今はちょっと探さないと手に入らない、TOMIXのEF81(北斗星色)を手に入れたのが、7月下旬のこと。
仙台出張のついでに立ち寄った某模型店で見つけてしまい、前泊だった夜に文字通り「一晩考えて」買うことにしようと、その日は購入せず模型店を去った。
次の日の夕方、仕事を終えてからなぜかまっすぐ帰らず同じ模型店に足を運んでいて、気付いたらEF81(北斗星色)を手にしていた(汗)
そのまま組み上げてもいいかな~・・・とも考えたが、個人的に北斗星色の81号機が好きなので、これまでまともな工作をしたことがないだいこんが一念発起、不器用なりに81号機を作ることを決意した。

とりあえず、本日完成♪
製作者の胸の内は「あ、そこはあまり細かく見ないで!」「あぁ、そこは上手くいかなかったところだから見ちゃいやん!」という部分があっちにもこっちにもあるのだが(笑)
それでもまぁ、全体的に眺めると雰囲気は81号機っぽくなったので、これでひとまず完成ということにした(^^;
※ここから先は製作の過程レポなので、模型鉄な人、及び興味がある人はどうぞご覧になってくださいませ。興味がない人にとっては苦痛と言えよう文章なので(^^;※
ナンバープレートは付属品の番号をカッターとヤスリで削り落とし、一度クリアーを筆塗りしてボディとのバランスを取り、まっさらになったところにナンバーインレタを貼付。
先頭車用の真ん中でくの字になっているナンバープレートは、ヤスリがけしていたら折れてしまったり白く変色してしまったので(あろうことに全滅)、妥協して全て平らなナンバープレートで作成。
ナンバーインレタの文字はキラキラして格好いいが、このインレタは結構デリケートだ。銀河モデルのナンバープレート(N-286又はN-205)の方が良かったかも。
別パーツの連結器開放テコと誘導員手すりは、事前にエナメル塗料のシルバーで塗装。
無精せずサーフェイサーを塗るべきだったかも・・・。何度も塗装が剥がれては修復、の繰り返しとなってしまった。
最終的にはクリアを吹いて保護したけれど、さて今後どうなることやら(^^;
区名札差しの色差しに挑戦したが、これはどうやってもだいこんの技術では無理(笑)
ジオマトリックスから発売されている製造銘板のインレタの中に、区名札差しのインレタが1両分だけあることが判明。
大半のインレタは使わないし、しかも予備がない。しかし、区名札差しが銀色でないと、元お召し機らしさが出ない。
リスキーな買い物だったけれど、丈夫な金属インレタだったことも奏功し、失敗することなく無事貼付。
区名札差しだけで送料込1000円近く使っているけれど(汗)
区名札差しをキレイに仕上げるなら・・・ということで、欲張って区名札も再現することにした。
レボリューションファクトリーの区名札シールを、デザインナイフで丁寧に切り出して貼付。シールには区名札がいっぱい印刷されているから、失敗しても予備がたくさんあるのも嬉しい(^^;
ちなみにサイズが大小2種類印刷されているが、幸い大きいサイズの方がジャストサイズだった。
そして、81号機の表情を大きく決める、ボディへの色差し。
前面窓下の手すりと、側面乗務員扉の両端。合わせて12箇所。
ボディの出っ張りはとても小さく、しかもきわめて細い。
最初の作業をこの色差しにしたが、これはもう少しあとになってからでもよかったかもしれない。
そして何より、一番妥協したくなかった箇所であるが、一番妥協を強いられた箇所でもある。
ネットで見たところ、諸先輩方が製作された81号機も、やはりこれらの手すりには苦労された様子がうかがえた。
素人のだいこんに、これ以上のクオリティーで完成させるのは無理。そう思うしかなかった。
ついでに、それ以外の部分にも色差しをした。
スカートのステップをホワイトで色差し。
台車に表現されている梯子をホワイトで色差し。
そして、屋根上の碍子を緑(パークグリーン)で色差し。
ぶっちゃけ、碍子にはそんなに丁寧に色差しをしていないが、予想以上に見栄えが良くなった。
手軽ということもあり、これは強くオススメ。
カプラーについては、結構悩んだ。
1エンドを先頭にすることを前提で、1エンド側はTNカプラーの台座+シルバーで塗装したかもめナックルを装着。他の車両と連結することを考えて、連結器同士で触れる部分はクリアを塗ったが、果たしてどれだけ保護してくれるやら。しっかりと高さの調節をしていなかったり、首振り時にちょっと気になる引っかかりがあるので、半ばダミーカプラー状態。
2エンド側は連結することを前提で、分売パーツのグレーのTNカプラーを購入。連結器同士で触れる部分は塗装をせず、外側だけ薄~くシルバーで塗装。ぱっと見はシルバーの連結器に見えるけれど、よく見たら灰色が混じっているわけで(^^;
仕上げは、ボディと屋根にクリアーを半光沢で吹いた。
誰しも経験することだろうが、一発目から上手にスプレー塗料を吹けるわけがなく、ちょっとしくじってしまった部分もある。
できる限りの修復はしたけれど、ヘマした部分をこねくり回したところで傷口が広がるだけだろうと思い、適当な段階で補修は終了させた。
失敗とは引き換えに、重ね塗りをしていくうちに自分なりにスプレーを上手に吹くコツを掴めた。今後の工作の糧にはなるだろう。
今後、このカマを作り直したいという気持ちは、若干ある。
しかしねぇ・・・この数少ないモデルをまた手にして、また同じように大規模工事をするとなるとねぇ・・・費用もかかるし、何より勇気がいる(汗)
とりあえず自分の実力を身につけるということと、今後の改善点は浮き彫りになったので良しとしよう。
あとは実際にどこかのレンタルレイアウト走らせてみて、自分の率直な印象と、周りの反応をうかがって決めることにしますか(^^;
【備忘録】
製作に使用したパーツ類は次のとおりである。
・JR EF81形電気機関車(北斗星色) TOMIX <9126>
・EF81ナンバーインレタ レボリューションファクトリー 444
・区名札シール5 旅客 レボリューションファクトリー 4134
・製造銘板 銀 ジオマトリックス J1008
・ナハフ11かもめナックルカプラー(通称かもめナックル) KATO Z05-1376
・密自連形TNカプラー(グレー) TOMIX
・エナメル塗料クロームシルバー タミヤ X-11
・エナメル塗料ホワイト タミヤ X-2
・エナメル塗料パークグリーン タミヤ X-28
・水性ホビーカラークリアー GSIクレオス H-30
・水性ホビーカラーうすめ液 GSIクレオス
・半光沢トップコート GSIクレオス B-502
・無線アンテナ(4個入) TOMIX (制作時に紛失のためやむを得ず購入)
・鉄道カラー赤2号 グリーンマックス 1 (修復時に若干使用)