
先日、友人数人と都内の居酒屋でお酒を飲んでいたときのことでした。
我々は個室で飲んでいたのですが、その隣の部屋に、相当できあがったグループが入店してきました。
そのうちの何人かは本当に酔い方がひどく、下駄箱の棚板はぶっ壊すし、仕切りの壁にはドカドカとぶつかってくるし、正直目に余るものでした。
同席していた友人が怒りを露わにするのも当然のことでしたが、こちらも酒が入っているのでひとまずは店員さんに間に入ってもらい、そのできあがったグループに注意してもらうことで事なきを得ました・・・
いや、事なきを得たように思えました、としておきます。
どのグループにも辛うじて常識を持ち合わせている人はいるようで、店員さんの注意を真に受けてくれた人は、我々にひたすら平謝り。
ただ、残念なことにこういう苦情の類は、聞いてほしい人の耳にはなかなか届きにくいんですよね(苦笑)
平謝りしている同僚の気持ちはお構いなし、泥酔している人間の素行不良は最後まで相変わらすでした。
あとから店員さんに聞いた話ですが、このグループ、ここに来たときは既に3ヶ所目のハシゴだったそうです(笑)
酒の量も大概に摂取しているであろうそのグループは、我々より後に入店したものの、我々より先に退店していきました。
私たちの酒会では久々に顔を合わせたメンバーもいたので、それなりに食べ物や酒類の注文を続けていたものの、時間も更けてきたのでその泥酔グループよりやや遅れて退店することになりました。
そこで事件は起こりました。
自分の靴が、そこにはありませんでした。
買ってからまだ10日も経っていないのに!!!!!
代わりに、見覚えのないスニーカーが一足・・・。
泥酔グループの誰かが、自分の靴を間違えて履いて帰ってしまったようです。
自分の靴のサイズが27.5~28.0cmなので、それより足が小さい人はなまじ履けてしまうから厄介です。
しかも、酒の席で靴のサイズの話題になったばかりで「大きいから間違えられることはないでしょう」みたいなお喋りをしていた矢先に、これですよ(苦笑)
店員さんにヘルプをしたところ、泥酔グループは幸いにもネット予約で入店したらしく、代表者の連絡先はわかるので連絡してみるとのことでした。
しかし、案の定このとき電話には出ず。そりゃそうでしょう、あの酔っ払い方では。
居酒屋には自分の連絡先を渡して、自分の靴を履いて帰ってしまった人から連絡があったら当方の連絡先を告げて構わない、と言い残して帰ることにしました。念のためということで、居酒屋の店長さんが名刺を渡してくれました。
借りた履き物は、トイレに行くときに使うように用意されているクロックスもどきのサンダルです(笑)
足元寒かったぜ!!
それにしても・・・茶色のニューバランスと白のアディダスを間違えて履いてしまうって、どんだけ酔っ払ってるんだよ((((;゚Д゚)))))))
その翌日。
自分の靴を履いて帰ってしまった当事者から、電話がありました。
人間というのはここまで申し訳ない気持ちを声にすることができるのかと思うくらい、きわめて恐縮した様子で電話していることが、十分伝わってきました。
いい大人が恥ずかしいことをして、見知らぬ人に多大な迷惑をかけているのですから、当然でしょう。
こちらから告げたのは、
・靴は無事か。著しく汚れていたり破けていたり、紐が切れていたりしていないか。
訊いたところ無事だと判明したので、
・履くことに問題がない状態なら、クリーニングをした上で送ること。
・送り先の住所はSMSで知らせるので、送り主の氏名と住所もすぐに返信すること。また、発送したらその旨の連絡をすること。
・配達時間帯は最も遅い時間帯を指定すること。
といったことを要望し、その条件を全てのんでくれました(まぁ、当然ですよね)。
幸い、素面のときには十分常識を持ち合わせている方らしく、クリーニングを出したときにも中間報告をしてくれたり、上記要望に対しては一切の不備もなく、完璧な状態で返送してくれました。
届いた小包にはお詫びの旨をしたためた便箋が同封されていて、靴を取り出そうとすると・・・あらあら、お気遣いの菓子折りまで入っているではありませんか。
すぐに靴が無事に到着した旨と、お気遣いの菓子折りの御礼を電話で告げました。
先方は最後まで礼儀正しい方で、それが不幸中の幸いだったと思います。
居酒屋にも御礼の連絡をしたのですが、今日は定休日のようで電話に出ませんでした。明日にでもかけ直そうと思います。
年末となると、忘年会でハメを外す、酒のトラブルに巻き込まれるなど、どうしてもあると思います。
昨年の今頃は、居酒屋のねーちゃんが酒をひっくり返したときにダウンコートに酒をぶっかけられ、クリーニング代を弁償してもらいました。
二年連続で酒絡みのトラブルかよ、トホホ・・・(´・ω・`)
自他とも認める幹事肌(←こんな表現あるか?)なので、毎年忘年会のシーズンには忙しかったりします(笑)
今年も一肌脱いで仕切らなければならない時期です。
少なくとも、人様に迷惑をかけるような忘年会にしてはならないと、あらためて心に誓う平成最後の冬です。
皆様、良い忘年会を!!
くれぐれも、「忘れられない」忘年会にはしないように・・・。
「酒は飲んでも飲まれるな」ですね。