TOMIXのEF62は、最初に発売された品番<2102>から30年近く、モデルチェンジをされることがなかった。
切っても切れない縁のEF63がHGで製品化され、しかも一度モデルチェンジを施されたにもかかわらず、である。
最近になってようやくEF62が現代仕様にモデルチェンジしたが・・・。
だいこんの手元には、十数年前だろうか、毎年松屋銀座で開催される「鉄道模型ショウ」の物販コーナーで、何となく購入した<2102>のEF62がある。
ケースに貼られたプライスラベルを見ると「\3300」と書かれている。ああ、お買い得だから買ったんだなと、おぼろげな記憶が蘇る。
数年前にNゲージを再開するタイミングで、EF62をメンテナンスしていたときのことである。
手元が狂い、あろうことに3軸台車をバラバラにぶっ壊してしまったのだが、奇跡的に部品をなくすことなく、しかももう1台の台車を見本にして組み立てたところ、奇跡の復活を遂げた。
それ以来、このEF62には得も言われぬ愛着が沸いてしまって、当方のコレクションテーマのひとつでもある「山陰」でもないのに、今日に至るまで我がコレクションに加わっている。
「出雲」も牽引するPFが大好きということもあり、じわじわと田端機が増えているので「田端機」というコレクションテーマでは、まあアリなんじゃないかと(^^;
ところが、調べていくうちに手元のEF62が田端機には程遠い仕様であることがわかってきた。
ちょうどTOMIXから田端機がリリースされたこともあり(http://www.tomytec.co.jp/tomix/products/n/9147.htm )、この際だから無理のない範囲で旧製品を現代仕様に近づけるべく、メスを入れることにした。
まず、前面ステップの正面にシルバーで色差し。
これだけで表情がだいぶ引き締まる。
現行品のEF62<9147>のパーツをテックステーションで購入。
C'アンテナの取付は、前面塗り分け部の別パーツに思いきって穴を開ける。ピンバイスの刃は0.5mmがちょうどいい。
旧製品の車番を外し、田端機の車番へ差し替える。EF62 49を選んだのは、所有しているSETとSERのいずれも牽引した実績があるから、というミーハーな理由(笑)
列車無線アンテナもこの機に搭載。
屋根上の塗り分けはギブアップ(汗)
屋根上機器はボディからバラすことができるので、思いきって塗装。
窓がある屋根上機器はタミヤカラーのブラック(TS-14)を吹き、Hゴムの部分はヤスリがけして灰色化、最後にクリアを吹いた。
窓がない方の屋根上機器はそのままでもよかったが、バリが残っているのが気になるのと(このへんが30年前の設計・・・)、FRPの色合いが納得できなかったので、ヤスリがけしてバリを取り除き、その後タミヤカラーのレーシングホワイト(TS-7)を吹きつけた(サフェを吹いたあとの塗装も試したが、サフェを吹かずにタミヤカラーを吹いた方が色合いが好みだった)。こちらも仕上げにクリアを吹きつける。
ちなみにカプラーのTN化は、Nゲージ再開前に済ませてあった。
当時からだいこんは既に、カプラー交換依存症だったみたい(汗)
ここまで来たら調子に乗って、レボリューションファクトリーの区名札シール(4134)を使う。
区名札ひとつで側面の表情がグッと引き締まる・・・ような気がする(自己満足です)。

そんなこんなで屋根上機器にクリアを吹いてから4日。
ひとまず完成ということでいいんじゃないですかね(^o^)
C'アンテナが付くだけで、格好良さが格段にアップ。この「仕事に徹している無骨なスタイル」がそそりますね。
ステップの色差しも、屋根上の塗装も眺めてニヤニヤ(自己満足です)。
テールライトはノータッチだが、ここに手を入れるくらいなら現行品買った方がよっぽど早いし安上がりじゃないですか(汗)
古いモデルを持っていることがさり気なく主張できるのも楽しみのひとつだったり(^^;
さあ、生まれ変わったEF62に、何を牽かせて楽しもうかな?
Posted at 2016/11/16 21:30:04 | |
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