先週のことになるが、遠方に住む友人が関東へ遊びに来た。
関東のどこかで遊びましょうということになり、当方の提案で旧博物館動物園駅の見学(https://uenoyes.ueno-bunka.jp/events/rabbit-hole/ )へ向かうことにした。
事前のリサーチで入場整理券の配布は結構熾烈な争いになるということが確認できたので、ちょっと早めの待ち合わせとさせてもらう。
当日午前8時過ぎに我孫子駅で待ち合わせ、合流。
友人が「弥生軒」で朝食を食べたいというので、ここで一緒に腹を満たす。
「ホームに降り立った瞬間、そばつゆの香りが襲ってくる」ことで有名な我孫子駅だが(笑)、言うまでもなく日曜の朝でも「弥生軒」の飯テロは健在。
これにはさすがの友人も、驚きを隠せなかった様子だった。
ささっと朝ご飯を食べてから、常磐線で上野に向かう。
上野駅を降りてから旧博物館動物園駅まで歩いて向かったのだが、どこもかしこも美術館の前には長蛇の列・・・美術館・芸術品ファンの世界にも、鉄道ファンみたいにアツい世界があるみたいですね(^^;

旧博物館動物園駅の近くに、既に鈴なりとなっている列を見つけた。
並び始めたのが朝9時半頃。この時点で100人近くはいたのではなかろうか。
そして、整理券を配り始める10時の段階では、1日で配布する整理券の数と同じ300人近くの列になっていたと思われる(驚)

入場整理券は無事ゲット。
もらった整理券に目をやると、12:40~13:00に旧博物館動物園駅に来るようにと書かれていた。
ちょっと別の場所に行くには中途半端な時間ではある。
午前中は、秋葉原界隈まで移動して鉄道模型屋巡りをすることになった。
模型は、特に収穫なし(^^;
入場時間が近づいてきた頃合いで、旧博物館動物園駅へ戻る。
一度に会場に入れるのは30人とのことなので、中は比較的ゆったりと見学できた。

エントランスには、ウサギが頭から突っ込んできた様子をオブジェで表現。
旧博物館動物園駅公開の意図が芸術作品への昇華なので、駅に触れるというよりも、ちょっとカジュアルな美術館へ来たような雰囲気だ。
とはいえ「東京都選定歴史的建造物」という大層な建造物に指定されている、荘厳な駅。
プラットホームへ通じる道は歴史を肌身に感じることができる。

駅が営業していた頃の看板類は、一部がそのまま残っている。
そして、駅の閉鎖のときに書かれたと思われる落書きも、そのまま残されている。
落書きなんて決して褒められた行為ではないけれど、こういうところで目にするそれは、なぜか書いた人の思いを感じてしまうから不思議である。

今回の一般公開では残念ながらホーム階まで降りることができず、手前に設けられている透明のガラス製の壁で塞がれていた。
ただ、その壁のそばには白のサインペンが用意されていて、入場者は思い思いのメッセージを壁に書いていいことになっていた。
ここでの寄せ書きも、作品の一つとして昇華されるのでしょうね・・・と言いたいところだが、公開している期間が長いため、定期的に写真で記録しては消してしまうようだ。ちょっと残念。
せっかくなので、自分も一言書き残しておこう・・・と思ったら、サインペンのインクがちょっとかすれ気味(汗)
これもご愛嬌・・・ということでヨタヨタな字になってしまったが(汗)、一筆啓上。

いつの日か、ガラスの向こうにあるプラットホームも見られますように。
狭い空間だったので、旧博物館動物園駅の見学はあっという間におしまい。
京成上野駅から電車に乗り、車内から通過する博物館動物園駅を見学。
そのうちイベントなんかで乗降できるチャンスができたらいいなぁ・・・。
友人とは京成線と東武線を乗り継ぎ、玉ノ井駅まで移動。
「東武博物館」で遊ぶことにした。
久しぶりに来たけれど、足繁く通っていたン十年前から変わっていないところもあり、個人的には暫し懐かしさを感じる時間でもあった。
閉館の頃に玉ノ井を出て浅草へ向かうが、一つ手前の業平橋で敢えて下車。
上り列車に限り、ここから浅草駅までは特急列車に乗れるので(https://response.jp/article/2014/03/18/219421.html )、3分くらいではあるが100系「スペーシア」の超ショートトリップを楽しむ(笑)
浅草の「ポポンデッタ」をさらっと見学してから上野まで移動。
新幹線で帰る友人とは、ここで解散となった。
この度は有り難うございました。また一緒に遊んでやってください。
追伸
「東武博物館」で刺激されたせいか、東武の貨物をNゲージで再現したいと考えるようになってしまった今日この頃(^^;;;
東武の重連貨物、カッコイイんだってば!!(*´▽`*)
そんなこと言っていると、三岐鉄道にも行きたくなるし・・・。

【写真】
190120 OLYMPUS E-5+ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm SWD 1/15 F3.6 ISO1600 AWB を編集及びリサイズ
プラットホームのペンギンには会えなかったが、その思いを馳せてフリースペースに描かれたペンギンに会うことができた。
「鉄道ホビダス」掲載。