
こんばんは🌙😃
おじゃぶです。
水不足をなんとか耐え抜いた?水稲。今週末くらいからようやく刈り入れかという時に、今度は珍しく台風が接近しているようです。
それも、刈り入れ予定日の前日に最接近(直撃)。。。
勘弁してほしいです。💦
さて、こんな米について、今日は私が実践している裏ワザ?ワンポイント?をご紹介したいと思います。
~米の炊き方~
日本人の命、として、全国で栽培されている米(うるち米)。
品種はちがえど、その甘さ、粘り、食感は、何にも替えがたい、世界に自慢できる作物です。
❓ここで皆様に質問です。
炊飯器で炊いた米について、【違い】を感じたことはありますか?🤔
ここでいう違いとは、甘さ(噛めば噛むほど、、、というやつ)、粒立ち(食感)です。
また、違いを感じるタイミング(比較対象)は、冬場vs夏場です。
もちろん米の水分量の違いはありますが、それには目を瞑るとして、炊飯器で炊けば同じでは??
そう思われるかもしれません。
最近の炊飯器は大変優秀です。
固さだけではなく、機種によっては銘柄に応じて、炊き上がりを制御することが可能です。
しかしその反面、釜の側面や内部の米層の温度を緻密に監視していることから、どんな初期状態であっても、最終的な温度だけを目標に制御がかかってしまう、すなわち過渡特性(昇温速度)は蔑ろになる、ということです。
初期状態とは、炊飯ボタンを押すタイミングでの釜の中の状態を指します。
❓ここでまた、質問です。
初期状態を決めるとすれば、もうアレしかありませんよね? 何か、お分かりでしょうか。
はい、水の温度です。
炊飯には常温の水道水をお使いになる場合がほとんどでしょう。
ところが、冬場と夏場では、30℃くらいの差があります。いまの時期でいえば、近年では冷水を出そうとしても、35℃くらいのぬるま湯が出てきます。
ここで、炊飯器のスイッチをオンにしてから、釜の中の温度が上がる状態を想像してみてください。
初めからぬるい水で炊こうとすると、目標温度に上げるために、そんなにパワーが必要ないため、釜の中の温度はジワジワ、ドローンと上がっていきます。(キレがないイメージ)
始めちょろちょろ中ぱっぱ。
釜炊きにおける、ことわざ的な術ですが、電気炊飯器では、この【ぱっぱ(強火)】(せいぜい1300W)の行程を、いかに成功させるかがポイントになってきます。
初期状態が同じでも、基本的に炊飯時間は変わりません。
すると当然、初期温度が低い方が、それだけ目標温度に到達させるために必要な熱量が大きくなり、炊飯時間が同じなら、その温度上昇勾配は大きくなります。
米は、土釜のように、始めちょろちょろ中パッパの合計で15分、蒸らし15分の、合計30分程度で炊きあげるのがベストといわれています。
(電気炊飯器は、もうすこし時間がかかるので、炊き上がりを似せるように制御をかける)
なにがいいたいかというと、甘さを閉じ込めつつ、粒だちの良い炊飯を実現するには、いかに強火で一気に炊きあげるか、が重要ということです。
★では、それを、電気炊飯器で再現するにはどうすれば良いか?
そうです。
初期状態の水の温度をさげてやればいいのです。
冷蔵庫で予め冷やしていた冷水を使うなり、ウォーターサーバーの水を使うなり、方法はいろいろありますが、手っ取り早いのは、氷を放り込むことです。下図のように。
基本的に、氷は水面ヒタヒタで浮くか浮かないかくらいに留まるので、氷を一面に敷き詰めても、水の量はいつもどおりに、目盛りジャストでオッケーです。

ここに水道水をいれて、水量を加減する。
私は上図の状態に速やかに水をいれ、間髪を容れずに炊き始めます。
すると炊飯器は必死に温度をあげようと、フルパワー運転となるので、温度上昇勾配の高い領域で米に熱を入れれるというワケです。
炊けました♪
しゃもじを入れてみてください。この時点で違いがわかるハズです。
炊飯が成功していると、表層の米が立っているように見えます(米を立たせる力が働いた証拠)。これは、強い火力で沸騰がおこることで、気泡が米と米の間を通り抜ける、気相が残した跡です。
炊き上がった米は、ふわっと炊けているため密度が低く、しゃもじが軽やかに入るはずです。
あと、しゃもじには、こめが引っ付きにくいです(短時間でパッと炊いているので、でんぷん質がネバネバしにくい)。
お次は、実食。
口に入れた瞬間、高級な寿司屋のシャリのように、いい具合にほどける感覚があるはずです。
そして、噛んでいるうちに、甘味が増してきます。強火力により閉じ込められた甘味が解放されているのです。
意外と変化を感じやすいライフハック?なので、ぜひ試してみてください!♪
※番外編
今年2回目の、ガリを浸けました。
Posted at 2025/09/03 20:36:18 | |
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