2025年07月05日
MAZDA2と1週間過ごしてみて 高速の燃費に驚く
車検のため、MAZDA2を代車として借りた。グレードは15 BD iSelection のインパネ:ピュアホワイトある。よってクルーズコントロールがついているため、通勤はかなり楽であった。普段より座面が高いため、なんとなく乗りやすかったが、普段の運転ポジションが違うため、違和感があったものの慣れてしまうとそこまでで、困ることはなく運転することができた。
困ったのは、ボディカラーがソウルレッドだったため、家族からも職場でも、私のイメージからすれば「派手」と言われるぐらいか。
通勤は高速9割のため、燃費が伸びるのはわかっていたが、どの程度伸びるかが不安で、嫁からも出費が嵩むことは覚悟するように言われていた。
乗り心地は硬めで、ホイールベースが短いため段差があると揺すられ感が強かった。しかし、タイヤの扁平率が65のためガチガチにならず心地よいもので疲労感は少なかった。

また、1.5ℓの排気量は他のハイブリッド勢には及ばないとは言え、活発にエンジンが回り、加速時間は長いが速度はしっかり確保して追い越しも可能だった。またエンジン音は最近のマツダ車に似てエンジン音とロードノイズはかなり抑えられ、静粛性が高く、オーディオのボリュームを上げなくてもしっかり聴くことができた。
また最新のマツダコネクトも画面のサイズを小さく感じることなく燃費やナビ、その他の情報もあまり見にくいとは思わなかった。

初日の燃費
さて、本題の燃費だが、意外に結果がよく以前に代車で借りた現行型プリウス2ℓと同等であった。決してプリウスは乱暴に荒い運転をしたわけでなく、クルコン任せであったし、また今回のMAZDA2もクルコン任せで、安全運転を意識しすぎたわけでなく、両方とも同じ速度に設定し運転した結果である。

最終日の燃費
また、ハイブリッドは高速走行の燃費は苦手というところもあり、きっと一般道での燃費はかなりプリウスが伸びるとは思う。ちなみにプリウスのWLTCモードの燃費は、26.7~29.2 km/L、高速道路でのWLTCのモードは、26.8~29.3 km/L、MAZDA2のWLTCモード燃費は20.3㎞/ℓ、高速道路のWLTC燃費は22.4㎞/ℓである。
確かに車格も違うし、比較するのはおかしいと思う諸氏もいるだろうが、高速道路という特殊環境ではあるものの、あのプリウスと同等の燃費を叩き出したのには大変な驚きである。これは車重やタイヤサイズとも関係があるかもしれないが、400万円を支払うのかそれともその半額の200万円を支払うのかそれは購入者の考えや価値観によって違ってくるとは思うが、マツダ本社が慌ててハイブリッドやモデルチェンジをしなかったという理由もここにあるような気がする。
また、MAZDA2をチョイスする購入するユーザーは、きっと通勤車やセカンドカーとしての使い方が多いと思う。使い方にもよるが、郊外のようなところに住んでおり、渋滞が少ない土地柄であれば、ハイブリッドでなくてもよいのではという気がしてくる。
最近はどうしてもこの暑さからも地球上の異常気象の原因としてCO²による温室効果を取り上げ、内燃機関の車は犯罪者として思われがちであるが、意外にも内燃機関も素晴らしい性能を発揮しているということも忘れてはいけない気がする。
しかし、どうしても不満に思ったのが、低速での速度が乗るまでのタイムラグである。軽く踏み出して速度は上がると思いきやなかなか速度が上がらず、どうしても踏み足して初めて速度が乗ってくるのである。特に交差点で左折をして速度が落ちると思った速度になかなか届かなかった。
このエンジンは改良で搭載された高圧縮エンジンである。燃費も6.8%向上してトルクと出力の維持/向上に加え、軽快なレスポンスを確保したとされるエンジンである。確かに中・高速での不満は全くなかったが、この低速の不満はどうしても納得がいかなかった。マツダらしくないエンジンである。
そこで思いついたのが、欧州で販売された、マイルドハイブリッドのMAZDA2である。ヤリスのハイブリッドのOEMとは違い、MAZDA2に「e-SKYACTIV-G 1.5」というエンジンを搭載していたのである。もし、このマイルドハイブリッドを念頭にして開発されていたとすれば、このタイムラグをモーターの力でカバーができるのである。
もし、最後の商品改良をするとすればこの欧州で販売していた「e-SKYACTIV-G 1.5」を販売すれば、価格は上昇するが、決して他のモデルともどうにか上回ることはできずとも、それなりの販売台数を見込めるのではないだろうか。
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mazda2 | クルマ
Posted at
2025/07/05 21:13:28
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