2011年10月06日
携帯電話の生命線は「回線品質」にあり
気になる記事が目に留まったので、思っていることを書いてみようかと。
あくまでだいこんの経験に基づいた個人的な考えである。
久しぶりに、言いたい放題の内容です。
携帯電話の事業者についてコメントしているので、自分が契約している会社を悪く言われている等、気分を害したらゴメンナサイ。
ご意見、感想、スルーはご自由にどうぞ・・・。
【記事】
iPhone 4S、auとソフトバンクで通信速度が違う……実際は?
http://www.rbbtoday.com/article/2011/10/05/81723.html
何が言いたいかというと、通信速度は所詮「理論値」である。
固定回線でも、様々な面でロスが発生するため、理論値目一杯までの通信速度は確保できない。
これが携帯回線になると、ロスはより多く発生する(というより根本的に安定していない回線となるので)。
で、今回記事で採り上げられている回線速度が・・・
SoftBank版が下り最大14.4Mbps 上り最大5.76Mbps。
au版が下り最大3.1Mbps、上り最大1.8Mbps。
・・・個人的に実測していないので(ていうか発売されていないので検証できない)何とも言い難いが、この程度の差なら、体感速度に大差がないんじゃない??
これがUQ WiMAXのように「下り最大40Mbps、上り最大10Mbps」となると、根本的なキャパシティの違いが出てくるので、さすがに体感できるようになる(事実、だいこんが体感している)。
それよりも、回線が「繋がる」かどうかの方が、よっぽど大事だと思う。
凡そ10年前。
当時のNTT DoCoMoは、mova回線を生命線としていた。
携帯電話契約数の増加により、都心部では輻輳の発生が日常となった。
「エリア内」であるにもかかわらず、通話ができないのである。
これに対して当時のNTT DoCoMoは、通話する際の回線を半分だけ使用させることで倍のユーザーを接続させ、音質低下と通話中の回線切断をより一層発生させる方法で一方的にユーザーに使わせた「ハーフレート」なんてものをやっていた。
ノイズがガビガビ入って、とてもじゃないけれどまともに会話なんかできない通話品質だった。
ていうか、電波半分しか使わせていないなら通話料金半分返せよ>NTT DoCoMo
当時だいこんが使っていた回線は、主にDDIポケットの「H"」(笑)
今となっては笑い話にしか聞こえないが、「当時は最強の回線だった」と思う(参考までに当時の通信速度は、movaが9.6kbps、H"が64kbps。パソコンに接続して通信しないかぎり大差が感じられない時代だった)。
当時から全国のあちこちを旅していたが、「H"」が圏外で困ることはなかったし、液晶画面にアンテナマークが立っているのに接続できないよりはよっぽどマシだと思ったものだ(しかし、movaのエリアの広さ『だけ』は最強で、今でもこのエリアの広さ超えるサービスはないと思う。電電公社の遺産は偉大だった)。
やがて使われなくなることがわかっているmova回線に鞭打ち、迷惑メールを含め詰め込めるだけの情報を詰め込んで、通話品質においてもパケット代においても、ユーザーを大いに苦しめたNTT DoCoMo。
その頃auは既に「cdma One」を導入し始めていた。一方でハーフレートとかやっているのを横目に、こちらの会社はRAKE受信とかいって、この頃から既に回線品質の良さを訴えていた。
やがて難なく、本格的な3G「CDMA 2000X」への移行を押し進めた。
その結果、auとNTT DoCoMoの力関係が逆転したのは記憶に新しい。
今、スマートホンの爆発的普及により、再び輻輳の発生が懸念されている。
各事業者、対応に追われているニュースを度々目にするが、端末の性能や理論値よりも、提供されるサービスに対して払う料金に見合った「回線品質」を問われる時代が、再びやってきたのではないだろうか。
一乗谷でCMやっている会社さんよ、そこではおたくさんの携帯電話、ちゃんと繋がるんですか?(笑)
・・・なんて、要らぬ心配をしている今日この頃である。
それだけ回線品質の善し悪しに対してだいこんは敏感なつもりだし、iPhoneによって回線品質の悪さが露呈してしまったSoftBankにとっては、耳の痛い話ではなかろうか。
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Posted at
2011/10/06 12:29:12
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