レガシィは、知り合いからタダで譲ってもらい、最初はあまり感心がなかったが、乗ってみたら驚いた。
なんだこの加速は!?
このサウンド最高!
この安定性はなんだ!?
知らない間にレガシィとスバルの虜になってしまい、愛着が凄く沸いた。
今でも忘れられない。
レガシィに初めて乗った時の感動は……
しかし
去年の8月…忘れもしない悲しいことがありました。
友達みんなでツーリングするためにわざわざ長野から栃木まで、行きました。
ワクワクドキドキ。
初日みんなで軽く走りに行った。
楽しくて仕方がなかった。
カプチーノ、GT-R、DC2、レガシィ、他バイク2台
なんてカッコイイんだ!と感動しました。
しかし、その楽しみは長くは続かなかった。
高速で7000回転まで少し回したら、いきなりエンジンから
『カタカタカタ…音』
不安が一瞬頭をよぎった。
そう、エンジントラブル。
初日僕のレガシィがメタルトラブルが起きてしまった。
オイルもしっかり変えているのに何故?
みんなに迷惑をかけてしまった。
さすがに16万5千も走っている個体に鞭を打ちすぎた。
レガシィに、ごめん、と謝り
とりあえずトロトロ友達の

まで帰った。
次の日ディーラーに向かった。
廃車にするか、直すかと問われた。
だって、長野まで帰るのに片道400キロ…
さすがに自走は無理だ。
といっても、修理も無理だ。
約45万の見積もり…
一瞬廃車を思い途方に暮れた…
一方で自分に腹が立った。
俺がこんな無茶な回し方をしたから…
とりあえず、一日二日友達の

に置かせてもらい栃木の旅を楽しんだ。
2日目は、いろは坂に行った。
僕は友達のDC2の助手席。
しかし、僕はレガシィと走りたかった。
そして決めた。
いつかまたレガシィと走りに来ると。
親とも相談した。
JAFでも県外まで車を送ってくれないと言われた。
残す選択は3つ
1、廃車にする
2、誰かに取りに来てもらう
3、この近くのディーラーで直すどれも苦渋の選択。
しかし、なんと運が良いことに…
近所の整備士の方が、長野からトラックで取りに来てくれると連絡があった。
往復約800キロ…
その瞬間、少し明るい日差しが見えた。
少しだが…。
次の日、ホントに取りに来てくれた。
ホントに感謝感謝。
何時間運転しているんだろう?
感謝の気持ちは言葉では言い表せれない位だった。
トラックの中で修理どうするか、話し合った。
喜びと悲しみの涙が出てきそうだった。
みんなと走れなかった悲しみ
壊してしまった悲しみ
車をトラックで取りに来てくれた喜び
明るい日差しが見えたような喜び
しかし、実際はこれからが大変でした。
まずエンジンがない。
載せ替えと言ってもエンジンがなければ話にならない。
GT-BのMTはEJ20Rで凄くタマ数がない。
リビルドは高いし…
エンジン替えてもクラッチ、ミッションなど壊れるかもしれない。
とりあえず
家まで持ってきた。
じっくり考えた。
動かない車だけど、洗車をしてあげた。
なんかレガシィは喜んでいたような気がした。
輝いて見えた。
僕は、高校の時のバイト代を全てレガシィに注ぎ込んでいたからかもしれない。
親には、直すのもいいけど
違うの買えば?
とも言われた。
でも、僕は嫌だった。
60万以下で今のレガシィよりいい車は思い付かない。
これで廃車にしたら、高校の時の苦労も水の泡だ。
しかもカシミヤイエローのレガシィなんて、希少だし。
第一、僕は水平対向エンジンとシンメトリカルAWDが好きだ。
僕の友達は、スバル好きだとみんなが知っている。
スバル以外は、僕には他の車は魅力的には感じなかった。
(実際はランエボやGT-Rなどお金さえ許せば良い車はたくさんありますが…)
夏休みは、ずっと近くのショップや解体屋で部品探し。
そして、ついに見つかった。
4万キロのエンジン
しかもタービンなど補器類付き
ついでにエンジンのゴム類全て交換
クラッチ交換
燃料ポンプ交換
ミッションのブーツも交換
そして、その1ヶ月後
ついにレガシィが戻ってきた。
この時の喜びは、最高!
廃車という絶望からはい上がった。
もしあの時、レガシィを取りに来てくれなかったら?
もしあの時、電話していなかったら?
どうなっていたか。
偶然の連続が奇跡的に重なり合いレガシィはまた息を吹き返した。
乗ってみると、前よりエンジンがスムーズだし、パワーも抜群。
何より、このフィーリングがたまらない。
そして、新たなレガシィとの付き合いが始まった。
これからもよろしくお願いします!
レガシィ君!
まだまだ頑張って走ってもらいます。
そして、今年もツーリング計画実行中。
今年は壊さずに無事、帰ってきます!(笑)
長い文章読んでくれてありがとうございます!

Posted at 2009/07/14 23:50:11 | |
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