ここ二回、新装開店の南コースの感触に慣れたくて二度続けて南コースばかり走ってたので、気が付けばほぼ二か月ぶりの鈴鹿本コース(フルコース)走行へ5/25に行ってきました。しかも今回からホイールをTE37SAGAからサイズ等は全く同じの『ADVAN GT BEYOND』、タイヤをYH A050からこれも同サイズの『ADVA NEOVA AD09』へ変えて初サーキットとなりました。
例によって東名阪の集中工事の渋滞を見越して、早めに家を出た所、なんとほぼ渋滞無しに比較的スムーズに鈴鹿まで到着して、予定していた10:30スタート枠のCC-Hではなく、一枠早い9:45スタート枠のCC-Bで走る事になりました。
ただし、他の大規模イベント(バイク系?)開催が午後からある様で大部分のピットがそちらに占有されてた為、チェレクラは1~16番ピットまでって事でピットは混雑。僕はかろうじてピットに入れましたが、ピット外で準備&待機を余儀なくされた車両も多かったです。
この日はチャレクラ枠は午前に三枠のみ。しかも天気が良いとあって1枠、2枠(僕が走った枠)共に25台ほどの走行台数でした。昔を知ってる僕らからするとこれでも『多い』と言う感じなのですが、ここ最近の『満員御礼札止め』も珍しくない状態からすれば比較的空いているといえる状況での走行となりました。
ちなみにCC-Bは本来なら『2分50秒以上かけて周回する人の為の枠』です。事実上それ以上のLAP TIMEで走行しても特に注意や警告等はされないのですが、それでもマナーとして遅い車には十分に配慮して無理な追い越し、煽り等は絶対にしてはいけません。
あくまで遅い(本来の意味で走って良い人たち)車優先で、速い人は上手い人なのでそこは『温かい目と優しい配慮』で走らねばいけません。CC-Hでは『速い人優先』な部分もあるのですが、こっちでそんなオラオラドライビングは絶対にダメです。これだけは守りましょうね。
さもないと、CC-BとCC-Hのクラス分けが厳密化されて、現実的に走れる枠が減っちゃいますよ。
さて、前枠走行終了を待って、いつもの様に早めにピットを出て走行待機列へ。今回は一台前にいるだけの二台目の位置を確保。しかも前の車はGTウイングを装備したかなり『本気仕様』のロードスター。ロードスターとはいえ、変にこちらが気を遣う必要も無さそうで高ポジションです。
走行開始時間になって完熟走行スタート。
ちなみに空気圧はA052やA050ならこの時期冷間F1.5/R1.7くらいで走り始めるのですが、初A09がストリートスポーツって事でやや高めF1.6/R1.7に合わせてあります。
鈴鹿までの公道や慣熟走行での感触は特に今までとは違った感じはありませんでしたが、本走行に入って攻めに入った途端、いきなり、違いを感じる事になりました。
S字での安定感(安心感)が明らかにA052やA050より落ちてる。実際、滑ってるわけじゃなくグリップはしてるので、ひょっとしてタイヤサイドの剛性が違うのかもしれません。A052やA050の様にS字をシフト&アクセルコントロールだけで走ろうとするとちょっと怖い。またダンロップでも安心感がA052やA050に比べて弱い感じがします。
実際、途中の周回で遅い車に引っかかってデグナー一発目をイン側から侵入するのを余儀なくされた時、一瞬、アンダーが出てアウトに飛び出しそうになりました。幸い外側グリーンの縁石上で止まれて事なきをえましたが、マジあせりました。やはり絶対的なグリップ力はA052と比べても劣る事は確かな様です。
ただヘアピン立ち上がりやブレーキを踏んだ時の感触では前後方向のグリップはそう違いはない感じもします。
アタック一周目で『2分32秒』が出て、この時期(気温22度/路面温度35度)ならそう悪くないタイム。しかし、その後はやはり遅い車に引っかかるなどして、そのLAP TIMEを越せずにいました。初A09という事でまだ感触も完全に把握してないのでここは無理せず、クーリングも長めにとって余裕を持っての走行に徹しました。また、余裕を持たせた走行にした分、途中ピットインを止めて30分フルに走った時のA09の感触(周回が増えた時のグリップ変化や空気圧の上昇度)の変化も確かめるテストも行って走行を続けます。
ただそれでも、そろそろ終了時間が迫った時に、AD09の感触も分かって来たので、思い切ってもう一度、アタックを掛けてみたくなりました。
幸いクリアラップが取れてSOLO2に表示されたタイムが……『2分30秒86』!
このタイム、この時期ならかなり良いタイム。しかも感触的にはもう少し詰められる(30秒切り)感じがしたので、そのままもう一周アタックを掛けましたが、遅い車に引っかかった事もあって万事休す、結局その周回でチェッカーとなりました。
走行中は、今まで慣れ親しんだA052やA050の影響もあって、絶対的なグリップの不足等で不満点ばかり気になってましたが、走行が終わって冷静になって考えるとAD09の評価ががらりを180度近く変わりました。
この時期で、しかも二か月ぶりのサーキット初全開アタックとなった周回でいきなり『2分32秒台』。さらには30分フルに走り続けて最終周回の一週前でその日のBESTでしかも『2分30秒台』。
これってかなり凄い事だと気が付きました。
BESTを出した時に走りを思い起こすると、AD09がややコーナーでも安心感が劣ってるので、A052やA050の時の様にグリップに任せてコーナリング速度を上げるドライビングではなく、あえてコーナー侵入時に速度を落とし気味にしてコーナー後半での加速を重視した丁寧なドライビングを意識した時なんですよね。
さらに言えば、コーナでの感触が劣ってるとはいっても、それはA052やA050が一番おいしい時(走行開始直後)との比較でだったのです。冷静に走行中の事を考えると、A052やA050がタレて来た始めた時の感じがAD09の最初の感じみたいなんです。
そして驚くべきことは、鈴鹿フルコースを30分走っても(途中クーリング周回はいれてますが)AD09って明らかなタイヤのタレを感じさせないんです。走り始めた感じそのままのグリップ感が持続してる感じ。
これは最終周回一周前にこの日のBEST、しかも2分30秒台が出てる事で証明されてると思います。
あくまで素人の僕個人的な意見として、AD09はかなり良いタイヤだと思います。夏場、自己BESTを取りに行く様な走りじゃなければ、値段等を考えてもAD09を履くのは良い事じゃないかと思います。しかも、丁寧なドライビングじゃないと良いタイムが出ない事で、A052やA050で慣れてしまったグリップに頼った少し乱暴な走りを、一度リセットするにはちょうど良いタイヤだと思います。
さて、無事走行を終了させたら、僕ら妻帯者が考える事は一つ!家で待つ奥様のご機嫌取り用のお土産を確保して無事に帰宅する事が、大切。
ただし、この日は水曜なので最近恒例となってる産直のミカン屋さん『田舎の市場鈴鹿店』は残念ながらお休みです。ここのミカン(柑橘類)、色々変わったものがあって、しかもスーパー等よりお値打ちで、味が凄く良いのでホント残念。
まず『シェリール鈴鹿』のイチゴのタルト、沖縄パイナップルのタルト、アップルマンゴータルト、そして圧巻の完熟パイナップルケーキ。早速食べたけどこれ1200円で二人分はあるボリューム。しかもパイナップルが甘くて無茶苦茶美味しいかったです!
お次はド定番『ドミニクドゥーセの店 』のパンとドリア。今日はドリアを買うとバゲットハーフサイズ一個がオマケで付いてくるので、ドリア二個買ったらフルサイズのバゲット一本もらえました。ヽ(´◇`)ノ
続いて『刈谷ハイウェ の『ヤマサ 』のおつまみセット。これ、色々入ってこれで700円でホントお値打ちなんですよ!練り物好きならお薦めの一品。
そしてこれも『刈谷ハイウェイオアシス』内のド定番『三輪』のそぼろご飯、鶏天むす弁当、瀬戸内レモン風味の鶏唐揚げ。瀬戸内レモン風味の唐揚げ、すっごくさっぱりしてこの暑い時期にはとても美味しかったです。
最後に走行後のログ解析です……
この日の正式BESTは『2分30秒863』
(各セクションのBESTを足した理論BESTは『2分30秒709』)
……でした。
28秒台前半の自己BESTからすれば、かなり見劣りする結果ではありますが、時期的な面と初AD09を履いての鈴鹿本コース(フルコース)って事を考えればかなり良い結果だったのではないかと思ってます。
特に最終周回一周前で曲がりなりにも30秒台が出たって事にAD09のタレの少なさを証明するものであり、自身も知らず知らずの内についていたドライビングの悪い癖を改めて洗い出せたんじゃないかと評価してます。
さて次回、鈴鹿走行は今の所……
『6月13日(月)10:30スタート枠 鈴鹿フルコース CC-H』
……を予定してます。
ご一緒出来そうな方は是非またご一緒したいです。o(^◇^)o
では今回も最後まで駄文地長文にお付き合いいただき、
本当にありがとうございました。m(__)m