こんばんは。
このブログは、
きのうのブログのその後 (続き) です。
ちなみに珍しく写真がありません。あるのはスマホで撮った最初の1枚だけです。本当に。きょうは文字だけです。(あ、過去の写真を再利用したところはたくさんあります。 (笑) )
でも、昔を思い出すなぁ。というのも、最近みんカラを始められた方だと信じられないって思われるかもしれませんが、私がみんカラに登録したときのバージョン ( 2008 年頃) は最初のタイトル画像の写真1枚だけが貼れるシステムでした。本当ですよ。文中に追加の写真を掲載することもできなかったし、動画なんて…という時代でした。
さて本題。

8NR-FTS エンジンで高負荷時、またはアクセルを踏み込み、その結果高負荷に至るとドンドンドンドン…とかドドドドド…と車が揺れてそれでもアクセルを踏み込んでいるとエラーが表示されるトラブル。
(動画と写真は過去の写真から。ちなみに、これまでの経過は『まとめ』で追えるようにしていますので、詳しく知りたい方、気になる方はこちらからどうぞ。 → https://minkara.carview.co.jp/summary/12981/ )
2018年7月23日 ODO 3万5千キロあたりで現れたこの症状に、この3年間 (正確には2年と10ヶ月ぐらい) ずっとつきあわされました。
症状自体につきあってきたのもそうですが、症状を改善するためにあーでもない、こーでもないといろんなことを試し、(これはこれで欲しかったのでいいんですけど (笑) ) 調査用にブースト計とかも買って、勉強もして、ディーラーにトラブル解消のサポートと保証修理として関連しそうな部品交換を依頼、作業を行ってもらい、果ては ECU のプログラムアップデートも行ってもらい、それでも消えなかった症状。
多大な時間とお金とご協力とご迷惑をかけてきた。
そんなトラブルと、いよいよ決別できる (かもしれない) 日がきそうです。
足かけ約3年になろうかするこのトラブルが、きのうのブログのとおり、どこが悪いのか…ほぼほぼ断定でき、きょうディーラーに行ってきました。
日曜はさすがにディーラーも商談、整備などで忙しいので連絡もせずに突撃すると迷惑もかかるし、じっくり話も症状の確認もしていただけないと考えてまずは電話をして相手の都合を聞いてみました。
最悪の場合、今度の金曜日は仕事が休みなのでその日に話ができたらと考えていました。
まずは連絡して都合を聞くと今日の夕方は時間が取れるということでしたので、17時に約束を入れてそれまで家でゆっくり過ごしました。(店舗に行く前にブーストアップパーツの
BLITZ パワコン は電気的に元に戻すコネクタを差し込んで無効にして、スロコンも OFF 起動状態にしました。アクセルハーネスは脱着に手間がかかるので外していません。)
だいたいの症状といきさつはこの時話しましたが、話が長くなるし、資料(といっても
Real_Eyes さんの
整備手帳とその中にある3番の表を見やすく拡大した物を別々に印刷したもの) をもっていくので店舗で話させて欲しいと言うことにして時間だけ取ってもらいました。
約束の時間に店舗にお邪魔して、症状を感じてもらうことが一番説得力があるのですぐに担当営業さんと近所を試走。
症状はすぐに現れました。
ドドドドドド…
SQ「これなんですけど、助手席で分かります?」
営業さん「これですね、わかります、わかります。」
数回症状を出して感じてもらってディーラーに戻ってきました。 (エラーを出すと周囲にも迷惑をかけるのでさすがにそこまではしませんでしたけど、出そうと思えばすぐに出せます。)
営業さんは他のお客さんが来ていることもあってメカニックさんに伝えて、今度はプロ (メカニックさん) に交代。
メカニックさんに現状と持参したみんカラページを印刷した紙を用いて説明しました。
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ここ (このブログ) でもこれまでに判明している (想像している) 内容を再度掲載 (整理) すると…
・発進時に急いでいるとき、急加速時、巡航から追い越しなどの再加速時、坂道の上り (特に急な坂道) などのエンジン負荷が高い状況 (約80% 以上) で発生する。
・回転数は 2,000 ~ 3,000 回転付近 (状況によっては 3,000 ~ 4,000 回転)、ブースト圧は大気圧との相対値で 0.8 x 100kPa ( =80kPa) あたりから発生するが、M レンジ (マニュアルシフト) で低いギアの時に 3,000 回転を超えても症状がでないことから回転数はそれほど関係ない。
・停止状態 (負荷がほとんど無い状態) で空ぶかししても症状は発生しない。(普通に回転数はガンガン上がる)
・症状が発生すると車両がドドドドド…と不快な揺れが発生する。 (揺れ方は ECU プログラムアップデート前と後では異なるがどちらでも発生する。)
・症状が出ても踏み続けると「
プリクラッシュセーフティ故障」と表示され、フェイルセーフモード (エンジン保護モード) になる。(メーター表示と各種ランプが点灯・点滅する)
→
プリクラッシュのカメラを交換しても解消しなかった。
→フェイルセーフモードになると、アクセルを踏み込んでも人が歩くぐらいのスピードしか出ない。またアイドリングが不調になる。
・エンジンをかけ直してもプリクラッシュセーフティエラーは消えないし、プリクラッシュセーフティのシステムが停止するが、通常走行はできるようになる。
→エンジンをかけ直すとエラーが消える場合がある。
→バッテリーのマイナス端子を外してしばらく待つとエラーが消える場合がある。
・スロコンやブーストアップパーツを付けていると症状が出やすくなる、または体感しやすくなる。
・発生条件がそろえば、クルーズコントロール使用時でも発生する。
・(みんカラを見ている限りでは) 同じエンジンを搭載している C-HR、カローラスポーツでも発生事例がある。※1
※1 ただしこれらの車両は初期出荷のものだけかもしれず、現在出荷されている車両ではおそらくプログラムや部品が対策済みの状態で出荷されている可能性が高い。また現時点で同じエンジンを採用した後発のカローラ (セダン [M/T] )、カローラツーリング [M/T] でトラブルが発生した情報・記事を (みんカラ内を見て回った限り) 見かけない。同じく後期の C-HR でも見かけない。
→ このことを考えると、オーリスでも故障が発生する前に ECU アップデートをすることができたら、その後トラブルが発生しない可能性があるかもしれない。
(私の場合はトラブル発生して1年ぐらい?後にアップデート。アップデート後は症状が軽くなったが完全解消とは行かなかった。完全解消まで至らない理由はやはりどこかしらに機械的な不具合があるのだろうと思う。
おそらくはアップデート前から不具合があった部品の症状を引きずっている可能性があるが、諸事情によりその後も不具合部分や部品を特定せずまたは交換せずに不具合ありの部品を使い続けている状態だと思われる。(端的にいうと、アップデート前のプログラムの影響で部品が壊れていた可能性があり、すでに壊れているから、プログラムアップデートしても症状が解消しないのでは?)
・(これは想像ですが) リコールにならない理由は、走らせ方次第では症状が一切発生しない (急発進、坂道、追い越しで踏み込むシーンが少ない場合は通常通り普通に走ってしまう) ため、症状自体が発生しないとか、発生しても気づきにくいなどがあるため重要度が低い。また、国内で 8NR-FTS を採用した オーリス 120T、 8NR-FTS 搭載の初期の C-HR、初期のカローラスポーツの出荷量が少ないため、もしくは対策済みの車両が割と速いタイミングで出荷されて、結果的に不具合を出す車両の絶対数が少なくて個別対応 (保証対応) でよいという判断なのかもしれない。(ただし、8NR-FTS 採用車は欧州で2代目オーリス、C-HR、中国で、カローラ、レビンなどがあるため世界的に見たら結構数があるのかも。それに…見方しだいでは、ちゃんと ECU プログラムアップデートを準備しているということは、この問題を放置もしていないところがすばらしいと思います。)
・スロコンやブーストアップツールを使用すると問題の部品の寿命が縮まり壊れる、壊れやすくなるのかもしれない。※2
※2 ただしオーリスも含めて C-HR やカローラスポーツの記事はそういうパーツを付けていないいわゆるノーマル状態の方が書いた記事だったのでこのトラブルはノーマルでも発生するし、実際状態をノーマルに戻しても状況は変わらなかった。
・みんカラ内の記事 (1 (退会されたようです)、
2、
3)、
ネット記事を読むとイグニッションコイルの3番が特に壊れやすい。(ただし
4番の報告もある。)
・(SQUARE 調べで) 肌感覚として
3万キロ前後までにトラブルが現れる。(部品が故障する?)
…と、だいたいこんな感じでしょうか。(漏れていたら、すみません。)
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(写真はイメージ。
トヨタ認定中古車サイトより抜粋)
PC 端末 (と、トヨタの診断ソフト Global TechStream, GTS) をつないで診断。
…ていうか、この時 初めて本物画面を見ました。この写真のように本当に『ガンバロー トヨタの サービス』って書いてあるとは (笑)
メカニックさんの後からこそっと画面を見ながら2人ではなす。
メカニックさん「他のものはあるんですが、エンジン関係のダイアグコードが出ていないんですよ。」
出ているのはそれ以外の物ばかり…。って、他のダイアグ表示あるんかい!
他のも見せてもらったら、なんか思い当たるフシのダイアグが多数 (笑)。
①メーター → ウインカー断線 (=
ハイフラを試したときかな?)
②AFS (ヘッドライト) → 右 LED 故障ともう一つ。 (もう一つはしっかり見ることができなかった。)
③エアコン → エアコンパネル断線 (クルマいじり作業でエアコンパネルを外して IG オンにしたためと思われる。)
④エアバッグ → P席側断線 (P =パッセンジャー。つまり助手席。おそらくはいじり作業時の不注意で。
交換済み。)
⑤ (詳細画面を見せてもらわなかったので…内容不明のエラー)
なんか恥ずかしい (/ω\)
あ、話を本題に戻して…
なるほどね~。だからアップデート後、念のために依頼した点検では異常なしと言われたわけか。
でも、営業さんと乗ったときは現象の確認できたわけで…
… … …
メカニックさん「試走の準備をしますので、店内でおまちください。」
やっぱり外を走らないとね。
その後、5~10分ぐらいして準備ができましたとのこと。
端末をつないだまま端子とかが外れないようにテープ止めされて助手席に置いてありました。
SQ「どうしましょうか?私が助手席に乗りますか?」
メカニックさん「いえ、運転をお願いします。」
ま、そりゃそうだ。端末画面みれなくなりますもんね。我ながら バ… (笑)
そして調査のために公道走行。
最初の加速ですぐに出ました。
SQ「これです。こんな感じ。」
メカニックさん「あ、でてますね。」
その後も2人で話ながら、数回症状を出してみると…
メカニックさん「#3、3番がダメですね。失火が出ています。」
SQ「ダイアグは?」
メカニックさん「でないですね~。」
SQ「エラーのしきい値をなかなかまたがないか、ECU プログラムアップデートで閾値自体が上に上がったか…そういうのがありそうですね。」
とにかく、症状の確認はとれたので一安心ですし、部品交換も確定しました。
交換部品は、イグニッションコイル 1本です。これは、みんカラ情報でこの部品を交換したら直ったという情報をディーラーサイドに伝えていたので、それを疑わずに選ばれているのだろうと思います。
ただ… … …1本交換しても、残りの3本がしばらくして同じように壊れるかもしれないし、そもそも10万キロ前後で交換するのが理想なような部品なので、これまでの走行やトラブルで消耗している。4本とも予想交換や予防交換はできないか相談したところ、これはできないとのこと。
これはあくまでメーカー (つまりトヨタ自動車) が壊れたところだけを保証で修理するから…ということで仮に申請してもはねられるとのことでした。
もちろん自腹はこの限りではありませんが (笑) 今はのこり3本を自腹で払えるような余裕がない。(だいたい1本が8,000円ぐらいです。)
(熊本県民は、くまモンのえさ代…つまり県税で一般財源である 自動車税を払ったばっかりなのでそんなお金は… (笑) )
ということで、1本だけ保証修理で無償交換となりました。
ただし、11月の次回車検までに別のところが壊れたら、それはもちろん それだけ (もちろん1本が故障の時は1本だけ) 交換はできますとのことでした。(延長保証の保証がつくしプラン 車検コース を車検時に付けると期間はさらに2年増えますので、とりあえず11月の車検の時に加入する予定です。)
ただ、ディーラーは明日から2日間休み。パーツは入荷未定。入荷確定後 日程調整することになりました。
苦節3年。ODO 6万3千キロにして、やっと光が見えた。
そして、これがうまくいけば、解消すれば、今まで気にしながら走っていた、野に山に高速道路 (?)。それらを気にせず好きなだけスムーズに走り抜けることができる。
そしてブーストアップパーツを元に戻しても、普通に走ることができたら、楽しみは倍増ですね。
ただ、当たり前の状態に戻るだけのはずなのですが、
「こんなに嬉しいことはない」
とはいえ、本当はそれ以外の原因だったりして…疑いの余地は (多少) ある。でも、これで、今度こそ直って欲しいと願っています。
(追記)
保証修理で #3 のイグニッションコイルを交換していただいたところ、
ついに症状が無くなりました!!! (≧∀≦)
その後も関連しそうなカスタマイズ部分をいったんノーマルに戻して (たまにスロコンだけオンにして使ってますが) テスト中ですので、このまま間違いないことを確認してから結果のブログをアップしようと考えています。今しばらくお待ちください。
(2021/06/12 18:09 追記)
結果をアップしました。それに次なるカスタマイズも…。
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また、ご自身でイグニッションコイルを交換される場合、スパークプラグ交換の際にイグニッションコイルを必ず外すため、
スパークプラグ交換作業の整備手帳が役に立つと思いますのでご紹介しておきます。