2024年06月02日
MAZDA3のウィークポイントは何か?ハイブリッドモデルとガソリンモデル
愛車の修理のために代車を借りた。代車はMAZDA3のマイルドハイブリッドであった。マイルドハイブリッドは、回生エネルギーで得た電力をもって加速の際にエンジンの負荷をアシストをすることである。
しかし、これは燃費は多少はよくなるのではあるが、目立った燃費の向上が見られるわけではない。
燃費を上げるのはそれなりの電池を搭載し、回生エネルギ―で得た電力を蓄え、さらに走行中でもモーターで走ることが出来なければ、燃費の向上は難しいのが現実である。しかし、それだけ開発コストや部品点数が増えることでコストが増加し価格が他のモデルよりも高価格になってしまう。
結果、コンパクトカーであっても、税金やその他の諸費用まで含めると軽く300万円に届こうかというぐらいの購入額になる。これは車のクラスにもよるが、ヤリスやカローラであれば約30万、ノアやヴォクシーなら約35万~38万、アルファードなら80万程度になると言う。
ところがである。価格差から考えたときには、内燃機関モデルつまりガソリンモデルの方が得ということになるのだが、実際、加速性能や走行性能を考えると車の性能という視線だと、内燃機関にモーターを持つハイブリッドの方が良くなるのだ。つまりガソリンにターボやスーパーチャージャーのような補器類を搭載したようなものだ。
そうなると、高額であっても車の加速重視やターボと同じような高出力を望むのであれば、ハイブリッドの方が魅力的になることになる。
おまけに価格差は10年も載れば、10万キロを超えるとその差は埋まることも考えられる。そうなるとハイブリッドを選ぶ方が良いということになる。

現在MAZDA3はマイルドハイブリッドである。車として考えれば、突出した性能はないが、本来の車として非常によくできた車であって100点満点の車である。しかし、他車のハイブリッドと比較するとMAZDA3に勝ち目がない。それならディーゼルがあるではないかという意見もある。
ディーゼルとて、ハイブリッドと同等価格差でメリットデメリットも同様である。
しかし、ディーゼルは長距離用ユニットに特化しているところがある。高速道路を主体として走行するにはディーゼルはその良さを発揮できるが、一般道でストップ&ゴーが続くようなルートは燃費は今一つ伸びないのだ。
ハイブリッドの長所は都市部において目立ってくる。ハイブリッドは加速/減速で回生エネルギーによって上手に使うことで燃費が向上するのだ。

MAZDA3の現在のウィークポイントは、この都市部での使い方に適していないのではないだろうか。いやいや1.5ℓがあるではないか…。確かに走れば、2ℓと遜色ない走りができる。比較しても、そんなに大きな差は感じることができないぐらいの走りがある。さらには価格はぐっと抑えられる。MAZDA3は4人乗りのロードスターと言われるだけに、回せば回すほどの楽しさがある。それは登坂道ではなおさら、その楽しさは増すのだ。しかし…何か一つ物足りないと思うシーンがあるのも事実。人間とは欲望の塊である。

マツダからCX-5で搭載されるであろうマツダ独自の技術によるハイブリッドのMAZDA3への搭載についてまだアナウンスはない。しかし、次期CX-5はストロングハイブリッドを搭載されることがアナウンスされた。しかし、もしこのモデルがFFであれば、現在のMAZDA3やCX-30/MX-30と同じアーキテクチャーであれば、MAZDA3にストロングハイブリッドを搭載する可能性はさらに高くなったとみてよいと思う。 マツダ本社は現在電動化に向けて大きく舵を取り邁進中である。つまり内燃機関用FFのアーキ―テクチャーを開発するような余力はないとみる。だからこそ、MX-30と同様のアーキテクチャーと考える。EVにしてもMX-30を流用すれば、EVも可能である。しかし、車高を低くしているCX-30になると無理があるため、中国製CX-30EVのように車高が上がってしまう。

しかし、ストロングハイブリッドであればそこまでバッテリーの容積は小さくなるのではないか。4代目のプリウスはのバッテリーは後部座席の下であったと思う。フロア全体をバッテリ―搭載に使用する必要ないのでMAZDA3にしてもCX-30にしても車高を上げることなく、ストロングハイブリッドは搭載可能と私は思う。
MAZDA3をこのまま現行モデルで販売しながら、ハイブリッドを搭載するのか、またエクステリアや装備の見直しをしながら大幅改良をしてくるのか、CX-5と同様にフルモデルチェンジをして新しいエクステリアを纏うのか…時間を過ぎるの待つしかない…。
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Posted at
2024/06/02 09:50:30
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