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2025年05月13日 イイね!

一抹の不安…MAZDA2の行方

一抹の不安…MAZDA2の行方先日ネットニュースを見ていたら、フェルディナント・ヤマグチ氏のCX‐80の開発者マツダ 商品開発本部 主査 柴田浩平氏の対談が掲載されていた。本来限定の記事のため、いずれ見れなくなるかもしれない。

さて、その中でマツダがなぜミニバン市場から撤退したかということに触れ、次のように柴田氏が答えている。以下のその記事から…。

柴田浩平氏:我々も7年前までミニバンを持っていたからよく分かるのですが、あの土俵で勝負するのは得策ではないからです。
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フェルナンド山口氏:有り体にいえば、アル(ファード)・ヴェル(ファイア)、あるいはノア・ヴォク(シー)、セレナが強すぎるということですか。レッドオーシャン過ぎると。

柴:その通りです。ステップワゴンとノア・ヴォクとセレナ。あの手のミニバンの使い勝手は、間違いなく、ものすごく優れている。でもマツダがあえてその土俵に上って勝負しに行くのは賢明ではありません。
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F:マツダの規模からすると……。

柴:そうです。会社の規模から考えてやっぱり難しい。アル・ヴェルの市場になると、日産さんは結局エルグランドの新規開発を長らくやっていませんし※、ホンダさんも前はやっていたけれども、今はラインナップから外している。もともとあのクラスの市場はエルグランドが切り開いたはずなんです。でも今はすっかりアル・ヴェルの独壇場になってしまった。「俺のクルマはアルファード」といえるほどのネームバリューとステータス性ができている。周囲の人も「あれはいいクルマで、いくらぐらいして……」ということまで分かっている。それが成り立つような世界観が構築されているんです。
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さて、そこでピンときたことがある。BセグメントのDJことMAZDA2の存在である。
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Bセグメントは今やコンパクトカーの代名詞ともいえるフィット、ヤリス、ノートといったストロングハイブリッドの熾烈な販売台数の戦いが行われている。そこにあえてスズキからスイフトが投入されてはいるが、マツダが上記のようなミニバン市場から撤退した理由を考えると、MAZDA2を改めて投入するだろうかと考え始めた。つまり、明らかに価格とハイブリッドのコスト、燃費といった様々な制約の中でマツダの規模でハイブリッドを投入するだろうか?ましてやマイルドハイブリッドを投入しても勝ち目がないのは見えている気がするのだ。
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※ちなみにフィットの次期モデルはフェイスリフトをし、大幅改良するようだ。
ということはホンダも、電動化の潮流の中では、あまりコストをかけられないのかもしれない。ハイブリッドしては最後になるのだろうか?
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さて、話がそれたが、現在、世界的にはSUVブームが依然と続いている。あえて、そこにエントリーモデルとしてMAZDA2を投入するには、博打ともいえるのではないか?
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そうなると、背の低いMAZDA2のようなモデルよりも、CX-3のようなモデルのほうがまだ販売することに勝ち目があるように思える。
しかし、従来のCX‐3のように姉妹車を出すにはプラットホームを新たに開発する必要があるが、たった1車種のためにはコストがかかりすぎである。となると、現在のMAZDA3やCX‐30 のSMALL群のプラットホームを利用して車幅は広がるが全長を短くするのはできるのではないだろうか…。

ましてやMAZDA3,CX-30、MX-30、そして小型SUV(CX‐3後継)となればコストも下げられる。
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MAZDA2やデミオといったBセグメントのハッチバックに魅力を感じていた私にとってはとても信じがたい考えであるが、前述のミニバンの廃止の考え方がわかるとMAZDA2の廃止ということも真実味を帯びてくるような気がしてならない。
この予見が外れることを祈りたいのだが...。
Posted at 2025/05/13 20:37:09 | コメント(5) | トラックバック(0) | mazda2 | クルマ
2025年03月22日 イイね!

MAZDA2とCX-3は存続するのか

MAZDA2とCX-3は存続するのか先日マツダは「ライトアセット戦略」を公表してついに次期CX-5のデビューとSKYACTIV-Zとマツダのオリジナルのストロングハイブリッドの搭載をも発表した。また、中国ではどうも長安汽車との共同開発車のSUVも目撃されたようである。
また、こちらではMAZDA2とCX‐3の高価買取と商談会のイベントが模様されている。
となるとこのBセグメントの次期車両の開発はどうなっているのかが心配になってくる。
はっきり明言されているのは、タイで生産が予定されているマイルドハイブリッドの小型SUVである。文言上小型とされていることから、Cセグメントより小さいのではないかというのが大方の見方である。

さて、CX‐60はこのモデルを開発にあたり4種(60、70、80,90)の車種のプラットホームを共通化したわけだが、SMALL群はというとMAZDA3、CX-30、MX-30の新規(第7世代)のものとそれまでの第6世代に第7世代の考えを生かした6.5世代ともいえるCX-5と第6世代のMAZDA2CX‐3が存続する。
第7世代をMAZDA2にするのは困難だったという噂があったが、もしこの第7世代を小型SUVに適応できるようになっていたらどうだろう…。
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ここできちんと抑えないといけないのはこの予定されている小型SUVはマイルドハイブリッド(MHEV)とプラグインハイブリッド(PHEV)のエンジンになるということだ。つまりディーゼルの代替がプラグインハイブリッドになるのではないだろうか。
プラットホーム、エンジンが出そろえば、あとは市場の動向によっては販売が可能になってくる。タイで生産をするということはコストの削減、つまり国内では人件費などでコストが上昇することから価格が上昇してしまうからである。
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マツダにとってエントリーモデルは非常に重要である。今もってマツダの中にあってMAZDA2は一番の売れ筋モデルである。MAZDA2の販売台数が国内では、2万4652台に対してCX-3は8,050台である。それなのにたやすく他社のモデルのOEMに移行するだろうか。この販売台数からしてヤリスとヤリスハイブリッドになるとしたら疑問が残る。といのも、エンジンをMHEVとPHEVにすると公表しているのにはたしてトヨタ製のストロングハイブリッド用車種に搭載するのかということ、また販売台数からしてもSUVよりハッチバックの方がかなり売れていることを考えると自社開発するのではないかと思っている。
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さらには、この小型SUVを単独で生産するにはコストが上がってしまうのではないかということである。つまりLARGE商品群で4車種であるSMALL商品群でも現在3つである。そうなると小型SUVのために1車種とするにはコストが上がるような気がするのだ。既存のプラットホームならまだしも電動化に対応できているのかと考えるとあまりに第6世代では対応はできまい。そうなると現在のSMALL商品群の改良版か新規となるとやはり3つ程度の車種を開発してもおかしくない。そうなるとMAZDA2のHBとセダン、そしてSUVとなるのではないだろうか?
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したがって私の見方はMAZDA2もCX-3の次期車両はあると見込んでいる。もともとコンパクトカーであるから車両重量は軽いことからマイルドハイブリッドでも、燃費は伸びるだろうし、またバッテリーの搭載のためのスペースは小さく済むだろう。仮にSUVであればバッテリーの搭載スペースから車高をかさ上げしてプラグインハイブリッド用のバッテリーを搭載することも考えられる。

そう考えると小型SUVはMHEVとPHEVの両面で販売台数も見込める。MHEVはスタンダード、PHEVは高価でも付加価値を付ければ販売増につながるかもしれないからだ。一方でMAZDA2の場合は電動化の普及が難しい地域であってもMHEVであれば販売も可能であるし、国内でもまだセカンドカーとしてあるいは若者に価格を抑えることで販売増が見込めるかもしれない。
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よって私はMAZDAのBセグメントは他社のOEMに頼ることなく、自社開発をし、販売するとみるが、いかがだろうか?

Posted at 2025/03/22 13:54:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | mazda2 | クルマ
2024年07月13日 イイね!

マツダ2 ディーゼルエンジン廃止に寄せて

マツダ2 ディーゼルエンジン廃止に寄せてご存知の通り、マツダはついに1.5ℓディーゼルの廃止を決定した。その理由は、実路走行試験(リアルドライビングエミッション RDE)という、路上走行を含むディーゼル車の排ガス試験の強化されるからだという。これまで試験室内のローラ台上で実施していた試験を、実際に路上を走行して計測することになるのだそうだ。そして、これまでは台上試験の2倍までの値が許容されていた実路走行試験だが、今後は台上試験値の1.1倍までとかなり厳格化されるという。そのため、既存エンジンでは、10月から継続生産車に適用される排ガスの実路走行試験に適合が難しく、改良コストが見合わないと判断したとのこと。
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振り返ると2014年2月にコンセプトモデルが発表され、その中で1.5ℓディーゼルが搭載されることも発表された。
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さらに衝撃的だったのは、BSのテレビ番組ワールドビジネスサテライトでデミオの開発の模様が放送されたことだ。その中でコンパクトカーでありながら2.5ℓクラスのトルクを発揮するディーゼルエンジンは燃費とともにかなり魅力的に見えた。
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マツダは、きっとディーゼルの特性は都市部ではなく、長距離を走行する、あるいは高速道路を移動をする欧州を念頭に入れていたのではないかと言う気がする。つまりグランドツーリングカーとして資質をもたせたのではないか?国内でも、ディーゼルエンジンを購入するユーザーは長距離移動を主とする生活する人が多かったからだ。
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しかし、燃料代が高騰していく中で、ハイブリッドエンジンの車と同じように捉えられ、マツダの描いたユーザー以外の燃費を意識する短距離ユーザーまでが購入する事態になったのではないか。結果、短距離故に煤が溜まることが増え、エンジントラブルに繋がる事例が多くみられるようになった。そのため、マツダは週に何度か長距離運転することを勧めるようになった。
 その頃、同じように1.5ℓディーゼルエンジンを搭載したCX-3が課題をある程度解決する方策を取るために、排気量を1.8ℓに変更。さらに同じエンジンを搭載していたアクセラもモデルチェンジでMAZDA3では1.8ℓに排気量をアップ。
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 1.5ℓのディーゼルを搭載するのはデミオ/MAZDA2だけになった。時代はSUVブームのためきっとCX-3、CX-30などのディーゼルを選ぶ人は多かっただろうが、MAZDA2は近距離を主としたガソリンを選ぶ人が増えたのだろう。
マツダとしても今後は内燃機関をよりカーボンニュートラルに適応させるとなるとダウンサイジングではなく、ライトサイジングという視点に変わったのだろう。
1.5ℓをという小さい排気量よりは煤を含めた様々な課題を解決できる排気量はもっと大きい方が優位だと考えたのではないだろうか。
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さて、気になるのは今後のポストXDである。欧州ではトヨタヤリスハイブリッドのOEMモデルであるが、国内ではどうだろうか?
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欧州では徐々にCX-5の在庫販売になりつつあるという。また関係者が既に次期CX-5を見たという証言もあるようだ。ということは2ℓ程度のストロングハイブリッド完成しつつあるのではないか?今年度末には次期CX-5がデビューすれば、SMALL群にもプラットホームである程度の共用ができればCX-30やMAZDA3を搭載すると考える。しかし、世代として最古参のMAZDA2はきっとモデルチェンジをし、この2ℓのストロングハイブリッド搭載する可能性はあると思う。デビューから10年もあれば、次期モデルのエクステリアやインテリアのデザインは、かなり検討されているのではないかと思う。

今年度はまだモデルチェンジはしないだろうが、コンセプトモデルを発表し来年あたり、新しいMAZDA2がストロングハイブリッドを搭載してデビューするのではないか・・・そんな気がする。
Posted at 2024/07/13 22:45:42 | コメント(2) | トラックバック(0) | mazda2 | クルマ
2024年06月23日 イイね!

MAZDA2 2ℓモデルを深読みする。

MAZDA2 2ℓモデルを深読みする。ネット上では欧州のMAZDA3/CX-30は2.5ℓのモデルを発表したという。また、メキシコではMAZDA2の2.0ℓを搭載したモデルを投入したという。

マツダは以前排気量についてはライトサイジング、つまり車格に合わせた排気量であることがコスト面や燃費についても有利になることを公にしてきた。
それがMAZDA3の欧州でのeSKYATIV-Gであり、ダウンサイジングターボのAクラスや1シリーズより若干燃費が上回ることを実現している。


今回もそれぞれのモデルでの排気量アップは同様の考えなのだろうか…。
ふと、以前次期CX-5に搭載されるストロングハイブリッドの噂と今回の件をつなぎ合わせて考えてみた。
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ネット上では次期CX-5は電動化モデルとしてEVとストロングハイブリッドを搭載されると言われている。CX-5の重量から考えると、排気量は2.5ℓ程度と考えられる。また、廉価版となると2.0ℓとなってくるのだが、これにストロングハイブリッドシステムを加えるとどうだろう。2.0ℓでもモーターの駆動力である程度の加速は補えることになり、重量による不利を幾分か解消できるのではないか。

さて、ここにマツダという企業の危弱性を考えると、多種多様な排気量に合わせたハイブリッドシステムを取りそろえるのはコストが上昇してしまうのではないか。ましてや周囲のメーカーとの優位性を持ち続けるには人員と時間が必要になり、完成したエンジンを市場に出すのは遅れてしまう。ましてやMAZDA本体でも電動化へ向けて人員を増員している矢先である。

ならば、ストロングハイブリッドを2.0ℓ、2.5ℓに統一してはどうだろう。小排気量による加速面での不利はもちろん、製造と開発におけるコストを下げるともに、市場投入までの時間を削減できるのではないだろうか…。MAZDA2にしてもMAZDA3にしても排気量を上げるのは市場の中ではスポーツモデルのイメージが強いが、国産車の歴史において排気量は様々な事情から少しずつ大きくなってきた。
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MAZDA2やMAZDA3/CX-30において大き目の排気量とストロングハイブリッドの組み合わせはバッテリーの大きさと関係があるのかもしれないのだ。
小排気量にしてバッテリーを大きなものにすれば、速度が低/中速では、確かに加速面での燃費が軽減するし、走行中もエンジンを回す必要は少ない。しかし、速度が上がっていくとエンジンの負担が大きくなり、燃費は決して段違いに伸びるわけではない。さらには、バッテリー大きさは、コストは上昇させる可能性は高い。
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しかしながら、排気量の大きなエンジンに小さめのバッテリーであればどうだろうか、バッテリーの重量が小さくなり、加速ではエンジンとモーターでのバランスが取れると高速域でのバッテリーの負担は減り、エンジン側が排気量が大きくてもエンジンの回転数は高くならないので燃費は良くなるはずである。

そうなると市場での排気量の大きさに対する抵抗面が心配される。そこで市場に大き目の排気量のものを投入して市場にある程度のインパクトを与えて車格が上がることを印象付けておけば、多少の価格面でのリスクがあるが、受け入れられる購入層も出てくる。
Cセグメントは欧州ではマツダにとっては主戦場である。MAZDA3に2.0ℓと2.5ℓの両方あるいはどちらかのストロングハイブリッドを価格がそれまでに近ければ購入する層が出てくる。
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またMAZDA2でもスポーツモデルに近い形で2.0ℓのストロングハイブリッド投入すれば、走りも忘れない、環境にも優しいモデルとして受けいられるのではないか…。

そのための排気量アップと考えると、この時期の改良モデルを納得できるのではないか・・・
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そして先日のこのモデルについても仮に2.5ℓであっても、スポーツモデルとして2.5ℓを投入し、いずれ価格が上昇しても受け入れやすくなるとともに排気量が上がってもも購入層は受け入れられる‥‥。

しかし、これはあくまでも個人的見解であることはご了承いただきたい。
Posted at 2024/06/23 21:59:07 | コメント(1) | トラックバック(0) | mazda2 | クルマ
2024年02月23日 イイね!

MAZDA2(ガソリン)VSヤリスハイブリッドVS新型スイフト 2/24追記

MAZDA2(ガソリン)VSヤリスハイブリッドVS新型スイフト 2/24追記偶然にして最近この3台に乗る機会があったので印象をもとに比較をしてみたい。ただし、個人の偏った経験や印象もあるのでそこはご了承いただきたい。

普段から触れることができるのはMAZDA2、レンタカーで乗ったのがヤリスハイブリッド、ディーラーで試乗したのが新型スイフトである。
エクステリア(スリーサイズ)について
エクステリアは3台ともほぼ拮抗していて大きな差が無いように感じる。ただし、MAZDA2は4mを超える全長のため、フェリーなどの移動の際は運賃が変わる。
詳細を一覧にしてみた。
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数値だけでみるとMAZDA2が大柄であるが、乗ってみると差はあまりないいという気がした。運転する分にも差はなく、取り回し云々はほぼ変わらないと思う。
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インテリア(シート、メーターパネルetc)
シートのフィーリングで意外に良かったのはヤリスハイブリッドである。ヘッドレストがシートの背面に繋がっているのでどうだろうと思っていたが、背もたれがハイバックになり包み込む印象があった。柔らかさではMAZDA2である。腰を包み込むようなフィーリングでヘッドレストがきっちり頭部を後ろから支えるのは、MAZDA車特有の座らせ方である。反対にシートの座面の硬さできちっと座らせるのスイフトであった。沈み込みが少なくランバーサポートでしっかり支えるのはスポーツシートのような印象がある。真逆の印象で座ったときにずっぽりと風呂に入ったようになるのがMAZDA2である。スイフトはウィンドウ下部が低いのか、視界が広がっているように感じた。ヤリスハイブリッドは中間というところか。
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また、運転席のドアノブについて見過ごしやすいところで、印象が薄く自然に操作できるのは、MAZDA2とスイフトである。ヤリスハイブリッドはウィンドウスイッチが上部にありドアノブがその下にあるため、慣れないと探すことになる。またウィンドウの操作は意識して腕の位置を上げて操作するような感じがあった。
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スイフトも似ているところがあり、ドアノブは上部、ウィンドウスイッチは下部にあることから操作はしやすいように思えた。
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MAZDA2は上記のようにあまり癖のない分素直に操作がしやすいようにい思える。

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リアシートは一番印象が良いのはMAZDA2である。シートが平板ではなくそれなり腰を支え、安定できるような出っ張りがある。それはヤリスハイブリッドも同様である。しかし、ヤリスハイブリッドは後部座席に座るとかかとが手前に引けず、強制的に前へ出すような感じあるのに対してMAZDA2は幾分余裕がある。
 また、スイフトは明らかに平板で運転席と同じような印象である。ただ、支える出っ張り少なく、ゆったり座るというよりも近距離なら大丈夫というような感があった。

運転席のメーターや操作感
運転席に座って印象がいいのはMAZDA2である。必要なインフォメーションをセンターの画面、あるいはメーターの中に表示する。速度とナビの進行方向についてはヘッドupディスプレイに表示する。
ヤリスハイブリッドは、様々なインフォメーションをメーターの中央に表示する。しかし、表示の見方分かりやすいが、運転中にある程度注視する時間が長くなるような気がする。ナビ画面はそれなり大きいが、運転に関するものはMAZDA2の方が多い。
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画像は商品改良前。現在は横長に広がっていることからより視線に対する圧迫感はない。
スイフトは3車の中では、センター画面が一番大きくナビの表示は見やすい。だからといって運転がしにくいわけではない。ナビは見やすいという長所である。しかし、運転に必要な情報はこの画面に出るのはあまりなく、メータークラスターの中である。
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ステアリングスイッチについては運転に集中できるのはMAZDA2である。スイフトは以前のトヨタやホンダのようにステアリングのボタンが集中していないので自然には触れないと思う。ヤリスはステアリングスイッチがMAZDA車のようにスポークに集中していることから運転に集中できるんだろうと思う。
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走行フィール
乗り心地の面から言えばMAZDA2がやさしく、突き上げ感が少なく振動が少ない分上質に思える。ヤリスハイブリッドは突き上げ感がそれなりに拾うところがあるが、不満にはならないと思われる。この2車に比べスイフトは凹凸を拾うことから、スポーティ感があると思う人も多いだろう。
加速(低速から中速にかけて)については、やはりヤリスハイブリッドである。モーターによる加速がぐいぐいとあり、その軽い車重と相まって、シグナルグランプリでは決して引けは取らないと思う。活発な3気筒を一番感じるのはスイフトである。トルク感もりもりの加速は決してワンクラス上の車とも互角に思わせるところがある。その点MAZDA2はさすがに110psとはいえ2車に比べると今一つだと思えた。

しかし、一定の速度になるとこの印象が変わってくる。MAZDA2はエンジン音がかき消されるようにかなり静かな室内空間を得られるのである。ヤリスハイブリッドはタイヤのノイズが室内に入ってくるし、スイフトはエンジン音は最初から確実にエンジンの回転に合わせて聞こえてくる。ヤリスハイブリッドはモーター走行の時はロードノイズだけだが、エンジンが回ってくるとそのエンジン音は速度に関係なく入ってくる。
この違いはカタログでの最終減速比からも見て取れると思う。
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スイフトは最終減速比が大きく、ヤリスハイブリッドは小さい。ヤリスハイブリッドの場合、低中速はモーターで加速するため、エンジンの負担が少ないため、ハイギアードである。しかし、ハイブリッドはモーターでのアシストが高速道路ではあまり効かないこともあって郊外モードの方が燃費が良いようである。スイフトは排気量が小さいためローギアードである。エンジンが高回転になり、モーターとのアシストもあって加速が良いのがこの数値からもわかる。1.2ℓでありながら1.5ℓのMAZDA2と遜色なく走れるのは、このローギアードの設定であるからだと思われる。したがって加速時の室内に侵入してくるエンジン音は結構聞こえるのもこのためだ。
MAZDA2は、それらの中間である。
このことからどちらかというとスイフトは市街地や郊外主体と考えられる。また、ヤリスハイブリッドは全般的にそつなくこなすことができるが、郊外の方が燃費が良いようだ。MAZDA2はその中間ということも言える。MAZDA2はアシストはないが、排気量はスイフトに比べ、そこまで回さずに加速ができる。
(以上 2/24追記)
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では、3車について印象を一言で表す
と燃費と加速のヤリスハイブリッド、スポーティ感の演出のあるスイフト、グランド―ツーリング可能なMAZDA2と言えると思う。言い換えると、特に燃費を気にするあるいは維持費を抑えたいというのであれば、ヤリスハイブリッドであろう。とにかくエンジン音や加速を楽しみたいというのであれば、スイフトであろう。そしてMAZDA2はスイフトとは真逆で大人の車ということになるように思える。
3車ともクルーズコントロールを装着できることを考えれば、長距離云々の差は燃費と疲労感が気になる事だろう。そうなるとヤリスハイブリッドはうまくまとめられていると思う。スイフトは振動を拾うことやエンジン音から疲労度は高いと思われる。それに比べMAZDA2は先述の通り優しい乗り心地でエンジン音も走り出せば、静かになることを考えれば疲労度は少ないのではないか。
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したがって3車の選び方は、それぞれ人によって変わるだろう。車の満足感は人それぞれであるから、スタイリング重視、維持費重視、運転フィール重視、使用感重視と多岐にわたる。自分の使用頻度や走行シーンを思い描きながら購入をされることをお勧めしたい。

Posted at 2024/02/23 10:35:31 | コメント(1) | トラックバック(0) | mazda2 | クルマ

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「トラックドライバーの方々が羨ましい〜 "鹿児島市・トラックターミナル食堂 毎日米50kg使う飲食店 古米の味は?" https://l.smartnews.com/m-lHm2YGk/NMW1k5
何シテル?   06/12 22:21
妙にこだわりのあるへんなやつですがよろしくお願いします。あまりうまくしゃべれません・・・・人付き合いが下手です。泣 最近、突然フォローの申請をされる方がおられ...
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