お疲れさまです!
いきなりですが標題の件、
純正品インタークーラーの状態観察を!
上図中(黄色で囲った部分)、インタークーラーの下流側締結部、
ダクトからの気流によって汚れが付着している??(黒く変色している部分)
実はこれ…
ブローバイの可能性があります(よく考えたら、当該部に走行風は当たらないですし)。
あくまで可能性にすぎませんが、最悪の場合はオイルがポタポタと。ここまで来ていれば重症です。修理ではなく、インタークーラーの交換となります。
純正品は性能こそ最適化されていますが、所詮は量産品。溶接などしようものなら、価格がはね上がります。ですから、基本的にカシメ(オーリング)で締結されています。
ところが、1.5kgf/cm^2もブーストがかかるような車種では、内圧によりカシメ部が徐々に開いてきます。こうなるともはや説明不要、当該部から空気漏れ(ブースト圧低下)を招きます。
これだけならまだしも?ですが、問題はブローバイが大気放出されることです。この時点ではまだ触媒を通っていないので、環境汚染の原因となります。
かつて、レースに参戦していたVABでも同様の事例があったようで、その時は最悪の結果に。ブローバイ中に含まれるオイル分が蓄積し、やがてポタポタと。これがまたフロントパイプに吸入され、火災が発生したようです。
ご参考までに、
その他の要因としてはボンネットダクト裏に貼り付けてあるスポンジがインタークーラーの熱によって溶けて、それが付着するという場合もあるようです。
一度、確認なさってみてください。
ということで私は、さっさとインタークーラーの問い合わせ、見積を準備中です(笑)
今冬に変えようとは思っていたので、いい理由ができました(笑)
→DRL製のインタークーラーにします。
(純正品の数倍も高価ですが、こちらはフルアルミニウム&溶接、ハンドメイドです)。
アルミニウムとは一言でいっても、純正品とは材質が異なります。熱交換性能の向上だけでなく、フィンの強度が確保されています。純正品のようにフィンがばたばた倒れるようなことはまずないでしょう。
(熱交換性能に関しては、純正品もかなり優秀ですので、ブローバイ問題を除けば、なんら問題ないいい製品です。)
以上、ご安全に!
Posted at 2022/05/27 14:08:45 | |
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