
オレンジカード。
んー・・・ヘタしたら若い鉄道ファンだと、使ったことがないかもしれない。いや、購入した経験さえ、あるかどうか疑問である。
1985年。当時の国鉄が発売した、乗車券購入で利用できるプリペイドカードである。
多くの人にとっては説明不要であろうが、久しくその名を聞いていない人は、少なくないであろう。
Suicaを台頭とするICカード式電子マネーの普及により、ひっそりその影を潜めてしまったオレンジカード。
遂に、その歴史に終止符を打つときが来てしまった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121204-00000549-san-bus_all
先月、名古屋へ出張したときである。
職場の上司と待ち合わせをしている時間をちょっと持て余したため、何となく名古屋駅のみどりの窓口へ足を運び、オレンジカードの在庫を問い合わせた。
3種のデザインがあったため、最も気に入ったオレンジカードを1枚購入した。
ン十年と鉄道ファンをやっていると、何というか、虫の知らせをだいこんが感じたのかもしれない。
かつて「急行きたぐに」に乗る計画を立て、当時は楽に取れたパン下の寝台券。そして寝台券購入直後に臨時化発表、という経験もした。
だいこんの第六感が、今回も余り良くない方向で当たってしまった。
オレンジカードを買った回数は、数知れず。
地元の駅に行くと、東京読売巨人軍の選手の写真が印刷されたオレカが、百花繚乱にラインナップされていた。
しかし、小学生のときは「スーパー・エクスプレス・レインボー」の写真が印刷された、3000円のオレカが最もお気に入りだった。
だいこんの周りの友人にはオレンジカードのコレクターが少なくないが、自身の性格ではこのテのアイテムを管理するとか、そういうことは到底できなかったため、収集はしていない。
よって、今手元にあるオレンジカードは、先日名古屋駅のみどりの窓口で購入した1枚だけである。
オレンジカードの販売終了を知り、手元にある唯一のオレカを眺めて、感慨に耽るだいこんであった。
Posted at 2012/12/05 00:19:52 | |
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