走行準備となりました。



 先に到着していたFK8友達の某氏がすでに到着していて屋根付きピットを確保してらっしゃったのですが、その方曰く「もう10分早かったら屋根付きピット確保出来てましたよ」との事でした。



 そう思っていつもより早く出発したのに……orz

 ちなみにこの方の隣(画像では車両が写ってませんが)の方も『みん友』さんで、南初走行の色々手が入ったチェイサーの方でした。初走行で改修後とは言え1分フラット台、かなり他のサーキット等で走り込んでいらっしゃるようです。


 さて、ここで、新しくなった南コースの状況を軽く画像でご紹介……









 ちなみに最後のトイレは色の塗り替え程度に見えますが、男子用(当然、女子用は見てません(笑))の大の方、ウォシュレット仕様になってまして、これで南でも大も小も安心してトイレが使えます。(#^◇^#)


 台数も『満員御礼札止め状態』だったので、早めにピットレーンに出て走行待ち列先頭を確保……グリーンフラッグを確認して、勇んで改修後の南コースへ出陣です!

 確かに、言われてる通り路面がすごく良くてタイヤが路面にしっかり食いつきます。縁石もしっかり使える感じ。否が応でもアクセルを開ける時間が長くなり、ブレーキを少しでも遅くしてどんどん攻めてゆきます。

 しかし、とてもいい感じになのですが、どういう訳かタイムが伸びない。台数が多くてクリアが取りづらいのもありますが、BESTはクリアしてますが59秒台止まり。感覚的にはこの59秒が以前の1分って感じです。

 そうこうしてる間に、ブレーキがやや甘くなってきたので一度ピットイン。ちなみに水温の方は100度ちょっとでまだ少し余裕がある感じでした。


 そこそこクルーダウンして、再び、スタートしようとしたら、たまたま、そこのピットに居た方が慌てて飛び出してきて静止させようとしてます。それに気づき、車を停めると……

「ブレーキ!ブレーキ!燃えてますよ!」

……と!

 えっ……燃えてるって!慌てて、車を降りてその方が指さす右フロントを見るとキャリパー下辺りからそう大きくはないですが炎が出てます。とりあえずまだ小さかったので息を数回吹きかけたら何とか消火!……一安心です。

 その方の話だと、走行中、リム内側から火が出たそうで、どうやら高温になったローターにタイヤカスが触れて火が点いた感じです。そのカスがキャリパーにもこびりついてって感じみたいでした。


 とりあえず火が消え、ブレーキの踏みごたえ、フルードの残量等も問題ない様だったので、ブレーキを冷やしてから再びコースイン。ただ、今回はいきなり攻め込むのではなく、ブレーキの様子を見ながら少しづつペースを上げてゆきます。

 結局、その後、ブレーキは問題なく効いてそこそこ攻め込めましたが、途中S字で大きくスピンした車両がコース全面に土を巻き上げて、とても全力アタックは出来ない状況が発生してそのまま走行終了。

 ちなみにその場所、僕も前半の時に、アンダー出して少しダートに出てしまった場所と同じでした。

 スピンした車(ロードスター)もかなり走り込んでるような感じの車両でした。そして僕自身も同じ位置でダートに出てる。どうやら、ドライバーが経験的に感じる南での速度より、実速度が上がってる感じなのです。

 これは、一緒の日に走った(枠は一枠ズレてましたが)FK8の方(この日のBESTは58秒前半だったそうです)も同じことを感じてた様なのですが、南を長年走ってるドライバーだと、それまでの体感的な速度感が邪魔をして知らず知らずの内に、荒いドライビングになってるようなのです。それが結果的にタイムロスなってタイムが伸び悩む傾向があるみたいです。

 例えばヘアピン等の立ち上がりで、今までなら軽くタイヤスピンが発生していた場所で、グリップが上がった為にスピンが起こらず、グリップする事でパワーが食われて加速が遅く感じてしまう。

 でも確実にグリップしてるのでその後は綺麗に加速、ドライバーが経験的に予測してる速度を越えてコーナー侵入……結果、オーバースピードになってコース逸脱や、無理にステアリングを抉って強引に曲げる等してタイムロスを起こしてる感じですね。

 実際、僕がこの日のBEST(58秒台前半)を出した時も、後半戦でブレーキの心配が抜けてない状態の手探り状態でやや控えめに走った時でした。


 どうやら、改装後の南コース攻略の肝は、今までの経験をいかに早く払しょくして新しいコース状態に頭をリセットし、丁寧で無駄のないドライビングを再構築する事の様です。

 逆に、経験より、走った時の車からのインフォーメーションを最大限に感じて受け入れ、その都度、そのインフォーメーションに合わせて走れるセンスのある方は、改修後の南で即、結果を出せるようです。

 改修後の南コースは、確かに今までよりタイムが出る(多分、2秒近くは短縮可能)コースですが、それは簡単に出る感じではなく、今までの南同様に、凄く丁寧で無駄のないドライビングが出来る事が大前提みたいですね。

 パワー任せや、強引な突っ込み等、勢いだけでは決して良いタイムは出ない難しく奥の深いコースである事はまったく変わってない様です。

 あくまで個人的な見方ですが……改修前の『1分切り』は、改修後の『59秒』って感じだと思います。そこから詰めてゆくのは今まで通りかなり難しいです。まさにコンマ1秒をジワジワと削って行く感じかな?


 そこで、『みん友』さんでもある、バケツブルー(笑)の後期型FK8君!

 ここで改修後、いきなりBESTを2秒短縮して57秒台前半に叩き込んだ君はもうかなりの腕前ですよ!たぶんプロを除けばFK8界隈では間違いなくTOP GUN!一度、Sタイヤ履いて鈴鹿本コース&南コースでガチのアタックしてください、マジで結果を期待してます!( ̄ー ̄)b

 おじさん、もう完全に脱帽状態です……(^◇^;)


 さて、とりあえず無事?走行を終えた後はいつもの様に、対奥様ご機嫌取り用のお土産の買い回りツアーをしつつ帰宅しました。結局、ブレーキはその後まったく異状なく快適に自宅まで帰る事が出来ました。



 サーキット近くの『田舎の市場 鈴鹿店』で、カラマンダリンと訳アリ徳用キヨミ(白い袋入りの方)、どちらも味が濃くてとっても美味しいです。ここは年中変わったミカンがお値打ちに買えるお薦めのお店です。



 そして、『鈴鹿シェリール』のフルーツタルト等(メロン、マンゴ、台湾パイナップルとゴールデンキウイ、バナナ)。ホント、ここ1個1個のボリュームが凄くてお値打ち!しかも味は申し分なし!



 定番『ドミニクドゥーセの店』のクロワッサン等のパンとカヌレ。ここのクロワッサン系パンとカヌレは、ホント美味しいです。だってココ、フランス風じゃなくてマジでフランス人のオーナーが焼くフランスのパンだから!



 最後も定番、刈谷ハイウエイオアシスの『三輪』の半身揚げ、月見つくね、天むす弁当、そぼろ弁当。ここも飽きない定番の美味しさです。


 さて、帰宅後の走行ログ解析です



 この日の正式BESTは、自己ベストをほぼ1秒短縮した……

『58秒386』

……でした。

 ログだけ見れば良い感じですが、改修後の補正(1~2秒)を加えて考えれば、誉められた結果じゃないですね。

 先に書きました通り、特に前半、勢いに任せて荒いドライビングだったのが良く分かる結果です。逆に、ブレーキからの出火で頭が冷えた後は、車とタイヤの状態は悪くなってるはずなのに、タイムが良くなってるのがその証拠です。(^◇^ゞ


 さて次回、鈴鹿走行は今の所……

『5月9日(火) 10:50or11:30スタート枠 鈴鹿南コースG』

……を予定してます。

 ご一緒出来そうな方は是非またご一緒したいです。o(^◇^)o


 では今回も最後まで駄文地長文にお付き合いいただき、
 本当にありがとうございました。m(__)m
Posted at 2022/04/22 13:16:20 | コメント(2) | トラックバック(0) | 鈴鹿 南コース | クルマ
2021年11月17日 イイね!

南コースでもGTウイング実証実験!結果は……

南コースでもGTウイング実証実験!結果は…… 先日(11/15)にVOLTEX製GTウイング装着後、初めて南コース走って来ました。

 ここで一つ、お詫びを……先回のブログでは『10:50スタート枠』とお知らせしてありましたが、当日朝、予定よりも早く家を出られたので一枠早い『10:10スタート枠』で走りました。つきましては、せっかく会いに来てくださったミン友さんと二度もニアミスしながらお話しできなくて本当に申し訳ありませんでした。m(__)m

 実はツイッターでも同じアカウント『FK8鈴鹿アタッカー』でツイートしてます。そちらでは予定変更等随時お知らせしておりますのでよろしかったらそちらも観ていただけると助かります。


 さて、ここからが本題です。

 最近の本コース同様に、南でも午前中の走行台数が多いのは変わりないようです。この日も走行前にはすでにピットが全部埋まってしまう程の盛況。実際、僕が走った枠も10台前後は居たようです。





 なのでいつもの様に、前の枠が走行終了を待ってピットレーンへ車を入れ待機列先頭を確保。臨戦態勢で走行開始を待ちます。

 そして、グリーンフラッグ確認後、直ちにコースイン、そのままペースを上げ、ファーストラップからアタックを掛けます。

 かなり良い感じで周回を終え、続けてアタック体制でセカンドラップに入り、ちらりとGPSラップタイマーに出たタイムを見てビックリ……

『59秒371』

……いきなり分切り!しかも、これ、ひょっとしてBEST更新してるんじゃね?ってタイム!

 これで気分も少し楽になり、肩の力を若干抜いてそのまま、タイヤの状態が美味しい内にアタックを続けます。

 先回のアライメント調整でフロントに3度のキャンパーを付けた事が効いて、すっごく回頭性が良くなった上に、南の様な低速コースではあまり期待してなかったGTウイングが想像以上に効いている感じ!

 前回より車が安定してるのが実感できます。リアの落ち着きがまるで違う。S時でもノーブレーキ、アクセルコントロールだけで不安なく綺麗に抜けられる!

 これなら……と期待はしたのですが、今回も南は走行する車が綺麗にばらけてなかなかクリアラップが取れない。(ー'`ー;)

 しかも、ブレーキをいたわり、途中、意識的に長めのクーリングラップ入れての走行。途中、一回ピットレーンに停車して空気圧を調整したりしたので、ブレーキは最後まで曲りなりに持ちましたが、結局、まともにアタックできたラップは数周で走行終了となりました。



 走行終了後、わざわざ同じ日に本コースを走っていたマクラーレンのN氏がピットまで来てくださって、久々にしばし歓談をしました。歳も近く、FK8に乗られてた事もあり(本コースでは後期型FK8で2分28秒台叩き出すツワモノ、マクラーレンなら2分16秒台ともう異次元の速さ!)、ホントお話しして楽しかったです。


 結局、ファーストラップがそのまま、この日のBESTラップでした。自宅に帰って過去ログを確認すると、やはり約コンマ2秒ほどそれまでの自己ベスト(前回走行時に記録)を更新してました。ヽ(´◇`)ノ

 以下がこの日の走行データです。



 僕は南を大雑把に前半と後半にセクタ分けして記録してますが、それぞれのBEST LAPを繋げた論理BESTタイムなら何と『58秒台入り』してました。

 最近、本コースではタイムが伸びずに、セッティング等色々悩んでますが、こと南コースに関しては、すべてがばっちりかみ合ってるような感じですね。このタイムでも、車壊す覚悟で必死のアタックって感じではないですし。今は車の状態さえ良ければ、1分前後では安定して走れる自信がついてます。(^◇^)b


 ……とここまでは良かったのですが、良い事ばかりは続かない!

 片づけを終えて、出発しようブレーキを踏んだところ、いきなりペダルが予想より奥へ!ニ、三度踏みなおしたら元に戻ったので『いつもの事かな』と思い、そのままピットを出てブレーキを踏むとやはり踏み始めが異様にスポンジー。

 大事をとって最終コーナー外側の駐車場に車を停めて、点検すると、結構、フルード吹いてて、フルードレベルもMAXとMINの中間辺りで、結構減ってる。感じからするとエアー噛みって奴。まだブレーキは踏み始めさえ気を付ければ普通にしっかり効く状態。

 途中のホンダカーズで応急的にでもエアー抜きしてもらうか、あるいはこのままペースを押さえつつ自宅まで帰るか、少々悩みましたが、ブレーキ自体は結構まともに機能してるので、18日にJ’Sのフロントスポイラー等の装着や先回本コースのダート走りで負った傷の補修等でディーラーに入庫するついでもあり、気を付けつつ自宅に帰る事を選択。途中、とりあえずMYディーラーには連絡を入れておきました。

 やはり、フロントが純正状態のブレンボキャリパー&ローターには『WINMAX ARMA AC3』というサーキット用パッドはオーバースペックの様です。効き、耐久性、タッチ等性能面ではいう事ないですが、ただ発熱が異様に大きすぎます。チタンシムを入れてもフルードとキャリパーシールがもちません。どうしても使いたければフルコース&南コースそれぞれ30走行一回はフルードのエア抜きと、パッド交換時にフルード全交換&フロントキャリパーシール交換必須になります。

 なので今回は入庫時にブレーキ総点検を兼ねて、フルード&キャリパーシール交換と、パッドも少しグレードを下げて『プロミューのHC+R3』と言うストリートから走行会対応レベルの最新最上級モデルに変更してみます。

 最近やっとサーキットでのFF車の特有の走らせ方が分かって来て、FK8の様なFF車の場合、ガツンと効く絶対的な制動力より、初期が穏やかでコントロール性の良いパッドの方が相性が良いと思うようになってきましたので。


 実はこの時、冒頭に触れたミン友の赤スープラさんがわざわざ南コースまで来てくれていて、トイレの前にあちらも駐車してニヤミス状態だったのに、こんな事情でこちらが心の余裕がなくなっていて気づきませんでした。その後も、GSで給油してる時もニヤミスしたのに……orz


 さて、帰り、ブレーキトラブルを抱えながらの帰宅になりましたが、それでも妻帯者は、自身の趣味を守る為(笑)、奥様へのお土産確保は忘れません。

 ケーキ屋さんの『シェリール』は月火曜定休なので、この日は定例の『ドミニクドゥーセの店』でパン、カヌレ、ドリアを、刈谷ハイウエイオアシスの『さんわ』で鶏の半身揚げ、月見つくね、そぼろご飯、お惣菜セットを購入。



 結局、ブレーキは踏み始めこそスポンジーではありましたが、そこさえ気を付ければ効き自体は問題ない状態のまま悪化する事もなく帰宅出来ました。(^◇^)b


 さて次回の鈴鹿ですが、ブレーキトラブル&ダート走りで負ったダメージの修復作業も重なってるので、はっきりした事はまだ決められない状況です。ただ、間に合えばという前提で……

『11/29(月) 鈴鹿フルコースCC-H 11:15スタート枠 30分一本』

を予定してます。

 ただ上記の様な事情がありますので、この日に一緒に走られる方がおられましたら事前にダイレクトメッセージ、あるいは冒頭で触れた僕アカウントのツイッターをフォローしていただけるとギリギリまで状況がお知らせできると思います。


 では、毎度毎度、駄文長文に最後までお付き合いいただき、
 本当にありがとうございました。 m(__)m
Posted at 2021/11/18 00:35:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | 鈴鹿 南コース | クルマ
2021年10月15日 イイね!

思えば遠くへ来たものだ……(^◇^;)

思えば遠くへ来たものだ……(^◇^;) 10/14(木)に、朝五時起きで鈴鹿南コース走行(グリップ10:10スタート枠)に行ってきました。

 最近は、朝早いのを我慢して、帰宅時間を早く(夕方前)するパターンがお気に入りです。帰宅時の道も空いてるので結果的には疲れも少なく早く帰られるので帰宅後が凄く楽。(^◇^)b


 さて、今回のブログは、表題を見て『なんだコレ?』って思った方も多いんじゃないかと。いやほぼ全員が頭の中に『?』が浮かんだはず。


 僕が鈴鹿を走るきっかけは、NSXオーナーズミーティング(ホンダ主催のNSXオーナー限定で黒沢元治さん指導の下での二日間ドライビングレッスン企画)でした。この企画は年に数回あって主に鈴鹿の南コース走行がメインのレッスンでした。

 忘れもしない初鈴鹿でのNSX(NA1、MT)南のBESTは確か『1分10秒』でした。そしてガンさん(黒沢元治さん)の講評が『ヤクザの喧嘩だね(無鉄砲に突っ込んで行くだけ)』でした。(笑)

 その時は、あの短いコースで10秒縮めるなんてできっこないって思ってました。さらに1分切るなんて想像だに出来ない領域でした。どんなに早くても1分5秒切ればもう異次元の速さなんだろうって……




 さて、表題の意味もほとんどはっきりさせないまま、ここからが本題です。

 この日の南コースは、ミニバイク(と言っても本格レース仕様)と四輪グリップクラスが、交互に走る型式。先攻がミニバイク、後攻がグリップ。僕が走った10:10枠は四輪ではこの日の一番枠。

 事前のドラミでは走行台数は8台との事。この時は久々に台数も少なく走りやすそうって期待がありました。

 気温は日陰なら24度程度で乾いた涼しい風で気持ちが良い日でしたが、一歩、日が当たる場所に出ると日差しはまだまだ夏の日差し。そして、そのおかげで路面温度はかなり高そうでした。隣のピットで非接触型の温度計で路面温度計っていた人の話を盗み聞きした(笑)ところ『40度越え』だった様です。

 ならば、やはり序盤でクリアラップ取ってアタックするしかないと、いつもの様に、先行ミニバイク走行が終了するのを待って、ピットレーン待機場所の一番先頭を確保して走行開始を待ちます。

 走予定通りに10:10グリーンフラッグ&グリーンランプ点灯で、コースイン。

 タイヤを温めつつ様子を見ながら見ながらペースを上げ、コントロールラインを通過し一周目、様子を見ながらさらにペースをあげて行きます。

 第一コーナーできちんと頭がイン入るだけでなくリアも若干降り出し気味に出来てる良い感じ。さらにはS字もほぼ2速ノーブレーキのアクセルコントロールだけでアンダーもほとんど出ずに通過できる。ヘアピン等でもアンダーは最小限。コーナー出口でタイヤが空転する事はあっても想定範囲。

 良い感じに一周回れそのままクリアラップが取れそうだったのでアタック開始!

 まだ少し余裕を残した感じながら良い感じで周回を終了。次の周もアタックをしようとしましたが、途中で他の車に追いついて追い抜きの為にややラインを外すことがあってイマイチの感じ。その次の周も他車に追いつき思う様に走れません。

 クーリングと割り切って、追い抜きも控えてクリアラップ取れる様に調整しながら二周ほど走りながら、何気なくGPSラップタイマーを確認すると……

『ええっ?』

 一瞬我が目を疑いました。BEST LAP表示部分に『59:56』の文字が!


 鈴鹿を走り始めて途中ブランクも入れて10年以上。本コースでは夢だった『2分30秒切り』は達成してましたが、あっちはECU弄って400PS仕様とズルしてる僕のFK8では手放しで誇れるタイムじゃないって内心では正直ちょっと思ってました。やはり車の性能よりドライバーの腕の差が出る南での『1分切り』は別格の思い入れがあります。事実、本コースの『30秒切りクラブ入』の後も、南では半年以上タイムが伸びずに苦しんでましたからね。

 思えば、NSXで南コース走って『1分10秒』ガンさん曰く『ヤクザの喧嘩』からすれば、もう二十年近くの歳月が流れていました。

『思えば、本当に遠くまで来たものだ』

……ふとこんな言葉がその時、脳裏をよぎりました。


 嬉しさはあります。でも、なんか、その嬉しさが本コースの時と違う。

 そう、それまでの周回、一度だって『攻めきれた』って周回はなかった。文字通り『死ぬ気で攻めた』って感じはなかった。それなのに『分切り』が出来てしまってる。

 『これ、今から死ぬ気で攻めれば、さらにタイム伸びるんじゃね?』って欲が湧いてきて、再度アタックを!

 後でログ観るとこの時がこの日の二番時計でした。ギリ二度目の『分切り』を達成。でも、その後は、アンダーやコーナー出口でのタイヤのスリップが出始めイマイチタイムは伸びず。

 そのままタイヤの空気圧も確かめたくて一度ピットイン。空気圧を測っても前後とも約2.0ちょっと。アンダーの原因は内圧上がったというより、明らかに路面温度の高さから来るタレって奴の様でした。これはどうしようもないので、調整程度の右フロントの空気圧少し抜いて再びコースイン。

 しかしその後は、S字でもアンダー出てインに寄れずタイヤの状態は悪くなる一方。その上、この日は一台、かなり遅い車が居る上に、変に走行する車がバラけていててクリアラップがほとんど取れない。さらには20分を過ぎたあたりからブレーキペダルが徐々に奥へ入って行き、この日は事実上これ以上のアタックは無理でした。



 この日、高い路面温度、そして、僕自身が攻め切った感のないまだ余裕があると感じた走り。その感じからするとアタックシーズンになればまだタイムは伸びそうな感じでした。

 さらに思ったのがHKS車高調足の良さ。

 純正足と比べ、色々な外的要因(気候等)と内的要因(タイヤのグリップ)の影響をもろに受けやすいく乗りこなすにはある程度の腕と経験を必要とする難しさはあります。でもその分、純正足では分かりにくかったタイヤのグリップ変化が手に取る様に分かる。そこが分かると、攻め時と引き時が分かりやすい上に、滑り始めが分かりアンダー出ても安心感があります。

 万人には勧められないけど、使いこなす難しさを楽しめる人ならお薦めかな。


 そして、以下がこの日のGPSラップタイマーのログです。




 何度も言いますが南でも『分切り』達成したのに、思ってたほどの爆発的な喜びはなかったです。それでもジワリと来る充実感を感じながら帰宅の途につきました。

 帰りはいつもの様に奥様へのお土産として、『ドミニクドゥーセの店』のパン&カヌレ、ドリア、刈谷ハイウエイオアシスにある『さんわ』の唐揚げ&鶏めし。

 またこの日は鈴鹿で美味しいと評判のケーキ店『シェリール』のケーキを買って帰りました。『シェリール』のケーキはマジでお勧め。うちの奥様も大好きです。ただ定休日が月曜火曜(来年一月からは日曜月曜)なので要注意。







 ではいつも長文駄文に最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 次回鈴鹿走行は『11/2(火)本コース CC-H 11:15スタート枠』を予定してます。
Posted at 2021/10/16 01:00:49 | コメント(1) | トラックバック(0) | 鈴鹿 南コース | クルマ
2021年09月10日 イイね!

前回の南コース走行時の結果から分かった事……

前回の南コース走行時の結果から分かった事…… 結局、あれからネット等で色々な人の意見、見解を頂き、前回の良くない結果の原因らしきものが分かって来ました。

 あっ……ちなみに←この画像はこのブログとはあまり関係はないです(笑)。



 結論、純正比でかなり締め上げられたHKS車高調(それでも関西のホンダ系某有名ショップの物とかすればバネレートは低いんですけどね)の影響で、車の状態、サーキットコンディションなどの細かな変化がシビアに車の挙動に出る様になった為に、あの様な結果になった様です。

 たぶん、一部トレッド剥離が起きているボロボロのA052が完全に寿命を迎えてグリップ性能が大幅に落ちている事が如実に車の動きにでたんじゃないかと……。

 それが今まで通りに攻めた走りをすると、アンダーが強めに出てインに付けないとか、コーナー出口でアクセル踏んでもタイヤが食いつかないとか、車が暴れる挙動に表れてたんですね。

 逆に、ノーマル足は、車やサーキット等の変化がそこまでシビアに挙動変化が現れない。攻めた走りをしても、タイヤが多少タレたかな?程度にしか感じられないし、実際、車の挙動もすごく安定してる。

 そう言えば、HKS車高調入れてから、『タイヤのタレ』ってすごく感じる様になってたんですよね。特に夏場は、ホント、最初から二、三周までに頑張らないとその日のBESTは出ないって感じてました。実際、記録も感覚と同じで、特に後半は目に見えてタイムが落ちてました。

 以前は、あまりそうは感じなかったんですよね。その日のBESTが出るタイミングはまちまちだった。

 さらに言えば、タイヤがタレてアンダーが出やすくなっても、今までの様に唐突にグリップが失われる感じじゃなく、滑り始めてる事や滑る量の感覚が細かく分かって恐怖感があまりなかった。故にギリギリまでアクセルを抜かずに踏めるって感じ。


 これ、HKS車高調の良さでもあると同時に、純正足の懐の深さを表してるんですよ。

 タイヤ自身のグリップ変化、路面の状態に影響されず、車を安定させて走らせる。

 これって色々な腕のドライバーを想定した場合、とても大事な事なんですよね。どんな状況下でもギリギリまで車を安全に走らせられる。

 色々弄ってる僕が言うのもなんですが……少なくともFK8の場合、例えサーキット走行をする場合でも、フルバケ、四点式ハーネス、18インチ&ハイグリップタイヤ、スピードリミッターカット程度で十分速い。いや、もっと言うなら素人ドライバーならこの程度の方が速いって断言できます。

 FK8を弄るという事は、必ず、メリットもあるけど、多大なディメリットを抱える事なんです。そのディメリット覚悟で弄らなきゃダメ。しかも、弄ったからと言って簡単にタイムが出るなんて甘いもんじゃない。

 トータル的に考えれば、弄る金額を、全部、サーキット走行にかかる諸経費にぶち込んで周回回数を稼いだ方がお安く、かつ早く結果が出る。


 じゃあ、何で弄るかって言うと……一言『自己満足』って奴。

 色々、シビアで尖がった仕様になるけど、一発決まった時の爽快感はやっぱ純正状態にはない物がありますからね。そして、色々シビアに出る仕様だと、自分の腕の無さ(悪い部分)が分かりやすい形で出るって良さもあります。

 純正状態だと車がその辺り上手くカバーしちゃってくれますから。

 だから逆に、自分のドライビングに反省できない人は弄らない方が良いです。弄れば弄るほど、細かなドライビングの悪い点が車の動きとなって出てきます。それを率直に認めて反省して鍛錬しないと、単に車を悪い方向へどんどん改悪する結果になっちゃう。

 ただし、ガチでサーキット等で攻めない人が、ファッション感覚で弄る事まで僕は否定しませんよ。だってあくまで個人の趣味ですからね。その人が良ければ、法や倫理、マナーに反しない範囲なら、何をやっても良いんでよ。

 そうじゃなきゃ趣味の世界は楽しくない……ここ忘れちゃいけない所です。


 最後にもう一度言いますよ……FK8は本当に純正状態で『完成された車』です。この車、オーナーが思う以上に高性能です。(電子制御等をOFFにしない条件なら)攻め込む腕さえあればこの車はどこまででも受け止めてくれます。

 そこだけ忘れないで欲しいと思ってます。 (´-`)ノシ
Posted at 2021/09/10 12:26:44 | コメント(8) | トラックバック(0) | 鈴鹿 南コース | クルマ
2021年09月07日 イイね!

タイヤ(A052)が限界か?それともやっぱ腕?

タイヤ(A052)が限界か?それともやっぱ腕? 予定通り、昨日(9/6)、鈴鹿南コース(10:10スタート枠)走って来ました。

 天気は晴れ、路面はドライ、しかも気温も25度ほどでこの時期にしては走るのには良い条件。パッドも慣れたWINMAX ARMA AC3に戻したし、ちょっと結果を期待してたんですよ、この時はね……

 また今回は、効き、コントロール性、耐久性は文句ないんですが唯一熱害が酷かったフロントブレーキパッドに、チタンシムと言う秘密兵器を噛ませてあるのでその効果を確かめる目的もありました。

↓アクレのチタンシムはこちらを参照してください。
https://www.acre.jp/titansim.html



 予定(当初は10:50スタート枠を走行予定)より早く到着すると、すでにどこかの86チームがピットを複数占拠して走行準備をしていました。持ち込んでるカップカーと思われる同デザインの86も四台、資材を積んだ箱付きトラック一台、サポートカーが二台と言うかなりの大所帯。



 内心……後ろから突かれるの嫌だなぁ……と思ってました。


 そして、いつもの様にタイヤが美味しい時のクリアラップを狙って先頭でスタートを待ちました。今回は何故か皆さん、余裕しゃくしゃくでスタート時間が来ても僕の後ろで待つ人は誰も居ませんでした。(^◇^;)

 そして目論見通り、最初の数周完全クリアラップでのアタックが出来ました。

 ただ、何かおかしい感じが……タイヤがグリップしない。ブレーキングで頭をインに入れた後、アクセルを開けてもタイヤが思う様にグリップしない。S字や第1~2コーナーでは思う様にインに付けない。

 HKSの車高調が馴染んで来たので、フロントを25段目から20段、リアを20段から17段へ減衰を上げたのが原因か?

 それとも、一部トレッド剥離が出てるタイヤ(A052)がもう寿命なのか?

 とにかく、車が思う様に動かない、そしてそれが如実にタイムに表れてる。適度にクーリングを入れて水温警告が出ない様にしながら、攻め方を工夫してもタイムが伸びない。今までは普通に出せた1分フラット台にすら乗せられない。

 走行してる内に、ブレーキペダルが奥へ入る感覚が出て来たので数周クーリングをしてからとりあえずピットして空気圧を見てみても、F2.2/R2.0 で特に高い訳じゃない。

 とりあえずフロントの空気圧を若干下げて、もう一度、コースインしてみてもやっぱり思う様に攻めきれない。その内にチェッカーフラッグが……

 結果……BESTが『1分1秒735』という惨憺たる結果。orz

 あっ……ちなみに86カップカーの方、当初心配してた事はまったくなく、こちらが速い時には早めにラインを大きく外して道を譲ってくれるし、変に近づいて突っついたりする事など決してしない、気持ちの良いマナーの良い方ばかりでした。



 以下がログですが……やっぱり前回より1秒は確実に遅くなってる。



 走行結果は散々ではありましたが、唯一の収穫が今回初めて導入した『アクレのチタンシム』です。

 特にブレーキに厳しく、今までは特に夏場はWINMAX ARMA AC3使ってると15分ほどでフェードをおこしブレーキペダルが奥まで入ってアタックが続けられない状態になり、そこからはクーリング数周しても完全には戻らず全開アタックは不可能な状態でした。しかも、走行終わって確認するとフルードを結構、吹いてる状態。

 しかし、今回、チタンシムをフロントパッドに噛ませた所、若干ブレーキペダルが奥へ入りつつある兆候が出たのが走行開始から20分ほど、そこからピットインして空気圧調整して数周クーリングしたらすぐに完全復活!そこからはまた前回アタックが安心して出来る状態で走行を終える事が出来ました。

 これなら、早め早めにクーリング周回を入れる走り方をすれば、真夏でも30分フルに走り続ける事も出来そうです。

 また、走行後に確認しても、まだフルードを吹いてはいますが、吹く量はかなり減っているのが確認できました。

 チタンシム、劇的とまではゆきませんが、確実に効果が出るようです。

 しばらくはWINMAX ARMA AC3とチタンシムの組合せを続けてゆきたいと思ってます。


 さて、前回、ロックナットの緩みでえらい目にあったので、今回は走行前はもちろん、念のため走行後ピットを出る直前も締め増し(1.4N.m)して帰りました。やはり走行後は、馴染みが出てないのかフロントは締め増しが必要でした。

 しばらくは頻繁に締め増しをして早めに馴染みを出した方が良さそうです。馴染みが出てしまえば、走行後の締め増しはボルトが伸びるディメリットもあり、基本、しない方が良いみたいですからね。


 そして、帰りは、いつもの様に……サーキット遊びをしたら、奥様のご機嫌取りも忘れない、妻帯者の心がけで……安定定番の 『ドミニクドゥーセの店 』のパン&カヌレ&ドリアと 刈谷ハイウェイオアシスの 『サンワ』の半身揚げ&ガーリックステーキ&お惣菜セット』を買って帰りました。(^◇^ゞ



それでは毎回、駄文&長文にお付き合いくださってありがとうございます。m(__)m

 最後に次回鈴鹿走行は……『9/28(火)フルコース11:15スタート枠CC-H』を予定してます。(´-`)ノシ
Posted at 2021/09/07 23:58:28 | コメント(3) | トラックバック(0) | 鈴鹿 南コース | クルマ

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