前回の内容はこちら・・・(http://blogs.yahoo.co.jp/daikon_1980/41926785.html )。
忘れないうちに言っておきたいことがある。
特に、これから「トワイライトエクスプレス」に乗車する予定がある人にとって、参考になれば幸いである。
・乗車するのは下りのB寝台(個室含む)
・ランチは絶対に食べたい
・シャワーカードも購入したい
この3つの要件全てに該当する場合は、覚悟を決めて「トワイライトエクスプレス」に乗車した方がいいかもしれない。
「トワイライトエクスプレス」の発車と同時に、「ランチの予約」と「シャワーカード購入」の『権利争奪戦』が始まったも同然であった。
正直、我々は新大阪発車後にアクションを起こしたので、少し遅れをとってしまったかも・・・とさえ思った(しかし発車の瞬間を楽しむことができたので、結果オーライかな?)。
我々は5人で乗車したが、寝台で荷物を見張る人が1人(京都を出るまでは客扱いでドアの開閉が多いため)、ランチの予約で並ぶ人が2人、シャワー券購入に並ぶ人が2人と、ぶっつけ本番ではあったものの役割を分担して『権利争奪戦』に臨んだ・・・。
向日町で「トワイライトエクスプレス」を撮って見送りをしてくれる、という連絡が、撮り鉄仲間の友人から入った。
あいにくそのとき、一行の殆どは争奪戦の最中。
しかし、荷物を見張っていた友人が機転を利かせてくれて、向日町通過の様子を動画で撮影してくれていた。
後に全員で動画をコマ送りで確認したところ、たしかに「トワイライトエクスプレス」に向けて手を振ってくれている友人の姿が確認できた。
まだ発車してから間もないというのに、既に3人の仲間にお見送りをしていただいた。本当に有り難いことである。
ランチの予約もシャワーカード購入も、窓口は3号車の「ダイナープレヤデス」。
購入希望者は、厨房の横にある狭い通路に整列する。ランチ組も、シャワー組も同じ場所に、2列になって整列するのである。しかも時期は廃止発表後、B寝台の乗客が3号車に一極集中するのは想像に難くない。
まさに、スシ24に「スシ詰め状態」といったところであり、何かと移動を強いられるスタッフが通るのもやっとのスペースであった。
だいこんは、今回の旅仲間1人と共に「シャワーカード購入」の列に並んだ。
事前にどの時間帯のカードを購入希望するかは、仲間同士でさっと打ち合わせをした。
シャワーカードは先着順で、希望する時間帯から埋まっていく。希望時間帯のカードが買えなかったらどうするか、綿密に決めておいた方がいいだろう。
並ぶ人が1人でも、複数枚のシャワーカードを購入することができた(つまり、2人で整列して5人分のカードを購入することが、問題なくできた)。
出遅れたこともあり、1日目の夜1枚、2日目の朝4枚と、シャワーを浴びる時間帯がグループ内で分かれた。しかし、旅の中でそれは大した問題にならなかった。寛大な旅仲間に感謝。
比較的順調だったのは、「ランチの予約」に並んでくれた友人2人の方である。
13時のランチタイムスタートとほぼ同時に、「ダイナープレヤデス」に入ることができたのだから。
2人で並んでいただいたが、シャワーカード同様、まとめて5人の席を予約することが可能だった。
13時の段階で並んでいた友人から「人数が揃ったらすぐにランチを食べられる」という連絡が入り、寝台で荷物を見張ってくれていた友人を携帯電話で呼ぶことにする。
旅慣れた友人はすぐに3号車に来てくれたので、たちまち5人が、スタッフによりランチタイムへ誘われた。
一度解散した仲間全員が整列開始以降揃ったのは、近江舞子で「サンダーバード」に追い抜かれるため運転停車をしている頃だった。
手に入れるべきものは手に入れたので、心を落ち着かせてランチを口にすることができる。
だいこんが注文したのは、前評判でとても気になっていたオムライス(980円)・・・おやおや?何やら傍には喉越しが魅力的な飲み物も見えますね(笑)(北海道クラシックグラス・620円)。
天気は曇り空だったが、琵琶湖の景色を楽しみながら、一行は乾杯♪
個人的に、食堂車で食事をしたのは「グランドひかり」以来だろうか。
このあと夕食と朝食も食堂車のお世話になるので、「一本の列車で三食を食べることができる」唯一の列車である醍醐味も味わうことができた。
久しぶりの食堂車利用。
万感の思いでランチを食べたのであった。

【写真1】
4号車のサロンカー「サロンデュノール」。ハイデッカー構造と、屋根まで回り込んでいる大きな窓が印象的。時間帯にもよるだろうが、結構ゆっくりくつろぐことができた。

【写真2】
大阪発車前、「ダイナープレヤデス」に高級食材(←に決まっているだろうと思う)を積み込んでいる様子。

【写真3】
やっとの思いで食べることができたランチ。走る列車で食べるご飯は、また格別であった。
(続く)
Posted at 2015/01/06 23:02:24 | |
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