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2025年04月05日

MX-30 EVの生産終了・・・。

MX-30 EVの生産終了・・・。 先月末、MX-30 EVモデルの生産が終了したことがアナウンスされた。MAZDAでは量産車としては初めてのEVであったが、中国の第一汽車と提携して清算されているMAZDAEZ-6(6e)とバトンタッチするように終了となった。
MX-30は、マイルドハイブリッドモデルとロータリーを使ったプラグインハイブリッドとなった。
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しかしながら、なぜ、MX-30はEVモデルを先行し、つぎにPHEV(プラグインハイブリッド)だったのだろうか?…。ましてやロータリー基準で考えればなぜ、MHEV(マイルドハイブリッド)でもなくHEV(ストロングハイブリッド)でもなく、EVとPHEVだったのだろうか?
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新プロジェクトXが先週放送されたのだが、その中で清水律治氏の話からロータリー存続ありきで開発が進んでいることがわかる。しかし、ロータリーエンジンはスポーツカー向きのエンジンであって市場は狭く、存続が難しいと判断。発電機として搭載を決めている。振り返れば、2017年は2040年には欧州では内燃機関の販売を停止するという報道がされたころである。つまり、株主や市場でのマツダのイメージが電動化が遅れていないことをアピールすることやロータリーを存続させるには内燃機関主体のエンジンではなく、EVであることが存続できる条件であったわけだ。
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素人の私らではあれば、ロータリーの短所である加速時の燃料消費を考えてハイブリッドにすればスポーツカーとして販売できると考えていたはずだ。しかし、それではゴールは見えてしまい、ロータリーは消えゆく運命であったといえる。

そして量販車である以上とんがった車ではなく、魅力ある実用性を兼ねた車でなければならない。現在のSUVブームからセダンでもなく、スポーツカーでもなく、SUVとしてMAZDAらしさを出すためにRX-8譲りの観音開き、あるいはコルクなどを使用して投入されたのがMX‐30であったと思う。
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しかし、なぜ思った以上の結果につながらなかったか…。ホンダeやbZ4X、UX300e…日産のリーフやサクラなどとは違ってどの車も決して大ヒットというわけではない。エクステリアやコンセプトが貧祖であったわけでなく、むしろ価格や航続距離やインフラといったものが販売にブレーキをかけたと考えてもよいのではないだろうか。ましてやとんがった性能を持った欧州のEVや価格面での優位性を持った中国車が先行したことが、国産EVにブレーキをかけたのかもしれない。

はたしてまだEVの夢は終わったわけではないが、様々な問題からEVブームは収束しつつあり、むしろ今後はコネクテッドカーや自動運転車へ、自動車業界のベクトルが変わりつつある。MAZDAはEVについては開発費と価格の差が大きいことから、第一汽車と連携をしOEM車を販売を決め、今後はまだ現実性のある内燃機関のSKYACTIV-Zの開発と市場投入を決めている。しかし、マツダは全てを諦めたわけではなく、市場をにらみ現実的な環境にふさわしいエンジンを投入しようとしてるのではないだろうか。
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そして昨今アメリカ合衆国のトランプ大統領の無謀ともいえる関税措置に今後はさらにコストを下げ、北米市場で生き残りをかけなければならない。当分の間は電動化もさることながらさらに車づくりを見直していくような時代になったともいえる。コストと電動化とコネクテッド…マツダにさらに大きな問題が立ちふさがっている。どのような方策を考えているのだろうか。
ブログ一覧 | mazda | クルマ
Posted at 2025/04/05 16:47:42

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この記事へのコメント

2025年4月5日 19:37
こんばんは。ネットニュースでBYDが水平対向エンジンの車を出すとやってました…😅 水平対向も悪名高き、燃費の悪いエンジンです😅 コストも高くなるはずですが…😅敢えての水平対向エンジンなのだろうと思います…😅 ロータリー車といえば…軽い車体と、ハイパワーなロータリーエンジン。。この組み合わせがあってこそ……と思いますが、重たいバッテリーを載せた車体とロータリーエンジンの組み合わせ。。コレはやっぱり、相性が良くないでしょうね……😅
コメントへの返答
2025年4月6日 18:13
tpこんにちは
私も見ましたが、車高を下げることを念頭に基本的に発電機として採用するためのようですね。
きっと水平対向を採用することでメーカーとしてブランド力を上げることや高級車として販売することを狙っているように思えます。
以前公表したコンセプトカーのアイコニックSPは、デュアルロータリーエンジンと電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載とのことでしたからどのように市場に投入するのか楽しみでもあります。

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