首題の件、皆様にはいろいろご心配をおかけしました。
毎日、いろいろな方々から心配・作業進捗の連絡をいただき、大変励みになりましたし、私自身で原因究明を進めるうえでのヒントを頂戴しました。
(心配してなくて楽しんでた!という突っ込みはなしとして😅)
お盆明けに、初めてエンジンチェックランプが点灯し、その後繰り返すこと6回。
この度、ようやく、
【すこしはまともに走れる状態】
になりました!
まだ断言はできませんが、直った、いや治った!と言える状態です。
100kmほどだけ走行した感触は以下の通りです。
・エンジンチェックランプ点灯なし
・排ガスの臭い(激減)
・排ガス中のCOおよびHC濃度の低下
・背圧の低下(レスポンスから推定)
・クルマが軽くなったような!
・インマニ負圧の回復
VABが普通に走っている!(笑)
イグニッションの瞬間!もう、点灯してくれるな!
インマニ負圧も回復??
★今回対策した作業の内容は、公開できる範囲で後述しますが、ここに至るまで、
・スバル自動車
・スーパーオートバックスサンシャイン神戸
・プローバ
・トラスト
・近藤エンジニアリング
の方々に、多大なる尽力をいただきました。
感謝いたします。
もうしばらくは要観察状態が続きますが、ひとまずは以下の対策をとりました(製品開発上の秘匿事項等は記載できません)。
※パーツレビュー
①メタキャタ新調(同一製品、グレッディ スポーツキャタライザ)
②O2センサの設置方法(位置同じ)
③エキマニ、フロントパイプ、インタークーラー、ブローオフ、・・・・・その他いろいろの脱着、点検。
④ECU フィードバック補正値の確認
ごく一言で言えば、
【メタキャタを新品に交換して、O2センサ接続部に細工した】
ということです。
ハードウェアに対してソフトウェアをあわせこむ、俗に言う現車あわせではなく、その逆を実施したイメージです。つまり、これまでいろいろ微調整をして育ててきたプログラムコードにあうように、ハードウェア側を調整しました。
当初、私が原因と践んでいた、
・メタキャタの性能低下
・リアO2センサのみ交換したことによるAFR仕様範囲(バンド)の狭化
について、今回の対策結果はまさに、それらを突いたものでした。
→メタキャタ新調後の排ガス試験においては、COおよびHCはそれぞれ、0.02%、2桁ppmにまで落ち着きました。
(交換前は車検合格基準である、1%、300ppmギリギリ)
→エラーコード:触媒異常を素直に信じて、リアO2センサの電気的信号をシフトさせました。第一触媒通過前後で所定の電位差範囲となることが正常判断の条件ですが、要はここがうまく成立していなかったと言うことです。リアO2センサの測定部分を小型の触媒フィルターで覆うことで、コンピュータには擬似的に浄化できているという判断をさせるようにしました。
(最近のメタキャタは高性能なので、こんなことをせずとも浄化できるはずだが。。。異常判断について、純正コードのままではエラー識別しやすくなる)
本来あるべき姿、ではないかもしれませんが、メタキャタを着けるとはそういうこと、です。
今回の事案は、上記を再認識しました。
★メタキャタ交換時は、併せてコンピュータの調整もすべき、というのが今回獲得した知見です。
ただし、異常検知のフラグ折りはしないこと、が条件です。
↑で、ハードウェアないしはソフトウェア側の調整を!と書きましたが、ポイントはハードウェア側を弄る、ということです。ソフトウェア側を都合よく弄ることは、万が一の異常を検出できずに、トラブルを大きくする原因になります。
※某有名メーカーのメタキャタについて、交換時にプログラムデータがセット(セット販売)になっていますよね?
これ以上はいいませんが、そういうことです。
(ブロー事案が多いのはなぜでしょう??)
そんなこんなですこしホッとした週末でした。
メタキャタ装着をお考えの方、対策についてはお車の状態をみて、個々にお教えすることは可能です。
お気軽にご連絡ください!
問い合わせが多かった点
※東名:ターボサクションホースについて
本事案との関連性は小さい、との判断です。当該部の断面積がやや拡大するものの、絶対的な空気量は変化しないので、プログラム変更はマストではありません(もちろん、どんなパーツでも、現車あわせするに越したことはない)。
Posted at 2023/11/25 23:03:25 | |
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