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 9391M「快速ムーンライトながら」で、関東を離脱する。
 大垣夜行に乗るのは久しぶりだ。
 時代は移ろい、今では183・189系が受け持つ。
 乗った車両はグレードアップ改造が施されていたため、ちょっとラッキー♪
 隣に乗っていたのは中学3年生の男性。多分にもれず彼も鉄道ファンで、小田原を出る頃まで鉄談義を楽しんだ。
 小田原を出た頃、寝ることにする。
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 引き続き、9391Mで東海道を西に進む。
 目が覚めたのは金山辺りだった。程なく車内アナウンスが聞こえてきて、間もなく名古屋に着くことを乗客に伝えた。
 名古屋を出た頃、「大垣ダッシュ」の準備に取り掛かる。
 岐阜に着く前にベストポジション(=大垣で階段が目の前に来る場所)を確保。岐阜を出たら同じ考えを持つ乗客が後ろに続き・・・結構な人数が列を成していた(汗)
 大垣で、網干行き203Fに「大垣ダッシュ」を駆使して乗り換える。座席は無事確保した。
 いつもなら米原で「新快速」に乗り換えるのが大阪入りの最速ルートだが、この日は前日からの大雨の影響で、大阪以東の新快速が運休だった。前日にその情報をキャッチしていただいこんは、網干行きの列車に乗り続けて乗り換えることなく関西入りすることにしていた。
 JR東海の車掌さんは、米原到着時に新快速の接続を案内していた。勿論殆どの乗客は米原で降車して、向かいのホームに停車している筈の新快速に乗るつもりでいた。
 しかし、この日向かいのホームに止まっていたのは回送列車。203Fの扉が開くと同時にJR西日本米原駅の駅員さんは、今日は新快速が運休であること、同時に今到着した列車が京都・大阪に最も早く到着する旨をアナウンスした。
 米原で降りた客が、一斉に元の列車に戻る。一瞬のタイミングによる座席争奪戦を目の当たりにした(苦笑)
 え?だいこんは勿論米原で席を立たなかったから、そのまま窓際の座席をキープでしたが何か?
 本来ならこの日は甲子園球場で高校野球を観戦する予定だったが、雨天により観戦したい試合が延期。
 そんなわけで夕方までフリーだった。
 京都で降りて南禅寺でも見に行こうと思っていたが、目が覚めたのは大阪に差し掛かる頃だった。ちょっと眠かったというのもあり、次に目が覚めたところで気ままに行動しようと思い・・・目が覚めたら明石だった(爆)
 大阪行きの「新快速」がレアな行き先ということで、至るところにカメラを担いだ同業者を見かけた。だいこんもその人集りに飛び込み、大阪行きの新快速を撮影した。
 なぜこの場で長玉(望遠レンズ)を持っていたかは、突っ込まないでください(汗) まさかのまさかですが、持って行きました(重かったorz)。
 その後、鴫野のカーブで321系や207系を撮影(長尾行きという行き先を初めて見たので「これは大雨の影響か!?」と思ったが、今春のダイヤ改正で日常見られるようになったらしい)。再び新快速が走っていない東海道本線に乗り、京都まで戻る。
 京都からは市バスで移動して「天下一品本店」を目指す。
 そういえばこの日の朝食は、前日に買った菓子パン二つ。14時を過ぎてもそれ以外口にしていなかった。お腹も減るわけだ。
 待ちに待った「天下一品」に到着。店内に入ると、まさかの満席だった。もう15時だというのに!!
 思いのほかすぐに席は空き、味付煮卵ラーメン(こってり)チャーハン定食を注文する。
 やがて届いた定食は、瞬く間にだいこんの胃の中へ放り込まれる。勿論『全つゆ』!! #zentsuyu
 市バスで戻るかたちで、今度は南禅寺へ向かった。
 腹が満たされたあとの運動には丁度良い。敷地内を歩き・・・結構広いんだな、南禅寺って(汗) 空から照りつける太陽もジリジリと暑く、思いのほかラーメンで満たされたスタミナを奪われていく。
 しかし、それでも枯山水や池のある庭園に心癒されたり、何と言っても琵琶湖琉水水路閣を見ては感動したりと、有意義な時間を過ごす。勿論一眼レフカメラを担いで、風景写真をビシバシ撮影した。
 当初の予定では、引き続き市バスに乗って京都駅へ引き返すつもりだった。
 ところが、南禅寺は地下鉄蹴上駅から近い。道路が渋滞していたこともあり、市バスの一日乗車券を買ったが元を取ることなく(損失額60円)地下鉄で京都駅に向かうことにした。
 そして、例によって新快速が走っていない東海道本線で大阪へ向かい、投宿。直ちにシャワーを浴びる。
 この日の晩は「西うめだ」で仲間と楽しいオフ会~♪
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 いよいよ、関西へ足を運んだ目的を果たす日がやって来た。
 甲子園球場で母校の常総学院をアルプススタンドで応援する!!
 当日の甲子園は、お盆休みや好カードなど、諸々の条件が重なったため大盛況。だいこんがアルプススタンドのチケットを購入した直後、チケットは完売に至った。
 これまで何度も甲子園に足を運んでは高校野球観戦をしているが、こんなに混雑していたのは初めての経験だった。甲子園駅に着いた時点で「今日はただ事じゃない!!」と悟れるくらい混んでいた。
 応援したのは、勿論母校の常総学院。
 この日は、怪童松井がいる桐光学園と戦った。
 結果は5対7で敗れる。19三振を奪われたが、5得点は今大会で桐光学園から最も多く点数を取ったことになる。
 前半は守備の精細を欠いた常総学院の失策が目立ち、それが原因で失点。
 後半は常総学院が松井君の変化球を攻略し始めたらしく、打線が爆発。爆発したら止まらない常総打線と、盗塁など機動力を生かした野球で流れを常総学院側へ引き込む。
 反撃の狼煙をあげたものの、反撃は試合をひっくり返すまでには至らなかった。
 アルプススタンドで初めて敗北を目の当たりにしたが、試合中盤での連打では盛り上がり、結果負けてしまったものの、選手が一丸となって勝利へ向かう姿には胸を打たれた。
 「桐光学園が相手でなければ常総学院はもっと勝ち進んだのに」という常総贔屓の意見もあるだろうが、本当の強者同士だったなら、遅かれ早かれ・・・最終的には決勝戦でぶつかるわけで。「いつ戦うか」というタイミングの問題ではないと思うと同時に、試合結果や組み合わせを含め、それが『甲子園』なのだと、だいこんは思う。
 試合終了と同時に、だいこんは一気に自宅へ向かう。
 いつものように東海道本線をひたすら東へ進む。3468M、226F、2100F、836M、1466M、948M、3772Mを乗り継ぎ、東京へ着いたのは2302。そこから山手線で上野まで行き、常磐線で自宅最寄り駅へ向かう。自宅へ着いたのは日付が変わった頃だった。
 3468Mでお土産を網棚に置き忘れたこと以外は特にトラブルなく旅を終えた(忘れ物は3468Mの終着駅である長浜駅で発見され、後日宅急便で自宅へ郵送された。めでたしめでたし!)。
 久し振りに「青春18きっぷ」をフル活用し、有意義な遠征を楽しむことができた。