2015年06月08日
マツダとトヨタの業務提携は以前からナビでG-bookを使えたり、最近ではハイブリッドエンジンの供給されたりやメキシコ工場でサイオンブランドの生産・販売が始まったりと、それまでのことがあったので決して驚きはしなかったけれども、雑誌等ではいろんな報道がされている。
では、業務提携とは一体何だろうと思って「ウィキ」で見てみると・・・。
技術開発・供与、生産、資材調達、物流、人材交流、販売促進など、さまざまな提携方法がある。同時に資本を持ち合う資本提携が行われる場合もある。相互の企業が経営的には独立性を保ちながら協力し合うというところを特徴とし、合併や買収といったM&Aとは一線を画する。企業の経営的独立性が保て、提携の解消が可能であるメリットがある反面、継続性の保証や金融面での支援などが期待できない。
とあった。
だから、マツダがスバルのように傘下に入るわけではないが、トヨタとかなり近くなったことは言うまでもない。 あるサイトでは
業務提携<資本提携<経営統合<合併
とあった。 そうすると過去の歴史から
業務提携 トヨタとマツダ
資本提携 トヨタとスバル トヨタとダイハツ
日産とルノー
資本提携は株の取得に比率によっては完全子会社になる場合がある。
経営統合 日野自動車といすゞ自動車(バス部門)
フィアットとクライスラー
合 併 プリンスと日産
というような具体例がある。
互いの独立性を保つということから考えると、マツダにとってはとても良い条件と言える。
報道にあるようにマツダにはディーゼルについては一日の長がある。
またマツダには水素エンジンの技術はあるが、水素を使った燃料電池についてはトヨタの方に先進性がある。
また、マツダはトヨタブランドとして姉妹車を作ること(OEM車)は、プラットホームにかかるコストを抑え、自社のブランドの価格の上昇を抑えることができるわけだ。
逆にトヨタにすれば、マツダの提携によってはディーゼル搭載の大型SUVへの搭載が可能となるだろうし、世界各地の市場に適した開発に追われる業務やコストを削減できるだろう。(最近はヴィッツやカローラだけでも市場によって違うものになってきている 例中国と国内のヴィッツは別物 国内のカローラと米国のカローラは別物) また、マツダの第2世代のSKYACTV-Gを搭載できれば、トヨタとしても販売が他社より有利になるわけだ。
安全技術についても両社が互いの衝突被害軽減ブレーキの開発費用を抑え、技術交流が行われれば、これも大きな成果となってくると思われる。
では、これから、どうなるのかだが・・・。マツダにとってはデミオやアクセラクラスをOEMで前面に押せば、コストを下げられる。また雑誌の報道にあるように現在のフィアットとの提携にあるロードスターのプラットホームをトヨタが使用することで、RX-8のようなスポーティーカーの生産もやりやすくなると思われる。さらには、エンジンについて燃料電池車の技術供与が可能になるとカリフォルニアの厳しい規制もクリアできると同時に制裁金を払わなくて済むわけだ。また今後さらに厳しいEURO-xにも対応可能だと思われる。
それはトヨタにしても同様であのプリウスでさえ、カリフォルニアの規制に対応できなくなった今、ディーゼルと燃料電池車、さらにマツダのガソリンエンジンの技術供与があればハイブリッドはさらに燃費はよくなり、厳しい基準をクリアできるわけだ。
また、次世代のユニットについても、三菱・日産の電気自動車に対抗すべく、マツダとトヨタの水素による燃料電池車で対抗ができるわけだ。多分にこれに資本提携しているスバル、ダイハツが追従するとなるとさらに燃料電池車が有利になるわけだ。
しかし・・・しかし・・・である。
これはあくまでもこれは両社の経営状態が順調にいった場合である。今までも中東紛争による石油危機、バブル景気の崩壊、リーマンショックなど多くの企業を経営困難になる状況が起きたことを考えると決してこれから安泰というわけではない。
もし、このような際はどうなるだろうか。まず経営が危うくなったときどれだけのトヨタのテコ入れがあるかは疑問。トヨタグループがそれだけの企業を支えられるだろうか・・・。スバル・ダイハツ・日野・・・。さらに子会社もある・・・そんなトヨタグループが広島の企業に傘をかけてくれるだろうか。たださえ、コストをカットすることを考えると難しい気がする。
また、マツダが自社生産で燃料電池車のユニットを開発するのにどの程度の時間がかかるだろうか。トヨタからの技術供与があっても今度はインフラの整備にどれだけの時間を要するか・・・。
不安要素がないわけではない。それだけこれからの行く末は混とんとしている。
最後に気になる国内でのマツダバッジのトヨタ車 トヨタバッジのマツダ車が出るかどうかだが・・・。
国内ではそれぞれにバッティングする市場が多い(デミオとヴィッツ アクセラとオーリス アテンザとマークX?CX-5とハリアー?)ことからも販売に分が悪いマツダとしては嫌うかもしれない。
個人的には海外市場でのお互いの住み分けのような形になるのではないか・・・。そんな気がする。
ただし、スズキの例やプレマシーとラフェスタハイウェイスターの関係のように双方でグレードをそろえ、販売力のトヨタによって安定した生産が見込めれば、出現する可能性はあるが・・・・。マツダファンは許すだろうか?
Posted at 2015/06/08 23:03:09 | |
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mazda | 日記
2015年02月15日
CX-3がついにディーラーに配置されたようだ。
ロードスターは6月だという。
しかし…マツダの販売で残り半年を何もない状態で売り上げは持つだろうか?
年末のころまで武器がCX-3・ロードスターで大丈夫だろうか?
CX-3とて結構な高額な車だし、ロードスターもヒットはすれどデミオほどでないだろう。
じゃ昨年は…
2014年は9月上旬にデミオが登場
同年 12月にアテンザ・CX-5の大幅改良
となっていた。
その他 軽自動車では
やはりデミオとほぼ同時期に8月にフレアのマイチェン
キャロルが12月に登場している。
もちろん販売はそれから1~2か月ずれ込むわけだが。
2013年は
2013年 1月 プレマシーのマイチェン
同年 3月 フレアワゴン登場
同年 5月 ビアンテのマイチェン
同年 11月 アクセラ登場
その前はというと
2012年2月にCX-5
同年11月にアテンザ
ただしデミオは3・4月、12月に特別仕様を販売
これらのことから考えると、やはり2015年後半に旬な車がない。
年末に話題性のある商品がないというのはどうだろう。
そうなると…デミオ、アクセラ…となるが…
そうだ…プレマシーには何もテコ入れがされてない。
ホンダからはジェイドが新しく投入されているし、
プリウスαは昨年マイチェンを済ませている。
戦力的にミニバンの手がないマツダとしてはミニバンが欲しいと思う。
そうするとプレマシーのモデルチェンジか?
いや2年経って商品力が落ちてくるアクセラの大幅改良(マイチェン)?
デミオの特別仕様ということもある。
果たしてマツダは今年の後半はどんな手を打ってくるのだろう?
一番出しやすい手はデミオの特別仕様だと思うが…。
Posted at 2015/02/15 23:09:59 | |
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mazda | クルマ