
こんばんは😃🌃
おじゃぶです。
寝る前にまたまたこんなことを考えて、、、。
あす起きてからゆっくりしたらいいことですが、いかんせん時間がないので、仕込みだけはいましておきます。
仕込み、それは希釈液を作る ことです。それに関連して、希釈について考えてみました。
最近の洗車ケミカルは高濃縮化が進み、1:5や1:9、1:10といった希釈指定が当たり前になりました。効率的で合理的です。
しかし、その一方で、濃度管理はどこまで意識されているでしょうか。
先日、つい先ほど、ラボコスのリベラ(トラフィックフィルムリムーバー類)を1:9で500mL作りました。
1:9(原液:水)であれば、
50mL : 450mL = 合計500mL
です。(ラボコスの希釈ボトル容積:500ml)
「1:10」と混同すると約10%濃度が変わります。
高濃縮品では、この10%は決して小さくありません。
※ボトルには1:10と書いていますが、厳密には1:9(つまり10倍希釈)になっています。
口頭では、だいたい○倍希釈!といいませんか?1:10だと、11倍希釈が正しく、その数字はなに?そんな制御必要?とつっこまれます。😅
希釈は体積基準!
洗車ケミカルの希釈は、実用面から体積基準であることがほとんどです。
しかしながら、500mLボトルの目盛りで作ると、以下の誤差が発生します。
・メニスカス(液面の凹み)
・目盛り精度(±3〜5%)
・視差
今回は原液が50mLなのでまだましですが、±5mL(当該ボトルの高さを200mmとすると、約2mm分の差に相当)のズレで濃度は約±10%変動します。
対策として、私は50mLスケールのメスシリンダー(妻からのプレゼント品)を使い、メニスカス下端を水平視で読み取っています。可能な限り再現性を担保したいからです。
ここで、
pHと水酸化物イオン濃度の関係を考えてみます。
濃度変化はpH変化として現れます。
pHは対数スケールですので、
つまりは、水酸化物イオン濃度[OH⁻]が10倍変わると、pHは1変わります。
例えば、
pH 13 → [OH⁻] = 10⁻¹ mol/L
pH 12 → [OH⁻] = 10⁻² mol/L
アルカリ性の強さは10倍違います。
ここまでくると、疑問は
メニスカス誤差でpHはどれくらい変わるのか、というところに帰着するはずです。
前出を例に、希釈誤差±10%でpHはどれほど変わるのか。
仮に、ある希釈液が pH 12.5 だとします。
水酸化物イオン濃度は:
濃度が10%上がると、これをpHに戻すと、変化量はおよそ 0.04〜0.05程度です。
つまり、
メニスカス誤差レベルでは、pHは劇的には変わらないということです。
ただし、
もともとpHが高い(13以上)製品では、絶対的なOH⁻量が多いため、わずかな濃度変化でも攻撃性の体感差が出る場合があります。
さらに、
・界面活性剤濃度
・溶剤比率
・キレート剤量
はpHとは別に線形で変化します。
最後に、
洗浄力の差は、pHだけでは決まりません。
濃度管理は、塗装への敬意だと思いませんか?
濃すぎれば攻撃性が増します。薄すぎれば物理摩擦が増えます。どちらも塗装にとって望ましくありません。
高濃縮製品が主流の今、希釈は単なる準備ではなく「施工設計」の一部です。
再掲になりますが、
私はメスシリンダーを使います。水は、質量管理とします。(密度の温度依存性が低く、体積より計測精度が高いため)
とんでもないブーメランですが、
ケミカルを増やす前に、まず濃度を整える。
それが結果的に、一番クレバーだと考えています。😁
とまぁ、化学や数字の世界では、このように考えられる訳ですが、洗車の世界ではそれよりも液剤の分布や絶対量、反応時間のほうが圧倒的に影響が大きいです(笑)
それに、製品説明にも、希釈比1の違いを指定するような製品はまずありません。
この結果がしめすことは、1:10と10倍希釈を混同して間違えたとしても、対したもんだいにはならない、ということです。
ただし、原液の量は数~数十mlのオーダーになるため、目分量では厳しいのも事実です。
最低限、煮物を作るときの大匙 くらいの扱いは、洗車用品にも適用してあげましょう!(笑)
Posted at 2026/02/22 00:11:34 | |
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