今、首都圏の鉄道事情で目が離せない案件のひとつに「上野東京ライン」がある。
駅のあちこちで上野東京ラインに関するポスターが目につくようになり、鉄道ファンのみならず、特に常磐・東北・高崎線を普段使っている利用客にとっても関心事であろう。
「上野東京ライン」開業まで、あと3ヶ月ちょっと。
上野~東京では、E233系3000番台や185系による試運転が連日行われいてる。
今日は日没後だというのに、秋葉原を颯爽と東京方面に駆け抜けるE233系3000番台の姿を目にした。試運転をやる時間も長くなってきたのだろうか?
我が地元の常磐線でも、いよいよ「上野東京ライン」の開業が近付いていることを感じるようになってきた。
その理由が「電光掲示板の交換」である。
まず最初に、異変を感じたのは上野駅だった(141121確認)。
このとき気付いたのは大連絡橋から5・6番線に通じる階段の電光掲示板なので、常磐線ではなく東北・高崎線系統なのだが・・・。
長らく上野駅のホーム入口で使われている、少し厚みのある電光掲示板から、薄型で、見出し部の文字も今風のフォントが使われたものに変更されていた。
表示できる情報も、これまでの1行から、2行に増えるようだ(2行目は今のところ使われていないみたいだ)。
ちなみに上野駅では、中央乗換通路の階段前も順次電光掲示板の交換が進められている。写真こそないものの、今日は大連絡橋で7・8番線及び9・10番線用の電光掲示板も交換されていることを確認した。
次に電光掲示板の交換を確認したのは、松戸駅だ(141128確認)。
友人の情報を頼りに足を運んだら、改札前の電光掲示板が一台、新しいものに交換されていた。
既存の電光掲示板よりサイズが大きく、表示できる情報量も3行と大盤振る舞い、しかも既に全ての行を使っていた。
そして、気になるのは見出し部の不自然な余白と、そこに見える灰色のテープ。
左側の「常磐線(快速)」の下にあるテープを剥がすと、おそらくそこには「上野東京ライン」の文字があると推測できる。
右側の「日暮里・上野 方面」はもっとわかりやすい。不自然な英語表記に注目すると、そこに何かを隠してあることは明らかだ(本来「for Nippori & Ueno」と表記すべきところだが「for Nippori, Ueno」と記載されていて、駅名を区切るときにカンマを用いているということは、その続きがあることを意味している)。
おそらく空欄部には「・東京・品川」という文字が既に潜んでいるのだろう。
そして、今のところ電光掲示部には「種別/時刻/行き先」が表示されているが、将来は「上野東京ライン 快速 ○○:○○ 品川」といったように、路線系統も併せて表示されるかもしれない(LEDの表示部分が随分横長だ)。
最後に、我孫子駅で確認した電光掲示板を報告する(141129確認)。
ここは、結構大胆な工事が施されていた。
先日の利根川橋りょう改良工事のときに撮影した写真と比較すると、わかりやすいかもしれない。
かつてから我孫子駅改札前の電光掲示板は、番線の場所と電光掲示板の配列がグチャグチャで判りづらかった。駅員さんによってあとから貼られたであろう、貼り紙だらけの電光掲示板の状況からも、少なからずの不評を買っていたことが想像できる。
改善を望む声があったのも至極当然のことで、電光掲示板至近には、改善を施す旨のポスターが貼られていた。
そして今日、我孫子駅の電光掲示板を目にしたら、配置変更と同時に、電光掲示板が一台新しいものに交換されていた。
機器そのもののサイズは既存のものとほぼ一緒のようだが、表示されている文字の大きさが明らかに違う。筐体のサイズがほぼ同じなのに、LED表示部はこれまでの2行から3行になっている。そのため、文字サイズがこれまでのものより小さくなっている。
しかし、現在3行目は使われておらず、黒いテープでその部分が覆われていた。
見出し部は、松戸駅のそれと同じように、不自然な空白部分には灰色のテープが貼られていた。
松戸駅と情報の表示の順序は異なるが、現在LED表示部右側には随分と大きな余白がある。これも、「上野東京ライン」を予感させると思わずにはいられない。
今まで手作業によってベタベタ掲示物が貼られていた電光掲示板は、配置を改善したことによってそれらが剥がされていたが・・・テープの跡が残っている(汗) もう少しキレイに剥がしてほしいところだ。
また、成田方面の電光掲示板は、路線カラーの緑の帯に白い縁取りがされていたが、これも白い部分が剥がされて、緑一色の帯になっていた。
「上野東京ライン」開業まで、各駅でどんどん機器の交換等が進むと思われる。
今後も通勤の合間を使い、気付いたものは記録していこうと思う。
Posted at 2014/11/29 23:38:59 | |
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