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2022年07月26日

マツダ2がなぜモデルチェンジをしないかを考える…。

マツダ2がなぜモデルチェンジをしないかを考える…。 2014年3月にジュネーブモーターショーにてコンセプトカー「MAZDA・跳」が公開されたのち、同年9月に現在のマツダ2の前身デミオがデビューした。以来商品改良をして既に8年が経過している。

マツダファンは次期MAZDA2のデビューを心待ちにしているにも関わらず、欧州ではトヨタヤリスのハイブリッドをOEMとしてMAZDA2として販売し始めた。
国内でもヤリスをバッジ替えにして販売するのではないかと噂が立ち始めているのだが、なぜ、マツダ本社はコンパクトカー市場に新型を投入をしないのだろうか。

いくつかの理由を挙げて消去法でMAZDA2のモデルチェンジが長引いている理由に迫りたいと思う。

1 マツダ本社はコンパクトカー市場から撤退の予定であるから。
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BセグメントのMAZDA2はマツダにとっては利益が薄いもののCX-5と並んで販売台数の多い車である。このクラスは昨今どのメーカーも参入している重要な市場である。自社開発した車を持たないのはスバルぐらいである。(トヨタ→ ヤリス・アクア ダイハツブーン 他 ニッサン→ノート(同オーラ)マーチ、ホンダ→フィット ミツビシ→コルト スズキ→スイフト…等)
日本の自動車業界は提携もあるため、区切りをつけるのは難しいが、決してこの市場から完全撤退するのはまず、考えにくい。仮にマツダ2をトヨタヤリスとして販売すれば、トヨタ全店と販売を競争することになり販売台数がかなり落ち込む可能性を含む。ましてやハイブリッドになれば価格は上昇することから販売増につながるとは思えない。欧州の場合は二酸化炭素規制に対応するための措置だと考える。マツダにとってエントリークラスと考えると世界戦略車としても重要であると考える。

2 開発費用が回されず、開発がストップしているから

現在マツダはLARGE群のモデルのデビューがこれから目白押しである。ということはある程度の開発は終了しているものと考える。ましてや昨年の営業利益が、前期の88億円から当期は1042億円へと1184.1%という飛躍だったそうだ。となると開発をストップする理由はなくなる。

3 開発はしているが、原材料の半導体不足のため生産に支障があるから。
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LARGEクラスの開発及び新しいエンジンについての開発に人員を増加させ集中開発をしていたのは間違いない。しかし、コンパクトクラスに以前からロータリーを使ったシリーズハイブリッド プラグインハイブリッド、レンジエクステンダーを発表していることからある程度のメドはついていたはず。またその後は24Vのマイルドハイブリッド、EVを投入を計画し、投入している。後はREマルチ電動化技術である。もし、この計画に影を落としているなら半導体の安定供給ができないというのは理由のひとつとしてあるかもしれない。

4 開発はしているが、市場の動向をみているから

いまや欧州メーカーも国内メーカーも電動化へまっしぐらである。他のハイブリッド車と同程度の性能になるか、どうか現在開発を継続をしていると考える。
つまり、燃費についての要求の高いこのBセグメントでは維持費と価格が、販売の増加につながる要素の一つである。MAZDA2にアドバンテージがない場合、コンパクト市場では大敗を期することになる。
 もし、このBセグメントでEVが主流になればハイブリッド車をデビューさせるのは明らかに失敗である。他社のハイブリッド車の今後の予想の燃費とREマルチ電動化技術の燃費とを比較して、アドバンテージがあるのかどうか、じっと様子をうかがっているということも考えられる。そしてラージクラスでのPHEV、あるいはマイルドハイブリッド48Vで市場の動向を見て今後の販売戦略のデーターと突き合せた後、デビューさせようとしているのではないだろうか。
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5 開発をしているが、バイオディーゼルを含めて発表しようとしている

 マツダの世界戦略の中で、充電のインフラが進まない国々での販売も考慮しているところがある。マルチRE電動化の説明ではマイルドハイブリッドやロータリーのハイブリッドになると思うが、現在、マツダはバイオディーゼルのエンジンでモータースポーツに参加している。モータースポーツに参加できるとなるとそれなりに走行に支障がないレベルまでになっていると言える。エンジンに変更なく、使用できるが、ユーグレナ社からのバイオ燃料「サステオ」供給がどの程度できるか、まだ未知数である。

6 開発をしているが、マルチRE電動化は価格帯が上昇するため、マイルドハイブリッド車が出揃ったところで一つのグレードとして販売できるように準備している。
 新技術の導入はSKYACTIV-X同様価格が上がってしまう。そのため買い控えや他社に乗りかえられるのを防ぐため、マイルドハイブリッドを全車種に導入したのち、モデルチェンジに合わせてマルチRE電動化のエンジンを導入すれば、マツダを購入する選択肢が増えるわけである。最初からこれしかないというふうにするとCX-3のような(当初ディーゼルオンリーで販売したことが仇になった)ことが起きかねない。そこでマイルドハイブリッドをまず投入してからモデルチェンジをするのではないだろうか。
既に欧州ではマイルドハイブリッドを搭載したMAZDA2は投入済のようで、北米地域でも販売が始まっているようである。
これにより、現行車種にマイルドハイブリッドを搭載できることはわかった。これにより来年2月に予定されている商品改良ではこのマイルドハイブリッドを搭載することが予想できる。
 
さて、そうなるとCX-30 MAZDA3も9月に2ℓはマイルドハイブリッドになるらしいし、MAZDA2もマイルドハイブリッドになれば、名目上さらに電動化へ進んだことになる。ひょっとするとMAZDA6もマイルドハイブリッドになることも考えられる。

以上6点が私の考えたモデルチェンジをしない理由だが、現実的に一番可能性があるのは、『6』になるかと思う。しかし、実際は内部の人しかわからないのである…。

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Posted at 2022/07/27 22:39:10

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この記事へのコメント

2022年7月28日 7:19
こんにちは~~m(__)m

6全てが当てはまるような?気になりますねぇ~~!
私的にはロードスターよりもコンパクトで軽量なコスモスポーツを発売してほしいです
コメントへの返答
2022年7月28日 21:49
こんばんは
MAZDAのような弱小規模の企業は足元をすくわれないように慎重になるんでしょうね。
軽量スポーツ…期待したいんですが…どうでしょう…。
2022年8月1日 23:28
こんばんは。
これどうなるのか謎ですね。
本気でヤリスの姉妹車にするなら、欧州仕様車の方、本気ならばせめてマツダ顔に顔面整形すると思うので、軽ばりの手抜き顔はあくまで繋ぎではないかと予想してます。
では次どうなるのか?
4かな~?
コメントへの返答
2022年8月2日 20:18
こんばんは
大事な車種ですから、そう簡単には撤退謎しないと思うんですよね。
ヤリスのバッヂ替えをするようではMAZDAのファンが絶対離れていくはずです。マイルドハイブリッドをもともと欧州では投入しているのですが、ヤリスについてはCO²の排出量の削減対策だと信じています。
新しいマルチRE電動化を引っ提げてデビューしてもらいたいですね。

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