2017年10月26日
S208 stiの発表がされた。
内容を見るとエンジンのバランス取り+フライホイール、クラッチまでもバランス取りをするようだ。
感性に訴える感覚性能を重視されている。
エンジンの出力は329馬力とS207から1馬力アップのみ。
確かに良い車になっていると思う。
足もダンプトロニックだし、ブレーキも6ポットだし、補強パーツも色々と装着されている。
乗れば感動すると思う。
いや、間違いなく素晴らしい車のはず。
ここから下は私の思ってることを
正直に書きます。
s208.…nbrは700万超え…WRXSTI標準車約380万
標準車+320万は高すぎると思う。
カーボンルーフやカーボンウイング等
確かにお金は掛かっているが、
基本的にS203からあまり変わっていないように感じる。
それどころか、
グレードダウンしているように見える。
なぜ、シートにレカロ最高峰カーボンシートを採用しないのか?
S204の時は1脚70万超えのシートが装着されていた。
Sシリーズには、見る楽しみ、乗る楽しみ、所有する喜びとして世界最高級のシートがあってもいいのでは?
なぜ、チタンマフラーを採用しないのか。
カーボンルーフ、カーボンウイングなど軽量化に力を入れているなら、マフラーもチタンマフラーにすべきではないか。
S204 S203のマフラーは純正でチタン
チタンマフラーの美点は軽量であるだけではない。
音質が良い。
本当に気持ちいいサウンドだ。
S208にも音にこだわりがほしい。
S208のエンジンは、
S203 S204より精度が良いのかもしれないが、
基本的にはS203~S207までと変わらない。
バランス取り、専用タービン、専用ECUなど、
使っているパーツは、
もう10年前から基本的に何も変わってない。
インタークーラーウォタースプレーも今更?って感じ。
もう10年前からその技術はあるじゃないか。
700万円なら、もっと驚くことをやってほしい。
例えば、低回転から非常にレスポンスが良いのにマックスパワーは350馬力とか、
とにかくもっと驚くことをやってほしかった。
10年前から320馬力だったのに、
それを今さら329馬力にしたところで驚かない。
むしろ今ではベンツA45amgが2リッターターボで380馬力ですよ。
確かに感覚性能は大切だ。
しかし、感覚性能+数字で納得させるだけの魅力もあっていいんじゃないか?
感覚性能の素晴しさはオーナーにはわかるが、
憧れの対象になるには、ロマンがないといけない。
例えば、
S208のエンジンは、世界最強・最上質な390馬力のエンジン!いつか私も乗りたい!と夢を想像させるだけのものが無いといけないと思う。
つまり、数字でもワクワクするものがほしかった。
S203の時は当時2リッターターボで
320馬力と聞けば、
想像するだけでドキドキした。
その当時としては、
そんな車は世界中探しても無かった。
あのポルシェターボでも驚くほどの性能だったんだから。
しかし、そのような魅力はS208にはない。
S208が低重心を極めるなら、
もう上置きインタークーラーも止めたらどうか?
前置きにしてもっと出力を上げるとか、何か新しいチャレンジがあっても良かったと思う。
低重心化のためにカーボンルーフ、カーボンウイングなどしているのに、エンジンの上に重たいインタークーラーがあっては、意味がない。
そこまで走りに
こだわるのがSシリーズではないか?
現代の車ならそのまでやってもいいのでは?
私のS204は、当時480万でした。
その時の標準車が340万円でしたので、
+140万円程でした。
+140万円で
エンジン内部のバランス取り取り
2脚で140万円のフロントシート
専用BBSホイール(40万円)
専用サスペンション
YAMAHAと共同開発品のパフォーマンスダンパー(補強パーツも)
専用タービン(S208と基本的に同じ)
専用ECU
専用チタンマフラー
専用フロントリップ(15万円)
専用リヤウイング
専用アルカンターラの内装
専用ブレーキなどなど
+140万円でここまで色々やってあった。
それを考えると今のS208の値段と内容にはちょっと不満だ。
どうせやるなら、1000万円になってもいいから、世界中が驚くことをやってほしい。
700万円であの内容は、ちょっと高いと思う。
私はスバルの車、特にSTIやSシリーズは大好きだ。
だからこそ、期待度も高い。
S208も乗れば間違いなく素晴らしい車であると思う。
でも、今は世界中でライバル達がたくさんいる。
A45AMG、シビックタイプR、メガーヌ、ゴルフR等々。
キャラで負けたらダメだ!
今のシビックタイプRの走りの拘りは半端でない。
スバル好きな私でも悔しいけど
今のSTIより優れている部分があるように感じている。
例えば、今のシビックタイプRは、現行STIよりエンジンの特性がよいと思う。高回転まで回るのはSTIだが、低回転からのトルク特性、ボディーの作り込み、空力などSTIより優れているような気がする。
もちろん運転時のフィーリングは、STIの方が上だと思うが……
認めたくないけど、現実はそんな感じだと思う。
とにかくS208を見ながら私はそのようなことを感じた。
S203 S204には、当時ポルシェやフェラーリを驚かす程の速さ、ロマン、プレミアム感があった。
それが結果的には、Sシリーズの憧れに繋がっていたと思う。
S208には、その憧れの要素が少し足りないと思う。
感覚性能は乗らない人には分からない。
乗らなくても、欲しいと思わせるパーツ、スペックなどがないと憧れの対象にならないと思う。
STIのSシリーズが大好きな私が辛口でS208から感じたことを書いてみました。
Posted at 2017/10/26 23:39:00 | |
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