実は……こそっと車高調(HKS HYPERMAX Ⅳ SP)を装着してまして。すでに愛車紹介には先にちょろっと加筆されてます。
(注:その為、今回は特に長文になってます。すみませんm(__)m)
導入のきっかけは、ダンロップとスプーン二個目でロールが大きくなりイマイチアクセルが踏み切れなくなってるのを何とかしたいと思ったからです。クスコの強化スタビを入れてもイマイチしっくりこなかったので、ショップ(愛知県岡崎市のVehicle Field 『
https://www.vehiclefield.com/』)の薦めもあって『HKS HYPERMAX Ⅳ SP(バネレート特注F12k/R12k)』を装着しました。
僕くらいの年齢になるとHKSは電子デバイスは文句なしに良いと思うんですが、特に車高調は良いイメージがなかったんですよね。でも、噂によるとHYPERMAXのⅢ辺りから某有名ショックメーカーから技術者を引き抜いたらしくて劇的に良くなったとか。今では、セッティング次第ではサーキットユーズでも問題なく使えて、しかも価格と性能のバランスが非常に良いとか……実際、車高調あまり選べないFK8用の物の中では比較的リーズナブルな値段かと思います。しかもバネレートが自走してサーキットに行く僕らの様なユーザーにちょうど良い感じですし。
そして、6/28に当初の雨予報が変わり何とかドライで走れそうな感じになったので、14時スタートのCC-H枠にテストを兼ねて行ってきました。
高速道路では非常に良い感じです。コツコツと固さは感じますが嫌な感じはありませんね。ステアリングを切った感じも、レーンチェンジも含めて、機敏に車が反応してロールもほとんどなくマジで気持ち良いです。
半面、一般道の舗装が荒れた部分では、やはり固い足特有の突き上げ感を感じますが、まあ、何とか許容範囲に収まってる感じです。
なんて言うか初代NSX-Rの足にかなり似てる感じです。
走行待ちの間の昼休憩時には↑の電動サーキットカートが走ってました。これ、何か結構まったりしてて楽しそうです。
さて、早速、フルコースを走った感じですが、マジでこれ(HKS車高調)良いです。あの純正足で感じてた嫌なロール感が消えてます。そのくせ、棒みたいに動かない足じゃなくきちんと動きながら過大なロールのみ抑えてくれる感じです。(1が最強、30が最弱、現在30段設定できる減衰の内の最強から25段目)
欲を言えば、初期入力時、もう少し動く(柔らかい)感じが好みですが、値段もあるし、そこまで要求するならば3倍近くの値段は出さないとね。
しかぁし! それでタイムアップできるほど鈴鹿は甘くなかった。
車高調導入と同時にブレーキのOH(パッド、Fローター、フルード、キャリパーシール交換)も行って、課題だった熱害解消の為に導入した純正ブレンボパッドが逆にイケなかった。
いや正確には純正パッドは非常にバランスの良いものです。サーキットだって腕のある人ならこれでも十分速いはずです。ただ、僕の場合はWINMAX ARMA AC3と言う反則級のサーキットパッドに慣れてたので、ブレーキの感覚が合わなくて……減速しきれずオーバースピードでコーナーに突っ込んだり、逆に早めに減速しすぎたりと……。
BEST LAPは周回三周目で出した2分31秒台止まり。
その後はタイヤがタレて車が暴れ出して攻めきれる感じじゃなかったです。
それでも、今までとは違ってたのがブレーキが純正になって制動距離が伸びて、その結果オーバースピード気味にコーナーに入っても怖さがなくなった。タイヤのグリップが負けてアンダーが強く出てる状態でも、タイヤの設置感やグリップ感がリアルに感じられて安心感があるんです。
純正足だと、なんか、タイヤとの間に一枚何かスポンジ様な物が挟まってるような感じがあったんですよね。感じてる状態にイマイチ信用が出来てないって感じ。でも、これ悪い訳じゃない。そういう状態はすでに限界を超えつつある状態(事実、タイヤのグリップを失う寸前)なのでそれ以上踏みこんじゃいけないレベル。そこから先は電子制御が働きだす領域。
HKS車高調だと、そこを超えて電子制御ですら抑え込めないアンダー(タイヤのグリップの限界を超えてるので当然)領域でも安心感(いやリアル感?)がもてるのが良いですね。
事実、スプーン二個目手前でアンダー出て縁石越えても『何とかなるだろ』って意外に平然としていられた(実際にコントロール失わず即コース復帰)ほどですし。
もう、後半なんか『いやぁ、車、暴れるなぁ、こりゃダメだ』なって気楽に考えながらアンダー出てもごく普通に対処出来てたくらいだし。(笑)
僕も良い意味で歳をとったんでしょうね。若い頃ならチェッカー出るまでシャカリキになってアクセル踏みまくってBEST LAP出す事ばかり考えていたんですが、今は危険は冒さず『今日はダメ』と判断したら早めに諦めて適度に流して終わる余裕が出てます。
走行終了後は、一緒の枠で走ったみん友の『通勤特急さん』と、わざわざ来てくださった『鈴鹿で知り合った元FK8乗りで現在は某とんでもないスーパーカーで鈴鹿を攻めるN氏』と、しばし鈴鹿攻略談義などをしてから帰路につきました。
ただ、正直、この日は走行終了後はかなり悔しい想いもありました。だってHKSの車高調&新品のA052を使いながら30秒フラット台にも入れれませんでしたからね。良い足とタイヤを使いこなせなった自分の腕の無さにかなり落ち込んでいたんですよね。
さて、帰路は、いつもの様に、サーキット遊びなどと言う遊びを許してくれる奥様に対してのお土産を忘れずにGET!
↑いつもの『ドミニクドゥーセの店』のパン、それに刈谷ハイウエイオアシスにある『ヤマサ』の揚げ物、『さんわ』の鶏唐揚げセット。
さて、帰宅後、走行ログを解析して僕は驚愕の事実に気づくことになります。まずはその走行ログを……
まず、気づいたのが今回のBEST LAP『2分31秒227』と言うのは、実は去年30秒切りを果たすまでのBEST LAP(『2分31秒560』2019年12月に記録)よりコンマ3秒以上速かったりするんです。
さらにはセクタ1のBEST『41秒937』ってのは30秒切りした時のセクタ1の記録よりコンマ2秒ですが速いんです。
これ、時期的な事を考慮すると、ある意味、30秒切りに匹敵するくらい凄い記録なんですよね。
ブレーキが純正になってブレーキポイントが攻めきれてない上に、高温多湿、路面温度40度と言う環境を考えれば、気候的条件さえ整えば十分、BEST LAP更新は実現可能な位置まで来てると思います。
ちなみに、ブレーキに関しては、キャリパーへの熱害をある程度防げるチタンシムを用意してありますし、近々導入予定のJ’S RACINGの『
フロントウイングスポイラー タイプS』がブレーキ冷却にもかなり効くそうなので、今の純正パッドを使い切ったら再びパッドを『WINMAX ARMA AC3』に戻す予定でいます。
とりあえず、今の課題は、とにかく新しい足に慣れる事ですね。タイヤの限界超える速度域まで踏み込める足なので、逆にタイヤのグリップが一番おいしいラインと速度を見極める感覚を磨かなければなりません。今までの純正足ではロールが大きくなったり等で踏み込めなかった未知の領域ですからね。
ただ、それは同時に一歩間違えばコースアウト&クラッシュの危険も高い訳で、今まで以上の自制心が必要になって来ます。
とにかく僕ら素人は『車を壊さない事を第一』にしなければなりません。BEST LAPを狙うのはサーキットを走る者ならだれもが狙うところですが、その前に『車も人も五体満足で帰宅する事』、これがサーキット遊びと言う趣味を長く続ける最も大切な事ですからね。
次回はぜひ『南コース』を走らせてみたいと思ってます。
『7/20 11:30 or 13:55 枠』辺りを現状では考えてます。
では、いつもながら、長文&駄文に最後までお付き合いいただきありがとうございました。m(__)m