こんにちは!
連投、失礼します。
首題の件、2021年に購入した下記のトルクレンチを更新しました。↓
(アプリ版ブログだと、URLがリンクにならない??)
http://minkara.carview.co.jp/userid/3393780/car/3171866/12570665/parts.aspx
誕プレにトルクレンチをもらったのは、たまたま、ノリ!ではなく、更新を考えていたためです。
以前、こんな記事をXでみました。
【トルクレンチを校正機にかけたら、設定値の半分くらいまだ落ち込んでいた】
製品、状況は定かではありませんが、事実としてそういうことが起こることをインパクト付けた投稿でした。
それ以降、グリップの位置でトルクは変わるか?論争も勃発し、一時、話題になったのがトルクレンチです。
こと、私がこれまでに使用してきたトルクレンチ(エーモン)は、なんら問題なく使用できていましたし、更新したトルクレンチと比較しても、トルク変化に気になる点はありませんでした。
(さすがに、トルクが20~30%変化したら、使っているときに気づくはず)
しかしこれは結果論で、万が一、トルク値がずれていようものなら、走行中のボルト脱落、タイヤ脱落、、、、という可能性もあるわけです。
逆に、設定値が上振れする例もあるようで、この場合はオーバートルクということで、ハブボルトやナットが損傷する可能性があります。
いずれにしても、トルクの変化には敏感にならなければならず、校正も大切ということです。
トルクレンチの耐用年数は規定されていないことが多く、ある意味、なーなーで使い続けられてしまう工具でもあります。
私がこれまで使用してきた製品が、まだ現役続行可能であったというのは、工具としては必然とも、反対に製品として運が良かった、とも捉えることができるでしょう。
ちなみに、確認の方法は以下。
動作を保証するものではありません。あくまでも、考え方のひとつです。
※校正器にかけたとしても、誤差はあります。
①従来品(エーモン)のトルクレンチを使用して、設定値125N・mでホイールナット締め付け。
※規定トルク120N・mに対して、公差4%RD
(約5N・m)を上乗せ。
つまり、実際の値が設定値を下振れしても、規定トルクがかかるようにした。
➡これで、理論上、120~130N・mの間の値で締め付けられている状態。
②更新したハゼットのトルクレンチで、マジ締めの要領で締め付け。
ただし! ここでは、公差は考えず、設定値どおりのトルクが出力されると仮定。
設定値:120N・m
結果、ボルトが回ることはなく、トルクをかけると直ちにカチッ♪と音がなった。
つまり、更新したトルクレンチを正としたとき、その締め付け確認により、従来品の動作が保証できた。
(厳密には、更新したトルクレンチの公差を加味した、116N・m以上のトルクがかかっていることを証明した)
しかし、従来品と更新品が、それぞれ反対の方向に公差を持っていたとすると、一番危険な状況は、
従来品、更新品ともに、下振れした場合。
両性品の公差が同じである場合、今回ならば5N・mのトルク不足となります。
(両者の変化量の最大値としては、10N・mとなり、従来品を不合格、と判断してしまう場合がある)
ま、いずれにしても、規定値+10や20N・mで、ナットやボルトがネジ切れる可能性は低いでしょう。
締め付けは、ナットの弾性を利用した仕組みであるので、多少の不足、超過くらいでは、直ちに支障をきたすわけではありません。
かといって、安心もできないので、定期的な校正、更新が必要ですね!
という話です。
さて、休憩おわり!
Posted at 2025/04/25 15:22:18 | |
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