日本人には古来から「厄年」という風習がありまして、特定の前後3年間、衣食住の様々な事に「特に気をつけなさい」と言われています。
例えばカラダであれば、年齢的にも転換期を迎える時期が厄年に当たるようになってます(若い頃の様にはいかないな…的なね)し、食べ物や生活習慣も変わってくる頃ですから、病気にならない様に改めよという意味かもしれません。
さて、そんな厄年になりますと、当地方の方々はなぜかこぞって静岡県袋井市を目指します(^^)
そこにある3つのお寺がそれぞれ「厄祓い」や「厄落とし」をしており、3山の中でも特に「法多山」が、この地方では厄除けのお寺として有名なのです。
※厄除けや厄祓いは、神社仏閣の日常の「お仕事」なので、身近にあるお寺や神社で行えます。
そして、お参りも済んで帰りに門前街でお土産を…となる(笑)のですが、法多山では「厄除けだんご」を地域の特産としており、これが手土産として丁度良く、多くの方が厄除けだんごを購入しています。
串を打った5連餅に大量の粒あんが載っており、一本づつ切り分けて食べる量を調整しつつ食してもヨシ、5本とも同時に頬張ってもヨシと、フリーダムな食べ方をチョイスできる仕様になってます。
ウチの職場でも、オヤツタイムに厄除けだんごがテーブルに並ぶと、「誰が厄年だったっけ?」なんて会話が成立するくらい定番のスイーツなんです(^^)
そんな「厄除けだんごとかき氷がコラボした期間限定スイーツ」が有ると聞き、早速やってきました法多山。もちろん厄年なんて関係ねぇ\(^o^)/アレ?いつだったっけ?(爆)
法多山の厄年だんごは、早くから「ブランド」に着目し、よくある温泉地の「温泉まんじゅう」のように同業他社を乱立させるのではなく、業者が団結して協同組合を作ることでクオリティの標準化と売り上げの安定化を図ったため、厄除けだんごとして売られているのは協同組合謹製の厄除けだんごしかありません。
で、厄除けだんごを購入できるのも法多山の境内にある販売店に絞っているので、現地に行かないと買えません(これが、厄除けだんごが有る=誰か厄払いに行ったの?=厄年だっけ?につながります)
さてさて、そんなワケで厄除けだんごの販売店に到着(ちゃんと本堂でお参りもしてきましたw)
早速裏手にある窓口に出向くと、5組くらいの客が列をなしてます。裏手の窓口から提供されるのは目当てのブツだけなので、相当人気度が高いようです。
しばらく待って出てきたのが画像のブツ「厄除け氷」(500円)です☆
私のはさらにオプションの練乳ミルク(50円)を追加してますので、抹茶のシロップの上が白くなってます。
厄除け氷ってくらいですから、下の方には厄除けだんごが鎮座してます。結構アレなビジュアルですよね(笑)
これ、氷をかいて抹茶シロップをかけてから、最後に厄除けだんごをブスりと差し込んでました\(^o^)/氷の冷たさでだんごが固くなるのを避けるためでしょうか?
早速テイスティング。厄除けだんごのあんこはメチャ甘いので、氷の冷たさや抹茶の苦味が程よく混ざり合って実に美味しい。
山登り(本堂まで砂利道を歩き、二百数十余段の階段を登らなければならない)の後のクールダウンにもなりますね。ごちそうさまでした。
ただ惜しむらくは、この「厄除け氷」の販売期間が7月と8月のみとなっている事です…売り子のおばちゃんに聞いてみたけど、延長はなさそう…
今日が8月最終の週末だったワケ(汗)ですが、8月はまだあと3日あります。気になる方はチェキラ☆
Posted at 2016/08/28 20:43:01 | |
トラックバック(0)