
「
みんなのモーターショー」という、ピストン西沢さんが主催するクルマのイベントに行ってきた。
今回二度目の訪問となるこのイベント。
場所は前回と同じ、富士スピードウェイだった。
それにしても、今日は朝から小雨が降っていて、途中一度は止んだけれど、閉会直後にはなかなかしっかりとした降水となってしまったorz
そして気温も上がらず、朝の気温(クルマの温度計は6度だった)のままというか、寧ろ雨が降り出した頃はもっと冷え込んだのではないかという寒さだった。
こうなると心配になるのがドリフト走行同乗体験と、ジムカーナ走行同乗体験。
幸いにもだいこんは、どちらも午前中のうちに体験できた(どちらの体験イベントも整列順にどんどん希望者を乗せるため、車種は乗るまでのお楽しみである)。
ただ、いくらプロのドライバーと言えども、コンディションは最悪の部類だったことは言うまでもない(苦笑)

ドリフト走行同乗体験で乗ったのは「シトロエン DS3 Sport Chic」だった。
コンパクトなホットハッチ、FFでMTということもあり、少し苦しいが(笑)性格はだいこんの愛車に近い(でもお互いテンロクですよ)。
特に駆動方式が同じということもあり、体験中でもクルマの挙動を(だいこんなりに)読み取ることができたのは大きな収穫だった(前回は後輪駆動の「86」で乗車体験をしたが、なかなかうまく挙動を読み取れなかっただけに感動)。
ドライバーさんにも優しく接していただき、だいこんの愛車のこともあれこれ訊いてくれて、本当に楽しい時間となった。

ジムカーナ走行同乗体験で乗ったのは、言わずと知れた「トヨタ 86」。
他にNSX-RとFitが走っていたが、まぁどの車種だったとしてもハズレなしのラインナップ♪
先に触れたドリフト体験(←ほぼノーマル車ばかり)と違い、こちらはカリッカリにチューニングされた迫力満点のマシンだ。まさに、「ロールケージにくぐるように乗り込む」クルマである。
恥ずかしながらジムカーナは初めての経験だった。パイロンギリギリで尚且つ最短ルートを最適なスピード、グリップ、横流しでタイムを競う世界というものは本当に興味深く、ジムカーナに注力するファンがいることも大いに納得できる、貴重な体験となった。

ドリフトコースでの迫力の走行シーンは、デモ走行や同乗体験走行で、ほぼ終日見ることができた。
中でも印象的だったのは、本格SUVの「ジープ グランドチェロキー SRT8」が、ドリフトこそしないもののタイトなコースを信じられないスピードで攻め込んでいたことと(しかも相当速かった)、「キャデラック CTS」というアメ車のセダンが華麗な横流しを披露しつつコーナーを走行していたことである(笑)
これ、絶対見ることができないシーンだよな(^^;
頼もしいGLZのリスナー仲間が事前予約制のコンロを借りて、BBQをやっていた。
当初よりだいこんは薄~く参加しているリスナーで、尚且つ事前準備に一切関与していない、言ってしまえば飛び入り参加のような状態だったので、挨拶こそしようと思っていたものの、ましてやBBQをいただくつもりは毛頭なかったのだが・・・優しい皆様に迎えられ、美味しいイベリコ豚サンドや焼き肉、その場で焼いたピザをたくさん食べさせてもらった。
BBQ運営をされたリスナーの皆様、この場を借りて厚く御礼申し上げます。次回このようなイベントがあったときは、少し加勢させてもらいますね。
贅沢な昼ご飯を食べたあと、午後は毛色の違った体験乗車にエントリーする。
まずは、
BMW i3の体験乗車(後部座席でした)。
このクルマは・・・もうね、デザインの未来感がハンパない。
初代プリウスが「21世紀に間に合いました」というなら、i3は「22世紀を先取りしました」と言ってもいいくらい、新しさがビンビンに感じられるデザインのクルマである。エクステリアだけでなく、インテリアも。
初動の加速性能には度肝を抜いた。静かで速い。
バッテリー等を床下に配置しているため、少し背の高いキャビンだが多少ラフなハンドルさばきをしても、だいぶ挙動が安定していることを感じた。
アクセルを抜くと、ブレーキを踏んだくらいの回生ブレーキが働く挙動には驚いた。運転に慣れるまで時間がかかりそうな仕様だが、個人的には「回生ブレーキ」という言葉が鉄道っぽくて悪くない(^^;
インテリアで目を惹いたのは、ケナフ材を用いたインパネ周りとドア周り。i3自身が世代交代を迎えても環境保全に寄与することは、今の日本のエコカーと言われる自動車には目に見えて採用されていないので、一歩進んだ提案であると感じた。
惜しむらくは・・・このクルマに600万円出せるかどうかというところ。個人的にはそれだけお金があったら、BMWでも他のクルマを買いますね(汗)
余談にはなるが、充電スポットが少ないのも個人的にはネックになる。300km位しか走行できないというのは、ときにストイックなドライブをするだいこんとしては・・・充電スポットというインフラ、そして充電方式(チャモダ対コンボ)の統一が整うまでには、まだまだ手が出せない。
面白いと思ったのが、タイヤサイズ。フロント155/70R19・リア175/70R19という径がデカくて細~いタイヤ。汎用性皆無(汗)
次にだいこんがエントリーした体験乗車は、メルセデスベンツの「
インテリジェントドライブ」体験。
同乗するクルマは、人数調整の関係で「Cクラス」と「Sクラス」を選べることになった。迷いなく「Sクラス」を選び、助手席で体験乗車することになった♪
前のクルマをカメラが認識すると追従し続けるシステム(渋滞時のノロノロ運転はほぼ自動!加減速や位置の補正まで行ってくれる!!)、右左折時や車線変更時に障害物があると知らせてくれるシステム(サイドミラー端が赤く点滅する!)を実際に見せてもらった。
何かの間違いでだいこんが社長職や会長職になったら、迷わずメルセデスベンツSクラスを買おうと思う。後部座席に乗るなんて勿体ないから、社長・会長自らステア握っちゃうぞ、というクルマである(笑) でもなぁ、何でもかんでもクルマ任せというのは解せない気持ちもあるが、ここまで見事にコンピュータが動いてくれると、感服するしかない。
その場で口にはしなかったが・・・今、日本のクルマで発生するリコールの主な原因がソフトウェアの不具合にあるという(特に、販売台数世界一のあの会社が)。
出荷台数こそ大きな差があるものの、メルセデスベンツのコンピュータ尽くしのクルマがリコール発生という話は、今のところ聞いたことがない。
先に触れたi3だって、コンピュータの塊みたいなクルマであることは容易に想像できる。
もしかしてクルマを司るコンピュータは、日本よりもドイツの方が進んでいるのではないか?
なんだか、日本人として発想してはならないことを思ってしまった瞬間でもあった。
・・・だからコンピュータになるべく依存しないMTに乗っている、というわけではないのですが(汗)
イベント会場のステージでは、ピストン西沢さんのトークは勿論のこと、ピストンさんが不在のときはアフロさんが中心となってトークを繰り広げていた。
あるとき、ベストカー編集長とアフロさんがトークを繰り広げていた。
何かの拍子でアフロさんがだいこんのことを指して「あの人ね、電車のことメッチャ詳しいんですよ!」と話を振ってきた(笑)
ベストカー編集長は幾つか鉄道ネタを振ってきたあとにこう言った。
「電車とクルマ、どっちが好きですか?」
だいこんは即答に近いスピードで「電車です!!」と答え、会場の笑いを誘ってしまった(^^;
だってここ、クルマのイベント会場ですよ?それなのにその返事ですか!?>だいこん(苦笑)

その他にも、マーティ・フリードマンさんとピストン西沢さんによるライブや、発売前の「レヴォーグ(パレード走行では実際に動いている姿も見られた!!)」や「86 オープン コンセプト」も見られたりと、とにかくクルマ好きとしては堪らない一日を過ごすことができた。
だいこんのクルマの知識というものは決して大したものではなく、しかも興味があることに相当偏っている。
しかし、一クルマ好きとして、マイカーを所有して、クルマの挙動を考えたりして操る喜び、モータースポーツを(今のところ助手席だけだが)味わう喜び・・・とにかくクルマに携わることによって得られる喜びを素直に感じられるのは、本当に幸せな環境だと思い、それを再認識する絶好の機会となった。
東名上りの渋滞に阻まれてもなぜかそんなにイライラすることなく、自分の手と足でクルマを操るという悦に浸っていたからかもしれない。
クルマによって得られた経験、得られた知識、得られた楽しみ・・・そんなことを心に刻みながら、富士スピードウェイから自宅へ愛車を走らせたのでした。